新皮質 【シンヒシツ】🔗⭐🔉振
新皮質 【シンヒシツ】
neocortex
大脳皮質のうち,
系統発生的に最も新しく分化した皮質。新皮質は,個体発生の過程で少なくとも一回6層形成を行う等皮質(isocortex)でもある。新皮質は,基本的に,第
層の分子層,第
層の外顆粒層,第
層の外錐体層,第
層の内顆粒層,第
層の内錐体層,第
層の多形層からなる。これらの6層のうち,第
層と第
層を顆粒上層,第
層と第
層を顆粒下層とよぶ。新皮質のなかでも最も典型的な6層構造をもつ領域は,同型皮質(homotypical cortex)とよばれ,系統発生的にも最も新しい新皮質で
連合野に相当する。ちなみに,6層よりも多くなったり,少なくなる皮質を異型皮質(heterotypical cortex)とよび,
感覚野や
運動野がそれに当たる。さらに,新皮質は,6層構造の様式(
細胞構築)にさまざまな変異がみられ,多くの領野に分類されている。
大脳辺縁系に属する
中間皮質も新皮質に含まれる。
→大脳皮質 →連合野 →中間皮質
◆靱負正雄


















心理学辞典 ページ 1172 での【新皮質 】単語。