衝動 【ショウドウ】🔗⭐🔉振
衝動 【ショウドウ】
impulse ; drive ; instinct[E] ; Trieb[G]
動因の一種であり,その強度が大きく,本能的あるいは非反省的な
行動を引き起こす原因となるもの。同じく行動生起の原因として考えられる生理学的
欲求や
情動の概念と重複するところも多く,明確に定義することは困難である。
S. フロイトは,衝動(Trieb)を一種の生得的かつ心的なエネルギーとして捉え,生の衝動(Lebenstrieb,
エロス)と死の衝動(Todestrieb,
死の本能)とが行動や人格を支配するとした。また,比較行動学(
エソロジー)の分野では
ローレンツが,衝動に伴う本能的行動が長期間にわたって解発されない時に生ずる
真空活動や
転位行動の例をあげ,衝動の累積性について述べている(衝動の累積仮説)。
→動機づけ →動因/誘因 →真空活動
◆赤井誠生











心理学辞典 ページ 1069 での【衝動 】単語。