たい【鯛】タヒ🔗⭐🔉振
たい【鯛】タヒ
①タイ科の硬骨魚の総称。体は側扁し、多くは紅色。小魚・甲殻類・貝類などを食う。近海魚でマダイ・チダイ・キダイ・クロダイなどがある。古事記上「このごろ、―、喉に鯁のぎありて」
②特に、マダイのこと。縁起のよい魚として尾頭付で祝事に用いる。
⇒鯛の尾より鰯の頭
たい‐あみ【鯛網】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐あみ【鯛網】タヒ‥
鯛漁業に用いる網の総称。特に瀬戸内海のタイ縛しばり網が有名。ほかにタイ五智網・タイ枡網など。〈[季]春〉
たい‐ぐるま【鯛車】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐ぐるま【鯛車】タヒ‥
郷土玩具の一つ。板または張子はりこの鯛に車をつけたもの。
鯛車(埼玉)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
鯛車(静岡)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
鯛車(香川)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
鯛車(鹿児島)
撮影:薗部 澄(JCII蔵)




たい‐ちゃ【鯛茶】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐ちゃ【鯛茶】タヒ‥
鯛茶漬の略。茶漬の一種。タイの身を熱い飯の上にのせて茶をかけたもの。
たい‐ちり【鯛ちり】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐ちり【鯛ちり】タヒ‥
鯛の切り身を主材料にしたちり鍋。→ちり
たい‐の‐うら【鯛ノ浦】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐の‐うら【鯛ノ浦】タヒ‥
千葉県鴨川市の海岸。日蓮殺生禁断の地と伝え、鯛を捕獲しない。鯛の生息地として特別天然記念物に指定。妙たえノ浦。
○鯛の尾より鰯の頭たいのおよりいわしのかしら🔗⭐🔉振
○鯛の尾より鰯の頭たいのおよりいわしのかしら
大きい団体で人のしりにつき従うよりも、小さい団体でもその長となれの意。「鶏口けいこうとなるも牛後となるなかれ」と同趣旨。
⇒たい【鯛】
たい‐の‐みそず【鯛の味噌吸】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐の‐みそず【鯛の味噌吸】タヒ‥
鯛の味噌吸物。下に「四方よものあか」(酒の銘柄)と続けて明和・安永(1764〜1781)頃に盛んに用いた語。鯛の味噌津「めつたにうりたい、はなしたい。―に四方山の、はなしにひれはなけれども」
たいのむこ‐げんぱち【鯛の婿源八】タヒ‥🔗⭐🔉振
たいのむこ‐げんぱち【鯛の婿源八】タヒ‥
マツカサウオの異称。
たい‐びしお【鯛醤】タヒビシホ🔗⭐🔉振
たい‐びしお【鯛醤】タヒビシホ
タイの身で製したひしお。→ししびしお
たい‐みそ【鯛味噌】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐みそ【鯛味噌】タヒ‥
火を通したタイの身を味噌に擂すりまぜ、砂糖や水飴などで調味したもの。
たい‐めし【鯛飯】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐めし【鯛飯】タヒ‥
①鯛の刺身を胡麻醤油などに浸し、飯の温かいうちに添えて食べるもの。
②鯛の身を炊きたての飯の上に置いてしばらく蒸らし、すまし汁をかけたもの。
③鯛・鱈たらなど白身の魚のそぼろを味付けし、炊いた飯の上にかけたもの。
④素焼きにした鯛を姿のまま米と共に炊き上げたもの。
たい‐めん【鯛麺】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐めん【鯛麺】タヒ‥
煮た鯛とゆでた素麺そうめんとを一つ器に盛り合わせた料理。花暦八笑人「兄弟の集りました所へ、趣向がくどう出ますればこれが即ち―でござります」
たい‐やき【鯛焼】タヒ‥🔗⭐🔉振
たい‐やき【鯛焼】タヒ‥
鯛の姿をした鉄製の型に、水に溶いた小麦粉を入れ、餡あんを挟んで焼いた菓子。
鯛焼
撮影:関戸 勇

たいや‐ていりゅう【鯛屋貞柳】タヒ‥リウ🔗⭐🔉振
たいや‐ていりゅう【鯛屋貞柳】タヒ‥リウ
⇒ゆえんさいていりゅう(油煙斎貞柳)
[漢]鯛🔗⭐🔉振
鯛 字形
〔魚部8画/19画/人名/3468・4264〕

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