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広辞苑の検索結果 (1)

いしがき‐だい【石垣鯛】‥ダヒ🔗🔉

いしがき‐だい石垣鯛‥ダヒ イシダイ科の海産硬骨魚。全長80センチメートル。体全体が石垣模様に覆われる。雄の老成魚は斑点が消滅し、口先が白くなることからクチジロと呼ばれる。イシダイと並び磯釣の魚として人気が高い。日本各地の沿岸に分布。 ⇒いし‐がき【石垣】

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いしがき-だい【石垣鯛】🔗🔉

いしがき-だい ―ダヒ [4] 【石垣鯛】 スズキ目の海魚。全長約45センチメートル。体高は高く側扁する。口は小さく,歯はくちばしのように見える。体色は褐色の地に黒色斑点が石垣状にならぶ。老成魚は口の周辺が白くなりクチジロと呼ばれる。夏,美味。磯釣りの好対象魚。本州中部以南の岩礁域に分布。

日本大百科の検索結果 (1)

イシガキダイ🔗🔉

イシガキダイ (いしがきだい) 【漢】石垣鯛 【学】Oplegnathus punctatus spotted parrot fish 硬骨魚綱スズキ目イシダイ科に属する海水魚。本州中部以南、南シナ海に分布し、岩礁にすむ。伊豆半島や伊豆諸島などの暖海の磯{いそ}に多い。全長45センチに達し、体形は近縁種のイシダイによく似ており、体は高く、強く側扁{そくへん}する。鱗{うろこ}はきわめて小さい。口は小さく、歯は石灰質に取り込まれ、あごの骨とともに嘴{くちばし}状となる。これは小さい歯が多数癒合してできたものである。体色はイシダイと異なり、大小の黒色斑点{はんてん}が散在する。ときには両種の性質を備えた横縞{よこじま}と斑点の両方がある個体がみられる。このような個体はイシダイの両親から生まれることもあり、またイシダイとイシガキダイの交雑によって生まれることも実験されている。イシガキダイの成魚は斑点が不明瞭{ふめいりよう}となり、口辺は白く、釣り人はクチジロとよんでいる。産卵期は初夏で、孵化{ふか}した稚魚は流れ藻の下に集まり、浮遊性の甲殻類を食べて成長する。全長4〜5センチになると流れ藻を離れ、海岸近くで生活する。全長15センチくらいになると岩礁にすみつき、堅い歯でサザエ、アワビ、ウニ、フジツボ、カニなどをかみ砕いて食べる。イシダイと同様に磯{いそ}釣りの対象魚で、洗い、刺身、煮つけなどにされ美味である。→イシダイ <片山正夫>

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