タンパク質 【タンパクシツ】🔗⭐🔉振
タンパク質 【タンパクシツ】
protein
生体を構成する主要な高分子化合物であり,酵素活性をもつもの,膜に存在し物質輸送や情報を伝達するもの,細胞骨格系を形成するものなど数多くの種類が存在し,細胞の構造維持や機能発現を実際に担っている。タンパク質を構成するアミノ酸は20種類で,
メッセンジャーRNA上のコドンに従って,L-α-アミノ酸がペプチド結合によって重合してポリペプチド鎖が形成される。アミノ酸のみからなる単純タンパク質のほかに,糖タンパク質,脂質タンパク質,金属タンパク質などのアミノ酸以外の化合物を含む複合タンパク質がある。タンパク質のアミノ酸配列による一次構造,α-ヘリックス,β-シート構造による二次構造,それらが折りたたまれた三次構造,複数のサブユニットからなる四次構造が,タンパク質の機能発現に深い関わりをもつと考えられている。
→RNA →遺伝子 →記憶物質 →視物質 →嗅細胞 →イオン・チャネル →Gタンパク質
◆津田正明

心理学辞典 ページ 1466 での【タンパクシツ】単語。