超恒常 【チョウコウジョウ】
overconstancy
事物のさまざまな知覚的特性は,日常的な条件のもとでは
遠刺激に近く,還元条件のもとでは
近刺激の性質を示し,多くの場合,両者の中間的な性質を示す。すなわち,
恒常度指数は0と1の間の値を示す。ところが,観察・教示条件によって恒常度指数が1よりも大きくなる場合がある。これを通常,超恒常(性)とよぶ。ただし,大きさの恒常性の研究では,上記の定義のほかに,
標準刺激の観察距離が増大するのに伴って,比較刺激の大きさが増大する場合を超恒常とよぶことがある。
→恒常現象 →恒常度指数
◆東山篤規