広辞苑の検索結果 (42)
おお【大】オホ🔗⭐🔉振
おお【大】オホ
〔接頭〕
①広大または多量の意を表す。「―川」「―雪」↔小こ・お。
②尊敬または讃美の意を表す。「―君」「―江戸」
③程度が大きくはげしい意を表す。「―あわて」「―いばり」
④血筋の順序で、上位の意を表す。「―おじ」
⑤重要の意を表す。「―勝負」
⑥最後極限の意を表す。「―晦日」「―詰め」
⑦全体にわたる意を表す。「―づかみ」
おお‐あしらい【大あしらい】オホアシラヒ🔗⭐🔉振
おお‐あしらい【大あしらい】オホアシラヒ
おおまかにあしらうこと。丁重にもてなさないこと。
おおい【大・正】オホイ🔗⭐🔉振
おおい【大・正】オホイ
〔接頭〕
⇒おおき[二]2・3。「大監物おおいおろしもののつかさ」「正三位おおいみつのくらい」↔少すない↔従ひろい
おおい‐なる【大いなる】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】オホイ‥
(オオキナルの音便)大きい。大変な。
おおいなるいさん【大いなる遺産】オホイ‥ヰ‥🔗⭐🔉振
おおいなるいさん【大いなる遺産】オホイ‥ヰ‥
(Great Expectations)ディケンズの小説。1860〜61年刊。貧しい孤児ピップの人間的成長を通じて、金銭欲につかれたヴィクトリア朝の社会と人間を批判。
おおいなるげんえい【大いなる幻影】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおいなるげんえい【大いなる幻影】オホイ‥
(La grande illusion フランス)フランス映画の題名。J.ルノワール監督、1937年作。第一次大戦でドイツの捕虜となったフランス軍飛行士らがスイスに脱走する物語で、国家を超えるヒューマニズムと反戦精神を描く。ジャン=ギャバンら出演。
おおい‐に【大いに】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおい‐に【大いに】オホイ‥
〔副〕
(オオキニの音便)非常に。はなはだ。たくさん。「―努力してほしい」「―楽しんだ」
おお‐かぶり【大かぶり】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐かぶり【大かぶり】オホ‥
(大いに毛氈もうせんをかぶるの意)大しくじり。洒落本、古契三娼「知れると―さ」→毛氈をかぶる
おおき【大】オホキ🔗⭐🔉振
おおき【大】オホキ
(多シと同源のオホ(大)シの連体形。音便によりオホイとなる)
[一]〔名〕
①大きいこと。竹取物語「海の上にただよへる山、いと―にてあり」
②甚だしいこと。竹取物語「み命の危さこそ―なる障りなれば」
[二]〔接頭〕
①大きい、偉大な、の意。万葉集3「古の―聖」。万葉集20「―海のみなそこ深く」
②同官で上位のもの。天武紀上「大納言おおきものもうすつかさ蘇賀果安臣」↔少すなき。
③(「正」と書く)(位階は、古く大・広に分かれたので)正位。古今和歌集序「―みつのくらゐ柿本人麻呂」↔従ひろき
おおき・い【大きい】オホキイ🔗⭐🔉振
おおき・い【大きい】オホキイ
〔形〕
(室町以後の語。オホキを形容詞化したもの)
①(物の形にいう)容積・身長などが多くの場所を占めている。かさ張っている。狂言、千鳥「―・うはござれども、そこさへ千鳥ぢやと思し召せば済む事でござる」。「―・い荷物を背負う」
②量が多い。程度がはなはだしい。ひどい。狂言、長光「人の太刀に手を掛くるとは―・い盗人めぢや」。「身代が―・い」「声が―・い」「―・く違う」
③範囲が広い。規模がすぐれている。「―・い計画」
④包容力がある。度量がある。「人物が―・い」
⑤年齢が上である。「―・い姉さん」「―・くなったら」
⑥大げさである。「―・いことをいう」
おおき‐な【大きな】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐な【大きな】オホキ‥
〔連体〕
(室町以後の語。文語オホキナリの連体形から)大きい。「小さいからだに―望み」「―事をいう」↔小さな。
⇒おおきな‐かお【大きな顔】
⇒おおきな‐ものがたり【大きな物語】
⇒大きなお世話
⇒大きな口を利く
○大きなお世話おおきなおせわ🔗⭐🔉振
○大きなお世話おおきなおせわ
いらぬお節介はかえって迷惑だ。
⇒おおき‐な【大きな】
おおきな‐かお【大きな顔】オホキ‥カホ🔗⭐🔉振
おおきな‐かお【大きな顔】オホキ‥カホ
①いばった顔つき。「―をして出入りする」
②悪いことをしながら平然とした様子をするさま。「―でいる」
⇒おおき‐な【大きな】
○大きな口を利くおおきなくちをきく🔗⭐🔉振
○大きな口を利くおおきなくちをきく
その人にはふさわしくない大きな事を言う。大きな口をたたく。「よくもそんな大きな口が利けたものだ」
⇒おおき‐な【大きな】
おおきな‐ものがたり【大きな物語】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおきな‐ものがたり【大きな物語】オホキ‥
(grand récit フランス)リオタールの用語。キリスト教・啓蒙主義的理性・マルクス主義などの大きなイデオロギーのこと。
⇒おおき‐な【大きな】
おおき‐に【大きに】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐に【大きに】オホキ‥
〔副〕
(室町時代以後の語。文語オホキナリの連用形から)
①非常に。大いに。迷惑なことを非難し、また皮肉にいう時にも使う。「―お世話だ」
②「おおきにありがとう」の略。関西地方などで広く使われる。
おおき‐やか【大きやか】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐やか【大きやか】オホキ‥
大きい感じのするさま。おおがら。源氏物語少女「―なるわらはの」
おお・し【大し】オホシ🔗⭐🔉振
おおずけ‐な・い【大づけない】オホヅケ‥🔗⭐🔉振
おおずけ‐な・い【大づけない】オホヅケ‥
〔形〕
おとなげない。浄瑠璃、伽羅先代萩「―・うて哀れなり」
おお‐だら【大だら】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐だら【大だら】オホ‥
(「大だんびら」の転)幅のひろい刀。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「男の丸腰も見苦しいと、―腰にぼつ込む所を」
おお‐どた【大どた】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐どた【大どた】オホ‥
(取引用語)相場がちょうどで、端数のないこと。金額が大きい場合にいう。
おお‐とろ【大とろ】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐とろ【大とろ】オホ‥
マグロのとろのうち、最も脂肪分に富み濃厚な味の部分。
おお‐どろ【大どろ】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐どろ【大どろ】オホ‥
歌舞伎囃子の一つ。どろどろを大きく(強く)打つもの。幽霊・妖怪などの出入に用いる。大どろどろ。
おお‐のら【大のら】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐のら【大のら】オホ‥
大のなまけもの。浄瑠璃、長町女腹切「やあ此の半七の―めは」
おっき・い【大っきい】🔗⭐🔉振
おっき・い【大っきい】
〔形〕
(オオキイの促音化)大きい。「―・い車」
だい【大】🔗⭐🔉振
だい【大】
(呉音。漢音はタイ)
①おおきいこと。おおきいもの。おおきさ。「声を―にする」「あずき―」↔小。
②(中・少に対する)最上級のもの。「―納言」
③程度の甚だしいこと。おおいに。「―の酒好き」「―嫌い」
④美称また敬称として用いる。「大兄たいけい」
⑤同名のものを区別するとき、上位または一次的な方に添える語。「―戴」「―デュマ」
⑥大の月。太陽暦で31日、太陰暦で30日である月。日葡辞書「コノツキハダイデゴザル」
⑦太閤検地以前の地積の単位。1段の3分の2、すなわち240歩。大歩だいぶ。→小→半。
⑧大学の略。
⇒大なり小なり
⇒大の虫を生かして小の虫を殺す
⇒大は小を兼ねる
たい‐し‐た【大した】🔗⭐🔉振
たい‐し‐た【大した】
〔連体〕
①非常な。大変な。おどろくべき。「―人数だ」「―ものだ」
②(打消を伴って)とりたてていうほどの。「―事はない」
たい‐し‐て【大して】🔗⭐🔉振
たい‐し‐て【大して】
〔副〕
①(明治期の用法)大いに。非常に。
②(打消を伴って)とりあげていうほど。それほど。「―面白くない」
だい‐それ‐た【大それた】🔗⭐🔉振
だい‐それ‐た【大それた】
〔連体〕
甚だしく道理からはずれた。とんでもない。けしからぬ。浄瑠璃、伽羅先代萩「下郎めが―偽り言」。「―事をしでかす」
だい‐だい【大大】🔗⭐🔉振
だい‐だい【大大】
大きなさま。
⇒だいだい‐てき【大大的】
だいだい‐てき【大大的】🔗⭐🔉振
だいだい‐てき【大大的】
きわめて大がかりに物事を行うさま。「―に宣伝する」
⇒だい‐だい【大大】
○大なり小なりだいなりしょうなり🔗⭐🔉振
○大なり小なりだいなりしょうなり
大きかろうが小さかろうが。大小に拘わらず。程度の差こそあれ。多少は。大なれ小なれ。
⇒だい【大】
だい‐の【大の】🔗⭐🔉振
だい‐の【大の】
〔連体〕
①体も大きく良識もある一人前の。「―おとな」
②非常な。たいへんな。「―好物」
⇒だいの‐おとこ【大の男】
だいの‐おとこ【大の男】‥ヲトコ🔗⭐🔉振
だいの‐おとこ【大の男】‥ヲトコ
一人前の男のことを強調していう語。「―が泣くんじゃない」
⇒だい‐の【大の】
だい‐の‐こ【大の子】🔗⭐🔉振
だい‐の‐こ【大の子】
小正月の祝木いわいぎ。削り掛けの一種。東海地方で豊産のまじないに用いる。「だいのほこ」と呼ぶ地方もある。
だい‐の‐じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい‐の‐じ【大の字】
①漢字の「大」という字。また、その形に似たもの。特に、人が手足をひろげて上向きに寝転んだ姿。
②「大文字だいもんじの火」のこと。
だい‐の‐つき【大の月】🔗⭐🔉振
だい‐の‐つき【大の月】
太陽暦で31日、太陰暦で30日の日数のある月。太陽暦では、1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月。↔小の月
だい‐の‐ほこ【大の矛】🔗⭐🔉振
だい‐の‐ほこ【大の矛】
(→)「大の子」に同じ。
○大の虫を生かして小の虫を殺すだいのむしをいかしてしょうのむしをころす🔗⭐🔉振
○大の虫を生かして小の虫を殺すだいのむしをいかしてしょうのむしをころす
やむを得ない時には、大きいものを救うために小さいものを犠牲にする。小の虫を殺して大の虫を助ける。「大を生かして小を殺す」とも。
⇒だい【大】
○大は小を兼ねるだいはしょうをかねる🔗⭐🔉振
○大は小を兼ねるだいはしょうをかねる
[春秋繁露度制]大きいものは小さいものの代りにも用いることができる。
⇒だい【大】
[漢]大🔗⭐🔉振
大 字形
筆順
〔大部0画/3画/教育/3471・4267〕
〔音〕ダイ(呉) タイ(漢)
〔訓〕おおきい・おおいに・おお= (名)おおき・ひろ・ひろし
[意味]
①形や規模がおおきい。(対)小。「大の男」「大の月」「声を大にする」「大は小を兼ねる」「大地・大海たいかい・大金たいきん・巨大・拡大・大事件・大英帝国」
②すぐれている。ずばぬけている。重要。「大徳・偉大・大官たいかん・大役たいやく・大学者・大悪党」
㋐同じ役向きの最高位。(対)少。「大将たいしょう・だいしょう・大納言・大僧正」
㋑天子に関する物事に冠する語。「大権・大命・大葬・大詔」
㋒他人を尊敬して冠する語。「大兄たいけい」
③おおまか。あらまし。「大体・大勢たいせい・大意たいい」
④おおいに。はなはだ。おおげさ。「大の仲よし」「大慶たいけい・大言たいげん・大敗たいはい」
⑤おおきさ。「等身大・実物大」
⑥〔仏〕万物の構成元素。「四大・五大」
⑦「大学」の略。「大卒・都立大・女子大」
[解字]
人が両手両足をひろげて立っている象形。おおきい意を表す。
[下ツキ
偉大・遠大・郭大・拡大・過大・寛大・強大・極大・巨大・広大・高大・誇大・五大・最大・細大・散大・四大・至大・事大主義・重大・針小棒大・甚大・正大・盛大・絶大・壮大・増大・措大・粗大・尊大・多大・胆大心小・長大・著大・椽大・同大・特大・博大・莫大・肥大・尾大・厖大・膨大・夜郎自大・雄大
[難読]
大分おおいた・大雑把おおざっぱ・大晦おおつごもり・大晦日おおみそか・大凡おおよそ・大童おおわらわ・大鋸屑おがくず・大殿おとど・大人おとな・うし・大原女おはらめ・大鮃おひょう・大蛇おろち・大角豆ささげ・大刀たち・大蒜にんにく・おおびる・大和やまと


明鏡国語辞典の検索結果 (42)
おお【大】オホ🔗⭐🔉振
おお【大】オホ
(造) 《おもに名詞に付いて》
❶ サイズ・数量・規模が大きい。
「━型・━広間・━海原・━声・━食い・━掃除・━がかり」
❷ 程度が激しい。
「━降り・━騒ぎ・━真面目」
❸ 予想を超える。
「━穴・━事」
❹ 細やかでない。だいたいの。
「━味・━づかみ・━筋」
❺ 究極の。一番の。
「━詰め・━晦日おおみそか・━一番」
❻ 序列が上である。
「━叔父・━旦那おおだんな」
❼ 尊敬の意を表す。
「━君・━殿」
❖「おお(大)」「だい(大)」の使い分け
1 「おお」と読むもの
大怒おおいかり・大急ぎ・『大一番』・大威張り・大海原おおうなばら・大叔父・『大火事』・大株主・『大看板』・大食い・『大喧嘩』・『大御所』おおごしょ・大騒ぎ・大仕掛け・大しくじり・大仕事・『大時代』・大芝居・『大所帯』おおじょたい・大相撲・『大掃除』・『大騒動』・大助かり・『大天井』・『大道具』・大トロ・『大人数』・大博打ばくち・大引け・大広間・大風呂敷・大部屋・大まじめ・大間違い・大回り・大晦日おおみそか・大目玉・『大文字』おおもじ・大盛り・大喜び・大わらわ
2 「だい」と読むもの
大悪人・大宇宙・大会社・大回転・大火災・大家族・大活劇・大活躍・大逆転・『大嫌い』・大規模・大事件・大自然・大失敗・大手術・大上段・大勝利・大震災・大人物・大進歩・『大好き』・大スクープ・『大それた』・大ピンチ・大文字だいもんじ・大問題・大躍進・大リーグ・大流行・大論争
3 「おお」「だい」のどちらでも読み、ゆれているもの
大地震(おお/だい じしん)・大ジョッキ(おお/だい ジョッキ)・大舞台(おお/だい ぶたい)・大迷惑(おお/だい めいわく)
*原則として漢語の上に付く「大」は「だい」、和語の上に付く「大」は「おお」と読むが、例外(二重カギで囲んだもの)も多い。
おお‐あたり【大当たり】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐あたり【大当たり】オホ━
〘名・自サ変〙
❶ 予想がぴたりと的中すること。また、くじ引きなどで大きな賞が当たること。
❷ 商売や興行が大成功をおさめること。
「新手の商法が━する」
おお‐あり【大あり(大有り)】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐あり【大あり(大有り)】オホ━
〘名〙 「ある」ということを強めていう語。きわめてたくさんあること。言うまでもなくあること。
「不平も不満も━だ」
おお‐あれ【大荒れ】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐あれ【大荒れ】オホ━
〘名・形動〙
❶ 荒廃がはなはだしいこと。
❷ ひどく乱れて平穏でなくなること。
「会議が━に荒れる」
❸ 天候がひどく悪化して穏やかでなくなること。
「台風で━の海」
❹ 予想が大きく外れて、思いがけない結果になること。
「━のレース」
おお‐あわて【大慌て】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐あわて【大慌て】オホ━
〘名・形動〙 非常にあわてること。
「━で支度をする」
おお‐いそぎ【大急ぎ】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐いそぎ【大急ぎ】オホ━
〘名・形動〙 非常に急ぐこと。
「━で食事をすます」
おおい‐なる【大いなる】オホイ━🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】オホイ━
〘連体〙 大きな。また、偉大な。
「━山河を望む」
「━野望を抱く」
◇文語形容動詞「おおきなり」の連体形「おおきなる」の転。
関連語
大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ
中分類‖偉大‖いだい
おおい‐に【大いに】オホイ━🔗⭐🔉振
おおい‐に【大いに】オホイ━
〘副〙
❶ 十分だと思うまで。こころおきなく。
「━飲む」
「━語る」
❷ 心からそう受け止めるさま。
「いたずらも━結構」
❸ 可能性が高いさま。
「逆襲も━考えられる」
◆注意「多いに」と書くのは誤り。
おお‐いばり【大威張り】オホヰバリ🔗⭐🔉振
おお‐いばり【大威張り】オホヰバリ
〘名・形動〙
❶ ひどくいばっていること。
❷ なんの遠慮もなく堂々とふるまうこと。
「商談さえまとまれば━で帰国できる」
おお‐いり【大入り】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐いり【大入り】オホ━
〘名〙 興行などで、客がたくさん入ること。
「━満員」
おおいり‐ぶくろ【大入り袋】オホイリ━🔗⭐🔉振
おおいり‐ぶくろ【大入り袋】オホイリ━
〘名〙 興行などで大入りのとき、金銭を入れて従業員などの関係者に配る祝儀の袋。
◇袋の表に「大入」と記す。
おお‐うちがり【大内刈り】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐うちがり【大内刈り】オホ━
〘名〙 柔道の足技の一つ。相手の足を内側から刈るように払い、体をあずけて仰向けに倒す技。
おお‐うつし【大写し】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐うつし【大写し】オホ━
〘名・他サ変〙 クローズアップ。
おお‐がかり【大掛かり】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐がかり【大掛かり】オホ━
〘形動〙 手間や費用が多くかかるさま。大規模。
「━な仕掛け」
おおき・い【大きい】オホキイ🔗⭐🔉振
おおき・い【大きい】オホキイ
用例引き
A 面積・寸法などが大きい
彼は体が大きい①
B 数量が大きい
声が大きい②・大きい方の兄③・金額が大きい④・苦労が大きい⑤
C 人の態度などが大きい
気が大きい⑥㋐・話が大きい⑥㋑・態度が大きい⑥㋒
〘形〙
❶ 〔視覚的にとらえて〕物体が空間を占める量が多く、面積・体積・寸法などが大である。
「彼は体が━」
「隣家の敷地は━(=広い)」
「この服は私には(サイズが)━」
「字を━・く書く」
「夕日は━・く見える」
❷ 音の量が多い。
「電話の声が━」
「テレビの音を━・くする」
❸ 年が上である。
「━方の兄さん(=長兄)にしかられた」
「若く見えるが伯母には━子供がいる」
語法「━・くなる」の形で、子供が成長する(成長して大人になる)意にも。「━・くなったら野球選手になりたい」
❹ 〔数量的にとらえて〕物事の規模や程度がはなはだしいさま。大である。
「5は3より数が━(=多い)」
「この会社は規模が━」
「金額が━・くて(=高くて)買えない」
「貧富の差が━」
「速度が━(=速い)」
「角度が━(=広い)」
❺ 〔数量を感覚的にとらえて〕その程度・可能性・傾向などがはなはだしいさま。特に、問題が軽視できないさま。
「苦労が━・ければ成功の喜びも━」
「山好きになったのは兄の影響が━(=強い)」
「この病気は再発する可能性が━(=高い)」
「放置すると騒ぎが━・くなる」
❻ 〔人の態度・性向・発言などについて、慣用句的に〕
㋐ 度量や包容力がある。
「肝っ玉が━」
「酒を飲むと気が━・くなる」
「人物が━」
㋑ 大げさである。
「話が━」
「━ことばかり言う」
㋒ 分をわきまえずに偉そうにするさま。
「態度が━」
「お国のためとは━・く出たもんだ」
◆⇔小さい
表現
⑴ 俗語的な語に「で(っ)かい」がある。
⑵ 「大きな」は連体用法しかなく、「大きい/大きな 木[人・家・会社・町…]」など、具象名詞では入れ替えが自由にきく。抽象度の高い「大きな事件が起こる」「大きな問題を抱える」「大きな成功を収める」「大きな感銘を受ける」では「大きな」が優勢。「小さい/小さな」の場合もほぼこれに同じ。慣用句的な「大きな態度[顔]をする」では、「大きな」のほうが圧倒的に優勢。「大きなお世話だ」のように「大きい」とは言えないものもある。「失敗の公算の 大きい/大きな 企画」のように述語としても働く場合は、「大きい」のほうが標準的。
派生‐さ
関連語
大分類‖重い‖おもい
中分類‖重度‖じゅうど
大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ
中分類‖大きい‖おおきい
❖「大きい」「小さい」を修飾する表現
大変[非常に/極めて/けた外れに/けた違いに/とてつもなく/恐ろしく/むやみに/やたらに/めっぽう/すこぶる/べらぼうに/(もの)すごく/ずば抜けて/驚くほど/あきれるほど/びっくりするほど]大きい/小さい
目を見張るほど[見上げるほど/はみだすほど/計り知れないほど/抱えきれないほど/おわびしても許されないほど]大きい
目に見えないほど[頼りないほど/取るに足りないほど/無視できるほど/手で持てるほど/ポケットに入るほど/形がわからないほど/顕微鏡でも見えないほど]小さい
❖「大きい」「小さい」の比喩表現
〔大きい〕大男が山[岩]のように行く手を妨げる・象[クマ]のような大きな体でのし歩く・御殿[お城/シャトー]のような大邸宅に住む・山[ピラミッド/万里の長城]のように大きい建造物・海のように大きい心・一時代を画する[歴史に残る/世界を震撼しんかんさせる/天地を揺るがす]ような大事件
〔小さい〕芥子粒けしつぶ[粟粒あわつぶ/豆粒/米粒]のように小さい・遠目には豆粒[アリ/マッチ箱/おもちゃ/模型/箱庭/盆栽]のように小さく見える・生まれたばかりの赤ちゃん[子猫]のように小さい・マッチ箱[ウサギ小屋]のように小さな家に住む・毛穴のように小さな欠点をあげつらう・蚊の鳴くような[消え入りそうな]声で訴える・芥子粒[米粒/豆粒]ほどの思いやりもない・毛穴[針穴/針の目]ほどの信頼も寄せてくれない・親切心はノミのまなこ[ノミの卵/ノミの金玉/蚊のまつげ]ほどもない
おおき‐さ【大きさ】オホキ━🔗⭐🔉振
おおき‐さ【大きさ】オホキ━
〘名〙
❶ 空間を占める物体のもつ、長さ・広さ・かさなどの数量的な属性。また、その広がりの程度。
「形ある物にはすべて━がある」
「机の━(=長さ・寸法)を測る」
「土地の━(=広さ・面積)を比べる」
「この冷蔵庫では━(=容積)が足りない」
❷ 物事を大きい・小さいの尺度で見た場合の、その程度。
「点Aにかかる力の━(=圧力)を求めよ」
「音の━(=音量)を一定に保つ」
「取引の━に応じて融資する」
❸ 物事の数量・程度がはなはだしく大きいこと。
「ピラミッドの━に圧倒される」
「反応の━に驚く」
⇔小ちいささ
おおき‐な【大きな】オホキ━🔗⭐🔉振
【大きなお世話せわだ】🔗⭐🔉振
【大きなお世話せわだ】
他人の助けを無用なものだとしてののしっていう。いらぬお節介だ。
おおき‐に【大きに】オホキ━🔗⭐🔉振
おおき‐に【大きに】オホキ━
㈠ 〘副〙 おおいに。たいそう。
「━ありそうな話だ」
「━お世話だ(=非常に迷惑だ)」
◇文語形容動詞「おおきなり」の連用形から。
㈡ 〘感〙 感謝の気持ちを表す語。ありがとう。
◇関西地方の方言。「おおきにありがとう(さん)」の略。
おお‐ぎり【大切り】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐ぎり【大切り】オホ━
〘名〙
❶ 物を大きく切り分けること。また、その切り身。
「━のカステラ」
❷ 芝居で、その日の最後の出し物。また、寄席で、最後の演者が終わったあとで見せるサービスの演芸。
表記「切」の字を忌み、縁起をかついで「大喜利」とも。
おお‐ぐい【大食い】オホグヒ🔗⭐🔉振
おお‐ぐい【大食い】オホグヒ
〘名〙 食べ物をたくさん食べること。また、その人。大食漢。おおぐらい。
おお‐ざっぱ【大ざっぱ(大雑把)】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐ざっぱ【大ざっぱ(大雑把)】オホ━
〘形動〙 細かい点までは注意を払わないさま。おおまか。
「━に計算する」
「仕上げが━で雑だ」
派生‐さ
おお‐さわぎ【大騒ぎ】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐さわぎ【大騒ぎ】オホ━
〘名・自サ変〙 ひどく騒ぐこと。また、その騒ぎ。大騒動おおそうどう。
「飲んで━する」
「檻おりからトラが逃げて━になる」
「上を下への━」
関連語
大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい
中分類‖騒ぐ‖さわぐ
おお‐そとがり【大外刈り】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐そとがり【大外刈り】オホ━
〘名〙 柔道の足技の一つ。相手の足に外側から自分の足をかけ、そのまま刈るように払って倒す技。
おお‐たちまわり【大立ち回り】オホタチマハリ🔗⭐🔉振
おお‐たちまわり【大立ち回り】オホタチマハリ
〘名〙
❶ 芝居などで、大がかりな立ち回り。
❷ 派手なけんか。大乱闘。
「酔って━を演じる」
おお‐づかみ【大▼摑み】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐づかみ【大▼摑み】オホ━
〘名〙
❶ 〘他サ変〙 指を大きく広げてつかみ取ること。
「菓子を━する」
❷ 〘形動〙 細部にこだわらないで、物事のおおよそをとらえること。
「━に事件の経緯を話す」
おおっ‐ぴら【大っぴら】オホッ━🔗⭐🔉振
おおっ‐ぴら【大っぴら】オホッ━
〘形動〙 人目をはばからないさま。また、表だってあきらかになるさま。
「━に酒を飲む」
「━には口にできない話」
注意俗に「大っぴろげ」ともいうが、本来は誤り(「大っぴら」と「開けっぴろげ」の混交語)。
おお‐づめ【大詰め】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐づめ【大詰め】オホ━
〘名〙
❶ 芝居で、最終の幕。また、最終の場面。
◇江戸時代には一番目狂言の最後の幕をいい、二番目狂言の最後の幕は「大切り」と呼んだ。
❷ 物事の終わりの段階。終局。
「捜査もいよいよ━を迎えた」
おお‐どおり【大通り】オホドホリ🔗⭐🔉振
おお‐どおり【大通り】オホドホリ
〘名〙 町なかを通る幅の広い道。
おお‐ばけ【大化け】オホ━🔗⭐🔉振
おお‐ばけ【大化け】オホ━
〘名・自サ変〙 ぱっとしなかったものや人が、見違えるほどよい状態になること。
「無名の女優が大スターに━する」
たい【大】🔗⭐🔉振
たい【大】
(造)
❶ おおきい。すぐれた。
「━家・━会・━国・━作・━樹・━成」
❷ 数や量が多い。
「━金・━差・━衆・━量」
❸ 最高位である。
「━使・━将・━老」
❹ 重要である。
「━切・━任」
❺ 相手への敬意を表す。
「━兄」
❻ おおよそ。
「━意・━概・━抵」
だい【大】🔗⭐🔉振
だい【大】
㈠ 〘名〙
❶ 大きいこと。大きいもの。
「声を━にする」
「━問題・━ピンチ」
「巨━・絶━」
❷ 「大の月」の略。→大の月
◆⇔小
㈡ (造)
❶ すぐれている。また、位が高い。
「━臣・━僧正・━選手」
「偉━」
❷ 《名詞に付いて》ほぼそれくらいの大きさである。
「実物━の見本」
「葉書━の紙」
❸ 「大学」の略。→大学
「短━・国立━」
◆→「おお(大)」のコラム
関連語
大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ
中分類‖大きい‖おおきい
【大なり小なり】🔗⭐🔉振
【大なり小なり】
大きいか小さいかはともかく。多かれ少なかれ。程度の差はあれ。
「皆━関心がある」
だい‐きらい【大嫌い】━キラヒ🔗⭐🔉振
だい‐きらい【大嫌い】━キラヒ
〘形動〙 非常に強く嫌うさま。
「息子は虫が━だ」
⇔大好き
たい‐した【大した】🔗⭐🔉振
たい‐した【大した】
〘連体〙
❶ 物事の程度がはなはだしいさま。非常な。たいへんな。
「彼の実力は━ものだ」
「━人物だ」
❷ 《打ち消しを伴って》特にとりたてて言うほどもない意を表す。それほどの。
「その傷なら━ことはない」
「━ご馳走ちそうもありませんが、どうぞ召し上がれ」
たい‐して【大して】🔗⭐🔉振
たい‐して【大して】
〘副〙 《下に打ち消しを伴って》特にとりたてて言うほどもない意を表す。さほど。それほど。
「━気にならない」
「試験は━難しくなかった」
だい‐すき【大好き】🔗⭐🔉振
だい‐すき【大好き】
〘形動〙 非常に好きであるさま。
「━な食べ物」
「釣りが━だ」
⇔大嫌い
だい‐それた【大それた】🔗⭐🔉振
だい‐それた【大それた】
〘連体〙 常識・道理などから大きくはずれているさま。とんでもない。度外れの。
「━まねをする」
注意「おおそれた」は誤り。
だい‐の【大の】🔗⭐🔉振
だい‐の【大の】
〘連体〙
❶ 大きな。一人前の。
「━おとなが悲鳴を上げる」
❷ 非常な。たいへんな。
「━好物[仲良し]」
だい‐の‐じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい‐の‐じ【大の字】
〘名〙 「大」の字の形。特に、人間が両手両足を広げた姿をいう。
「━になって寝る」
だい‐の‐つき【大の月】🔗⭐🔉振
だい‐の‐つき【大の月】
〘名〙 一か月の日数が三一日ある月。一月・三月・五月・七月・八月・十月・十二月。
◇陰暦では三〇日の日数がある月。
新明解国語辞典の検索結果 (47)
おお【大】オホ🔗⭐🔉振
おお【大】オホ
(造語)
(一)形・広さが大きい。
「―石[0]・―空[3]」
(二)程度や分量が普通以上の。
「―声[3]〔=高い声〕/―けが[3]〔=ひどい けが〕/―騒ぎ[3]〔=ひどい騒ぎ〕」
(三)〔同じような身分関係の人の中で〕△親(序列が上)の方の。
「―旦那ダンナ [3]・―奥様[3]・―先生[5]・―にいさん[3]」
若(ワカ)
(四)「大体の所を」の意を表わす。
「―づかみ・―づもり[3]」
(五)「大いに・大変(な)・たくさん」の意を表わす。
「―あわてする/―いばりする/―助ダスかり[3]・―負け[0][4]・―損ゾン [0]」
(六)それが極限であることを表わす。
「―みそか・―詰ヅめ」

おおあめ【大雨】オホアメ[3]🔗⭐🔉振
おおあめ【大雨】オホアメ[3]
激しく降る雨。
小雨(コサメ)

おおいさ【大いさ】オホイサ[3][0]🔗⭐🔉振
おおいさ【大いさ】オホイサ[3][0]
分量・程度などが、どれほどあるか。〔数学などの用語〕
おおいちばん【大一番】オホイチバン[4]🔗⭐🔉振
おおいちばん【大一番】オホイチバン[4]
〔すもうで〕優勝に直接関係する、大事な取組。
おおいちょう【大いちょう】オホイチヤウ[3]🔗⭐🔉振
おおいちょう【大いちょう】オホイチヤウ[3]
(一)(樹齢の多い)大きなイチョウの木。
(二)〔すもうで〕十両以上の力士が結う髪型。髷(マゲ)の先を大きくイチョウの葉の形に広げたもの。
おおいなる【大いなる】オホイナル[1]🔗⭐🔉振
おおいなる【大いなる】オホイナル[1]
(連体)
「大きい・偉大な」の意の雅語的表現。
「―業績」
おおいに【大いに】オホイニ[1]🔗⭐🔉振
おおいに【大いに】オホイニ[1]
(副)〔「大きに」の変化〕
(一)普通の程度をはるかに超していることを表わす。
「―〔=たくさん〕飲め/―結構〔=すばらしい△内容(構想)だ。存分にやってほしい〕/―〔=十分に〕反省している」
(二)その可能性が多分に認められることを表わす。
「そういう事も―あり得る」
おおいばり【大威張り】【大威張】オホヰバリ[3]🔗⭐🔉振
おおいばり【大威張り】【大威張】オホヰバリ[3]
―する やるべき事を ちゃんと やったので、決して他人に ひけめを感じないこと。
「難工事が無事故で完了したのは、我われ技術陣の勝利だと、―で竣功シユンコウ式に臨んだ」
おおおかさばき【大岡裁き】【大岡裁】オホヲカサバキ[5]🔗⭐🔉振
おおおかさばき【大岡裁き】【大岡裁】オホヲカサバキ[5]
江戸時代の名奉行(ブギヨウ)、大岡越前守(エチゼンノカミ)の裁判(を題材とした講談・浪曲の類)。〔人情味の有る、りっぱな裁判の典型とされる〕
おおおく【大奥】オホオク[1][3][0]🔗⭐🔉振
おおおく【大奥】オホオク[1][3][0]
(一)〔江戸城で〕将軍の夫人・側室・女中などの居た所。〔将軍以外、男子禁制であった〕
(二)皇居の奥深い所。宮中。
おおおじ【大おじ】オホヲヂ[0][3][1]🔗⭐🔉振
おおおじ【大おじ】オホヲヂ[0][3][1]
両親のおじ。
[表記]祖父母の兄は「大伯父」、弟は「大叔父」と書く。
おおおば【大おば】オホヲバ[0][3][1]🔗⭐🔉振
おおおば【大おば】オホヲバ[0][3][1]
両親のおば。
[表記]祖父母の姉は「大伯母」、妹は「大叔母」と書く。
おおきい【大きい】オホキイ⁑[3]:[3]🔗⭐🔉振
おおきい【大きい】オホキイ⁑[3]:[3]
(形)
〔「大きなり」の変化〕 〔二つ以上の物が なんらかの条件で比較出来る場合〕その比較対象を包み込んだと想定した時、一方〔=主格〕が他方〔=比較対象〕をその中に含み、なおかつ余りが有るようにすることが出来る様子だ。
「人物が―/僕より―〔=年齢が上の〕子/大きく〔=おとなに〕なったら何になる?/―音/―〔=かかわる範囲が広くて、軽視出来ない。重大な〕問題/△格差(柄ガラ)が―/△比重(波紋・影響力)が―〔=無視出来ない様子だ〕/責任が―〔=重大だ〕/得る所が―〔=少なくない〕/△ショック(被害)が―〔=ひどい〕/△意味(メリット)が―〔=何人ナンビトも否定出来ないほど顕著だ〕/△不安(悩み)が―〔=普通以上だ〕/△懸念(疑惑)が―〔=包み隠すことが出来ない程度だ〕/話が―〔=大げさだ〕/気が大きくなる〔=怖いものや自分に出来ないものは何も無いという気になったり お金をたくさん持っているつもりで、いくら他人に与えてもいいという気持になったり する〕/態度が―〔=
態度 〕」
小さい
――さ[0]
「期待の―」


おおきく【大きく】オホキク[1][3]🔗⭐🔉振
おおきく【大きく】オホキク[1][3]
(副)
並みの程度を上回ることを表わす。
「―〔=力強く〕踏み出す/―〔=決定的と言えるほど〕△引き離す(物を言う)/―〔=根本的な問題に〕あずかる/外交姿勢が―〔=ありかたの基盤に関して、根本的に〕問われる/頭から―〔=えらぶって、かさにかかって〕出る」
おおきな【大きな】オホキナ[1]🔗⭐🔉振
おおきな【大きな】オホキナ[1]
(連体)
〔「大きなる」の変化〕 大きい。
「―意味を持つ/―問題が横たわる/―山場を迎える/―顔をする〔=自分(ひとり)が偉い者であるような様子をする〕/―お世話だ〔=よけいな おせっかいだ〕/―〔=おおげさな〕事を言う/―口をたたく〔=
大口オオグチ〕」

おおきに【大きに】オホキニ[1]🔗⭐🔉振
おおきに【大きに】オホキニ[1]
[一](副)「大いに」の文語形。
「―迷惑だ」
[二](感)
〔各地の方言。特に関西で好んで使う〕ありがとう。
おおきやか【大きやか】オホキヤカ[3]🔗⭐🔉振
おおきやか【大きやか】オホキヤカ[3]
―な/―に いかにも大きい様子。
おおどか【大どか】オホドカ[2]🔗⭐🔉振
おおどか【大どか】オホドカ[2]
―な/―に わずらわしい事・細かい事に関心を払わず、のんびりしている様子。
「昔の―な寮生活」
おおびき【大引】オホビキ[0]🔗⭐🔉振
おおびき【大引】オホビキ[0]
束(ツカ)の上に渡して、直接、根太(ネダ)を直角にささえる、太い横木。
おおびけ【大引け】【大引】オホビケ[0]🔗⭐🔉振
おおびけ【大引け】【大引】オホビケ[0]
〔取引で〕その日の最終回の△売買(時の相場)。
寄り付き

おおまか【大まか】オホマカ[0]🔗⭐🔉振
おおまか【大まか】オホマカ[0]
―な/―に 大体の所を押えるだけで、細かい所までは及ばない様子。
「―な〔=大体の〕印象/―な〔=細かい所にこだわらず、たいていの事は人に任せる〕人/―な区別/―に分ける」
――さ[0][4][5]
おおまじめ【大まじめ】オホマジメ[3]🔗⭐🔉振
おおまじめ【大まじめ】オホマジメ[3]
―な/―に 〔普通の人なら ばからしく思って、考えたり やったり しない事を〕当人だけは至って まじめに考えたり やったり する様子。
おおや【大家】オホヤ[1]🔗⭐🔉振
おおや【大家】オホヤ[1]
貸家の持主。やぬし。
[表記]「大屋」とも書く。
だい[大]🔗⭐🔉振
だい[大]
[一](一)△程度(規模)が普通以上だ。
「大歓迎[3]・大好物[3]・大繁盛ハンジヨウ[3]・大暴落[3]・大地震ダイジシン|オオジシン・大代表団[5]」
(二)同じ系列の官職などの中で最高位だ。
「大宮司グウジ[3]・大僧正ソウジヨウ・大経師キヨウジ」
(三)「大きい」意味の美称。
「大日本ニツポン[5]・大英帝国[5]」
(四)徳がすぐれている。
「大王・大師・大臣・大徳[0]」
(五)ほぼ…くらいのおおきさ。
「たまご大[0][3]・こぶし大[0][3]」
[二](略)
大学。
「旧帝大[3]・私大・短大」
だい【大】[1]🔗⭐🔉振
だい【大】[1]
(一)大きい△こと(もの)。
「―は小を兼ねる/声を―にする〔=大きくする〕/…による所―である/―小・―地・―脳・巨―・最―・絶―・雄―」
(二)年の多いこと。
「―〔=おとな〕五百円、小〔=子供〕二百円/―〔=並び称される人のうち、父親の方の〕デュマ」
(三)「大の月」の略。
(四)その社会で水準以上であること。
「よく―を成す〔=りっぱな存在になる〕/―〔=傑出した〕学者[3]・―〔=すぐれた〕音楽家・―〔=スケールの大きい〕人物[3]」
〔(一)〜(三)の対義語は、小〕
だいなりしょうなり【大なり小なり】🔗⭐🔉振
だいなりしょうなり【大なり小なり】
程度の差はあるにせよ、概してそのような傾向が認められることを表わす。
「―人間には うぬぼれが有る」
たいあん【大安】[0]🔗⭐🔉振
たいあん【大安】[0]
〔←大安日ニチ [3]〕 〔陰陽オンミヨウ道で〕 旅行・結婚などの行事に縁起がいいという日。だいあん。
仏滅(二)

たいい【大尉】タイヰ[1]🔗⭐🔉振
たいい【大尉】タイヰ[1]
〔陸海空軍の〕尉官の最上級。
たいい【大意】[1]🔗⭐🔉振
たいい【大意】[1]
かいつまんで述べる あらすじ。
たいいん【大隠】[0]🔗⭐🔉振
たいいん【大隠】[0]
思いを官途に絶ち、俗世の名聞利達に全く未練・執着を残さない人。
「―は市イチに隠る〔=真の隠者は、山林・山奥などではなく、かえってごみごみした市中に起居して、それとなく浮世を睥睨ヘイゲイしているものだ〕」
たいう【大雨】[1]🔗⭐🔉振
たいう【大雨】[1]
「おおあめ」の漢語的表現。
だいうちゅう【大宇宙】ダイウチウ[3]🔗⭐🔉振
だいうちゅう【大宇宙】ダイウチウ[3]
〔人間自身を、 小宇宙と言うのに対して〕宇宙そのもの。マクロコスモス。
小宇宙

だいえん【大円】ダイヱン[0]🔗⭐🔉振
だいえん【大円】ダイヱン[0]
(一)大きな円。
「―を描く」
(二)〔幾何学で〕球の中心を通る平面と、球の表面とが 交わって出来る円。
大圏

だいおう【大王】ダイワウ[3]🔗⭐🔉振
だいおう【大王】ダイワウ[3]
(一)王の敬称。
「閻魔エンマ―」
(二)偉大な王。
「アレクサンドロス―」
だいおうじょう【大往生】ダイワウジヤウ[3]🔗⭐🔉振
だいおうじょう【大往生】ダイワウジヤウ[3]
―する △苦痛の様子(心の乱れ)が無く、安らかに死ぬこと。
だいおん【大恩】[0]🔗⭐🔉振
だいおん【大恩】[0]
非常に深い恩。
だいおんじょう【大音声】ダイオンジヤウ[3]🔗⭐🔉振
だいおんじょう【大音声】ダイオンジヤウ[3]
遠くまで響き渡る大きな声。
「―を上げる」
たいかのかいしん【大化の改新】タイカノクワイシン[1]‐[0]🔗⭐🔉振
たいかのかいしん【大化の改新】タイカノクワイシン[1]‐[0]
六四五年に、中大兄皇子(ナカノオオエノオウジ)が中臣鎌足(ナカトミノカマタリ)らと共に蘇我(ソガ)氏を滅ぼし天皇家の力を強固にしたクーデター。
たいした【大した】[1]🔗⭐🔉振
たいした【大した】[1]
(連体)
〔「大」は、 「大層」「大変」の意〕
(一)水準よりかけ離れて程度がはなはだしい。〔いい意味にも悪い意味にも使う〕
「―人出だ/―〔=すばらしい〕美人だ/―〔=驚くべき〕ものだ/―男だ。ちっとやそっとの事では動じない〔=肝がよく据わっている意にも鈍感の意にも用いられる〕」
(二)取り立てて言うほどの。特別な。
「彼の英語は―〔=それほどの〕ものではない/―〔=特別りっぱな〕帽子でもない/―〔=重大な〕不都合はない」
たいして【大して】[1]🔗⭐🔉振
たいして【大して】[1]
(副)
〔「大した」の副詞形〕 取り立てて言うほどでもないことを表わす。
「―〔=特に〕勉強もしないのに、よく合格したもんだ」
だいそれた【大それた】[3]🔗⭐🔉振
だいそれた【大それた】[3]
(連体)
思い上がりも はなはだしく、その身分にある者としてあるまじき言動をする。
「―〔=とんでもない〕考え」
だいの【大の】[1]🔗⭐🔉振
だいの【大の】[1]
(連体)
大変な。
「―仲よし/―ファン」
だいのおとこ【大の男】ダイノヲトコ[1]、[1]‐[3]🔗⭐🔉振
だいのおとこ【大の男】ダイノヲトコ[1]、[1]‐[3]
成人した、一人前の男。
「―三人かかっても動かせない大石」
だいのじ【大の字】[3]🔗⭐🔉振
だいのじ【大の字】[3]
〔「大」という文字の かっこう〕 両手・両足を広げたかっこう。
「―に(なって)寝る」
だいのつき【大の月】[1]🔗⭐🔉振
だいのつき【大の月】[1]
一か月の日数が、陽暦で三十一日、陰暦で三十日の月。〔陽暦の一・三・五・七・八・十・十二の七か月〕
小の月

だいのむし【大の虫】[1]🔗⭐🔉振
だいのむし【大の虫】[1]
「小の虫を殺して―を生かす〔=やむをえない場合は、それほどでない物は犠牲にしてでも大切な物は救わなければならない〕」
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