宣言的記憶 【センゲンテキキオク】🔗⭐🔉振
宣言的記憶 【センゲンテキキオク】
declarative memory
言葉やイメージで表現することのできる,事実に関する
記憶のことをいう。
エピソード記憶(例:「きのう田中君を見た」という経験の記憶)と
意味記憶(例:「東京は日本の首都である」という知識の記憶)を含む用語である。宣言的記憶と対になる用語は,
手続記憶である。手続記憶は,一定の認知活動や行動のなかに組み込まれている記憶であり,必ずしも言葉やイメージで他人に伝えることができるとは限らない記憶である。いわば,いつも意識下で働いている記憶である。これに対して宣言的記憶は,言葉やイメージで意識化できる記憶である。宣言的記憶は,エピソード記憶と意味記憶に,機能的にも内容的にも区分できるとする考え方もあるが,
命題ネットワーク・モデルなどで表現し,区分する必要性を認めない考え方もある。
→エピソード記憶 →意味記憶 →手続記憶
◆太田信夫





心理学辞典 ページ 1331 での【宣言的記憶 】単語。