広辞苑の検索結果 (3)
いっ‐ち【一致】🔗⭐🔉振
いっ‐ち【一致】
①二つ以上のものが、くいちがいなく一つになること。合一。「意見が―する」「言行―」「―点」
②心を同じくすること。合同すること。
③一般普通の常識。傾城禁短気「気遣ひいたすも―なれば」
⇒いっち‐だんけつ【一致団結】
⇒いっち‐は【一致派】
いっち‐だんけつ【一致団結】🔗⭐🔉振
いっち‐だんけつ【一致団結】
多くの人が一丸となって力を合わせること。
⇒いっ‐ち【一致】
いっち‐は【一致派】🔗⭐🔉振
いっち‐は【一致派】
日蓮宗の一派。法華経二十八品の本迹ほんじゃく二門中、本門と迹門しゃくもんとは、理は一致していると主張。祖は日朗。朗門派。単称日蓮宗。平法華ひらぼっけ。↔勝劣派
⇒いっ‐ち【一致】
大辞林の検索結果 (4)
いっ-ち【一致】🔗⭐🔉振
いっ-ち [0] 【一致】 (名)スル
(1)いくつかのものの間に違いがなく,ぴったり合うこと。「指紋が―する」
(2)いくつかのものの間に食い違いや矛盾が見られないこと。「言行―」「意見が―する」
(3)心を一つに合わせること。「―団結」
(4)一般の常識。普通の道理。当然。「気遣ひいたすも―なれば/浮世草子・禁短気」
いっち-てん【一致点】🔗⭐🔉振
いっち-てん [3] 【一致点】
二つ以上の立場や意見の中で,相反していないところ。「話し合いで―を見いだす」
いっち-は【一致派】🔗⭐🔉振
いっち-は 【一致派】
〔法華経の後半の本門と前半の迹門(シヤクモン)の説く理は一致していると主張するところから〕
日蓮宗の一派。開祖は日朗。総本山は身延山久遠寺。日朗派。朗門派。平法華(ヒラボツケ)。現在,宗派名を単に「日蓮宗」と称するのは一致派。
→勝劣派
日本大百科の検索結果 (1)
一致令🔗⭐🔉振
一致令
(いっちれい)
Henotikon
ビザンティン皇帝ゼノンが482年に、単性論派教会の離反を防ぐために出した勅令。キリスト論をめぐる教会内部の争いは、カルケドン公会議(451)でいちおうの決着がつき、キリストは完全な神性と完全な人性を具有するとの教義が確立した。これに対して、キリストの神性を重視する単性論派は、エジプトとシリアで独自の教会を形成し始めた。それには、帝国の中心部に対する地方の民族的反感も加わっていた。
ゼノンは最初、単性論派を弾圧したが、東方の離反の危険に際して、カルケドン信条を事実上撤回する内容の一致令で妥協を図った。これによって、単性論派の離反はある程度食い止められた。
しかし、一致令はローマ教会の反発を招き、教皇フェリクス2世は484年、コンスタンティノープル総主教アカキオスを破門し、以後518年までの約30年間、ローマ教会とビザンティン教会との交わりは断たれた。これを「アカキオスの分離」とよぶ。 <森安達也>
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