ウェルニッケ領域 【ウェルニッケリョウイキ】🔗⭐🔉振
ウェルニッケ領域 【ウェルニッケリョウイキ】
Wernicke's area
ウェルニッケが1874年に発見した
言語中枢の一つ。発語は流暢だが言語理解に困難を示した
失語症(
感覚性失語)患者の
脳の剖検に基づいて確立された。ウェルニッケ領野,ウェルニッケ中枢(center)ともいう。左
大脳半球の第一側頭回の後部1/3の領域で,
ブローカの発見した発語中枢(左半球第三前頭回後部)に対して,聴覚的言語理解の中枢とされている。ウェルニッケはここに聴覚性言語記憶像が保存されていると考えた。この領域の損傷によって,自発語は流暢で環境音の認知はよいが,言語音の認知や言語性の記憶が障害される感覚性失語(ウェルニッケ失語)が生じる。
→失語 →感覚性失語 →運動性失語 →ブローカ領域
◆坂爪一幸







心理学辞典 ページ 140 での【ウェルニッケリョウイキ】単語。