色の現れ方 【イロノアラワレカタ】🔗⭐🔉振
色の現れ方 【イロノアラワレカタ】
modes of appearance of color
分光分布特性が全く同じであっても,たとえばそれを光源の
色として見るか物体の表面の色として見るかで,その色の見え方が異なることがある。ドイツの
ゲシュタルト心理学者の
カッツは,色知覚におけるこの色の現れ方の重要性を指摘し,色の現れ方を分類・記述した。
還元衝立ついたての小穴を通して観察するような場合の色の見え方である
開口色(面色),最も一般的な物体の表面としての色の見え方である
表面色,色水が水槽に入っている場合のようにその色に三次元的な厚みが感じられるような見え方である
空間色などがその代表的なものである。前記の開口色,表面色に透明感の加わった
透明面色,
透明表面色もある。また,静かな水面のような鏡面状の表面に映って見える色の見え方を
鏡映色という。その他,つやの感じられる色の見え方である
光沢,光っている印象の色の見え方である
光輝,真赤に熱せられた鉄のように内側からも光を発しているような色の見え方である灼熱(glow)などがある。
→還元衝立 →開口色 →表面色 →空間色 →透明面色 →透明表面色 →鏡映色 →光沢 →光輝
◆日比野治雄












心理学辞典 ページ 115 での【イロノアラワレカタ】単語。