大脳化 【ダイノウカ】
encephalization
系統発生的にみて,動物が高等になるほど
中枢神経系も進化し,
脳のなかで
大脳皮質の占める割合が増える。それとともに,下等動物では低次の中枢に支配されていた機能が,高等動物ではより高次の中枢に支配されるようになり,大脳皮質の果たす役割が増大する。これを大脳化という。たとえば,視覚中枢は魚類や鳥類では被蓋にあるが,ネズミでは
後頭葉にあり,高等動物になるほど後頭葉損傷によって重い
視覚障害を起こすようになる。
→脳 →大脳皮質 →中枢化
◆浜村良久
心理学辞典 ページ 1427 での【大脳化 】単語。