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きんせき‐がく【金石学】🔗⭐🔉振
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きんせき-がく【金石学】🔗⭐🔉振
きんせき-がく [4] 【金石学】
(1)金石文を対象とする学問。文献史学と考古学の境界分野にあたり,また言語学にとっても重要な意義をもつ。
(2)鉱物学の旧称。
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金石学🔗⭐🔉振
金石学
(きんせきがく)
中国で、青銅器銘文研究が金文学で、亀甲{きっこう}や獣骨に刻まれた文字の研究が甲骨学であり、この二つのほかに、古銭、印璽{いんじ}、石刻、玉、陶器、瓦磚{がせん}、竹木などに記された文字の研究を総称して金石学とよぶ。金石学は、宋{そう}代の欧陽修{おうようしゅう}(1007―72)の『集古録跋尾{しっころくばつび}』に始まるとされている。欧陽修の書は、それまでの古文字学、経学、歴史学の成果のうえに成ったものである。宋代以後、清{しん}代の考証学の隆盛とともに金石学はより精密さを加えたが、中華民国期の殷墟{いんきよ}発掘を契機として科学的調査発掘の重要性が認識されるに至った。中華人民共和国の成立後、考古遺物の発掘が相次ぎ、金石学に付きまとう真偽問題にも新たな視点が導入されつつある。→金石文 <武者 章>
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