広辞苑の検索結果 (1)
ねつ‐けん【熱圏】🔗⭐🔉振
ねつ‐けん【熱圏】
中間圏より上の大気圏。高度90〜500キロメートル程度。高度と共に温度が上昇。大気は極度に希薄で、一部の分子は電離し、オーロラが起こる。
大辞林の検索結果 (1)
ねつ-けん【熱圏】🔗⭐🔉振
ねつ-けん [0] 【熱圏】
大気圏のうち,中間圏の上方に位置する領域。高度約90キロメートルから300〜500キロメートルの間。電子密度が極大となる,いくつかの電離層が存在する。
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熱圏🔗⭐🔉振
熱圏
(ねつけん)
thermosphere
大気上層部分の、高度90キロメートルから約500キロメートルまでの、気温が高度とともに上昇する部分をいう。この気温上昇は太陽極紫外光による加熱作用の結果である。高度90キロメートルの気温は零下80度Cほどで、この高度から気温は高さとともに上昇し、高度350ないし500キロメートルはほぼ一定の値に近づく。熱圏温度は日射の有無により大きな日変化をし、また太陽活動により大きく影響される。高度500キロメートル付近の気温は熱圏界面温度とよばれ、300〜1300度Cまで変化する。熱圏は気圧1000分の1トル(記号torr 1トルは水銀柱1ミリメートルの圧力に等しい)以下という真空に近い状態なので、熱圏が高温といっても、日常感じることのできる気温とは別の、物理学的な意味をもった温度の尺度を示している。→大気 <小川利紘>
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