触空間閾 【ショククウカンイキ】🔗⭐🔉振
触空間閾 【ショククウカンイキ】
tactual space limen
触二点弁別閾いき(tactual two-point limen),あるいはたんに二点閾(two-point threshold ; two-point limen)ともいわれ,
触覚の解像力の指標となっている。これは,皮膚上の離れた位置に2点が同時に呈示されたとき,2個の点であることがわかる臨界距離のことである。ウェインステイン(Weinstein, S.1968)の測定結果では,指先で約3mm,背中で約40mmというように,四肢末梢は身幹より小さい値を示す。また,定位の誤差もこの範疇に入る。これは空間的に異なる位置に2個の
刺激を継時的に呈示し,同じ位置と判断された2点間の最小距離である。この場合には,二点弁別閾より小さくなる。近年,二点弁別閾より小さい解像力を示すハイパーアキュイティ(hyperacuity)が測定された。その一つが移動距離閾である。これは図のようにかなり小さい値を示す。
図表
→触覚 →弁別閾
→vid.文献
◆和気典二



心理学辞典 ページ 1100 での【触空間閾 】単語。