ウェルトハイマー 【ウェルトハイマー】🔗⭐🔉振
ウェルトハイマー 【ウェルトハイマー】
Wertheimer, Max(1880-1943)
ゲシュタルト心理学の創始者。プラハに生まれ,ヴュルツブルク大学で学位を得,1910年よりフランクフルト大学に,次いで18年よりベルリン大学に籍を置き,29年から33年までフランクフルト大学の教授をつとめた。33年にはナチス政権を逃れてアメリカに移住し,ニューヨークの新社会研究学院の教授となり,そこでその生涯を閉じた。1910年から実験を手がけ,12年にその成果を発表した
仮現運動は,要素的な
感覚が機械的に連合して合成されたモザイクのようなものと考える
要素主義心理学では説明できず,要素に還元できない,全体としてのまとまりからかもしだされる構造的特性とでもいうべき
ゲシュタルトの現れと見なされた。また,
視野のなかで
図と地が分化し,さらに図がまとまって群をつくる
体制化の過程,およびそれらが簡潔・単純な方向に向かって起こるという
プレグナンツの傾向が,秩序ある知覚世界を成立させていることを図形例を用いて説いた。
→vid.文献
◆上村保子









心理学辞典 ページ 138 での【ウェルトハイマー】単語。