広辞苑の検索結果 (1)
しゃ‐ちょうせき【斜長石】‥チヤウ‥
ナトリウム・カルシウム・アルミニウムを含む珪酸塩鉱物。三斜晶系で、曹長石と灰かい長石との固溶体。ほとんどすべての岩石の主成分の一つで、地殻に最も多量にある鉱物。白色。劈開へきかいが強い。
大辞林の検索結果 (1)
しゃちょう-せき シヤチヤウ― [2] 【斜長石】
長石の一。ナトリウム・カルシウム・アルミニウムなどからなるケイ酸塩鉱物。三斜晶系。曹長石と灰長石との二成分系の固溶体。造岩鉱物中最も広く,かつ多量に産する。
日本大百科の検索結果 (1)
斜長石
(しゃちょうせき)
三斜晶系に属するナトリウムとカルシウムを主成分とする一連の長石類の総称。ナトリウムの多いものからカルシウムの多いものまで、化学組成によって順に、曹長石、灰{かい}曹長石、中性長石、曹灰長石、亜灰長石、灰長石の6種に分類されている。造岩鉱物としてきわめて重要な位置を占める。一般に火成岩中では、酸性のものにはナトリウムの多い斜長石が、塩基性のものにはカルシウムの多い斜長石が産出する。また低温生成の変成岩にはナトリウムの多いものが、高温生成の変成岩にはカルシウムの多いものが産出する。斜長石は種々の双晶をしており、それによって化学組成、生成温度、産状など推定する手掛りとなる。英名は、劈開{へきかい}による角度が斜めになっているところから、斜めの割れ口を意味するギリシア語に由来する。 <松原 聰>
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