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いさ‐な【磯魚】🔗🔉

いさ‐な磯魚】 (イソナの転)磯辺の魚。中原集「―とる夏の小川の柳蔭」

いそ【磯】🔗🔉

いそ】 ①海・湖などの水際、特に石や岩の多い所。古事記「浜つ千鳥浜よは行かず―伝ふ」 ②水中から露出している岩石。万葉集15「―の間ゆたぎつ山川絶えずあらば」 ③冠の前方の縁へりの称。後方の縁を海という。→冠(図)。 ④琵琶・和琴わごん・箏そうの胴の側面。 ⑤鞍の前輪・後輪しずわの海に添う高所。→鞍橋くらぼね(図)。 ⑥(「富士は磯」の略)及びもつかないさま。比べものにならないさま。転じて、未熟・下賤なさま。武道伝来記「さても早業、古の田原藤太が勢田の橋は―なり」。傾城禁短気「こんな―な色などに詞かけるも外聞わるしと」 ⇒磯の鮑の片思い

いそ‐あけ【磯明】🔗🔉

いそ‐あけ磯明(→)「磯の口明くちあけに同じ。

いそ‐あそび【磯遊び】🔗🔉

いそ‐あそび磯遊び】 春の大潮の頃、潮の引いた磯に出て遊ぶこと。多く、陰暦3月3日の前後の行事とする。〈[季]春〉

いそ‐あらい【磯洗い】‥アラヒ🔗🔉

いそ‐あらい磯洗い‥アラヒ 有用海藻を育成するために、磯から不用の海藻・塵芥などを除去する共同作業。

いそ‐あわもち【磯粟餅】‥アハ‥🔗🔉

いそ‐あわもち磯粟餅‥アハ‥ イソアワモチ科の腹足類。体長約3センチメートル。巻貝の仲間であるが、貝殻は退化して失われている。背は帯黄灰色で、多くのいぼ状の突起に背眼を具えたさまが粟餅に似る。頭に一対の触角があり、その先端に眼がある。干潮時に岩礁上を這う。本州以南に分布。

いそ‐いり【磯煎】🔗🔉

いそ‐いり磯煎】 煎った鯛にセリを加えて仕立てた吸物。

いそ‐うお【磯魚】‥ウヲ🔗🔉

いそ‐うお磯魚‥ウヲ 磯辺の岩、または海藻などのあるあたりにすむ魚の総称。

いそ‐がい【磯貝】‥ガヒ🔗🔉

いそ‐がい磯貝‥ガヒ ①磯辺に打ち上げられた貝。1枚ずつ離れているから、「磯貝の」を「かた(片)」の序詞とする。万葉集11「水くくる珠にまじれる―の片恋のみに年は経につつ」 ②アワビの異称。 ③スズメガイの異称。

いそ‐かいめん【磯海綿】🔗🔉

いそ‐かいめん磯海綿】 イソカイメン目の普通海綿類の総称。多くの突起が出た板状・うちわ状・樹枝状などの群体を作り、多孔性の体層に多くの骨片をもつ。海岸の岩などに付着するダイダイイソカイメン・クロイソカイメン、深海底に生育するホソエダカイメンなど。 クロイソカイメン 提供:東京動物園協会

いそ‐がき【磯牡蠣】🔗🔉

いそ‐がき磯牡蠣】 磯に付着している比較的小形のカキ類。こがき。

いそ‐がく・る【磯隠る】🔗🔉

いそ‐がく・る磯隠る】 〔自下二〕 (古くは四段活用)海中の石のかげに隠れる。転じて、目立たぬところに隠れ住む。万葉集6「―・りかがよふ珠を取らずは已まじ」。源氏物語行幸「―・れけるあまの心よ」

いそ‐かげ【磯陰】🔗🔉

いそ‐かげ磯陰】 磯に隠れて見えないところ。

いそ‐かげ【磯影】🔗🔉

いそ‐かげ磯影】 岸の石が水にうつるすがた。万葉集20「―の見ゆる池水」

いそ‐がに【磯蟹】🔗🔉

いそ‐がに磯蟹】 イワガニ科のカニ。甲は幅3センチメートルでほぼ四角形、青緑色の地に濃紫色の斑点がある。鋏脚には濃紫色の丸い斑紋が、歩脚には同色の横縞がある。日本各地の海岸に普通。〈[季]夏〉

いそ‐がね【磯金】🔗🔉

いそ‐がね磯金(→)「あまがね(蜑金)」に同じ。

いそ‐かぶり【磯被り】🔗🔉

いそ‐かぶり磯被り】 海女あまがひたいを巻く布。

いそ‐かまど【磯竈】🔗🔉

いそ‐かまど磯竈】 浜に囲いを作り、火を焚くようにした海女あまの休息所。〈[季]春〉

いそ‐ぎ【磯木】🔗🔉

いそ‐ぎ磯木】 海辺でひろう薪たきぎ

いそ‐ぎく【磯菊】🔗🔉

いそ‐ぎく磯菊】 キク科の多年草。海辺の磯に自生。高さ約30センチメートル。葉は楔形くさびがたで厚く、上半部に鋸歯があり、下面は白色。秋、黄色の小さい頭状花を散房状に集めてつける。〈[季]秋〉 いそぎく

いそ‐きり【磯切】🔗🔉

いそ‐きり磯切】 あぶった浅草海苔のりまたは青海苔を細かくして蕎麦そばの中に練り込んだもの。

いそ‐ぎわ【磯際】‥ギハ🔗🔉

いそ‐ぎわ磯際‥ギハ 磯のそば。いそべ。波打際。

いそ‐ぎんちゃく【磯巾着・葵】🔗🔉

いそ‐ぎんちゃく磯巾着・】 六放サンゴ亜綱イソギンチャク目の花虫類の総称。浅海の岩石などに着生。体は円筒状、上端口盤部の中央に口があり周囲に6の倍数の触手を具える。触手は刺細胞にとみ、水中で開いて魚などの食餌が触れるのを待つ。刺激にあうと体は収縮。ミドリイソギンチャク・ヨロイイソギンチャクなど種類が多い。石牡丹いしぼたん。〈[季]春〉 みどりいそぎんちゃく ミドリイソギンチャク 提供:東京動物園協会

いそ‐くさ・い【磯臭い】🔗🔉

いそ‐くさ・い磯臭い】 〔形〕 磯のにおいが強い。魚介・海藻のようなにおいがある。

いそくさ‐ぬり【磯草塗】🔗🔉

いそくさ‐ぬり磯草塗】 変り塗の一種。海草を散らしたような模様を表した漆塗。新潟市の産出。

いそ‐ぐるま【磯車】🔗🔉

いそ‐ぐるま磯車】 海女あまの潜水を容易にするために船側に設置した滑車。10キログラム内外の金属製の重しを海中で上下させるのに用いる。

いそ‐ざんしょう【磯山椒】‥セウ🔗🔉

いそ‐ざんしょう磯山椒‥セウ 〔植〕テンノウメの別称。

いそ‐じ【磯路】‥ヂ🔗🔉

いそ‐じ磯路‥ヂ 磯辺のみち。

いそ‐だて【磯伊達】🔗🔉

いそ‐だて磯伊達】 海女あまの潜水衣。

いそ‐ちどり【磯千鳥】🔗🔉

いそ‐ちどり磯千鳥】 ①磯辺にいる千鳥。浜千鳥。千五百番歌合「―馴れたるあまの袖をとはばや」 ②地歌・箏曲。京風手事物。橘岐山作詞。菊岡検校作曲。八重崎検校箏手付。独り寝の悲しみを1になぞらえる。

いそ‐づたい【磯伝い】‥ヅタヒ🔗🔉

いそ‐づたい磯伝い‥ヅタヒ 磯辺を伝ってゆくこと。

いそ‐づり【磯釣】🔗🔉

いそ‐づり磯釣】 磯辺でする釣。

いそ‐ど【磯人】🔗🔉

いそ‐ど磯人】 海女あま。熟練者を大磯人おおいそどという。

いそ‐な【磯菜】🔗🔉

いそ‐な磯菜】 磯辺に生じて食用となる草。いそなぐさ。古今和歌集東歌「こよろぎの磯立ちならし―摘む」 ⇒いそな‐つみ【磯菜摘み】

いそ‐なぎ【磯凪】🔗🔉

いそ‐なぎ磯凪】 磯辺で風もなく波も立たないこと。

いそな‐つみ【磯菜摘み】🔗🔉

いそな‐つみ磯菜摘み】 春の大潮の頃、潮が遠く引いた磯辺で、磯菜を摘み取ること。〈[季]春〉 ⇒いそ‐な【磯菜】

いそ‐な‐どり【磯な鳥】🔗🔉

いそ‐な‐どり磯な鳥】 (「な」は「の」の意)磯にいる鳥。特に、千鳥ちどりの異称。

いそ‐なみ【磯波】🔗🔉

いそ‐なみ磯波】 磯にうちよせる波。海岸近くの浅い海の波。

いそ‐にな【磯蜷】🔗🔉

いそ‐にな磯蜷】 エゾバイ科の巻貝。貝殻は紡錘形で、灰緑色に褐色雲形斑を有し、殻口内面に黒紫褐色の脈がある。殻高約4センチメートル。本州中・南部、四国、九州の磯に普通。

いそ‐ね【磯根】🔗🔉

いそ‐ね磯根】 いそ。いそべ。夫木和歌抄25「―に近き岩枕」 ⇒いそね‐まつ【磯根松】

いそ‐ね【磯寝】🔗🔉

いそ‐ね磯寝】 海辺近くに宿って寝ること。いそまくら。秋篠月清集「松島や秋風寒き―かな」

いそね‐まつ【磯根松】🔗🔉

いそね‐まつ磯根松】 磯辺の松。 ⇒いそ‐ね【磯根】

○磯の鮑の片思いいそのあわびのかたおもい🔗🔉

○磯の鮑の片思いいそのあわびのかたおもい 「鮑の片思い」に同じ。→鮑(成句) ⇒いそ【磯】

いそ‐の‐くちあけ【磯の口明】🔗🔉

いそ‐の‐くちあけ磯の口明】 禁止していた海草や貝類の採取を、適期適日を選んで解禁すること。浜の口明。海下うみおり。磯開き。また、採取禁止の状態を「磯の口止」という。〈[季]春〉

いそ‐の‐ぜんじ【磯禅師】🔗🔉

いそ‐の‐ぜんじ磯禅師】 源義経の愛妾静しずかの母。讃岐小磯の人と言われ、鳥羽天皇の時、藤原通憲に白拍子の歌を学び、静に白拍子を伝えたという。磯の前司。

いそ‐の‐みや【磯宮】🔗🔉

いそ‐の‐みや磯宮】 皇大神宮の古名とも、内宮の地にあった斎宮いつきのみやの居所ともいう。

いそ‐ばな【磯花】🔗🔉

いそ‐ばな磯花】 八放サンゴ亜綱ヤギ目の花虫類。群体は樹枝状で枝はおおむね一平面上に配列、やや硬い石灰質の中軸がある。赤・黄・橙色など色彩変異が著しい。本州中部以南の、太平洋岸の浅い岩礁に着生。

いそ‐はなび【磯花火】🔗🔉

いそ‐はなび磯花火】 〔植〕イソマツの別称。

いそ‐はま【磯浜】🔗🔉

いそ‐はま磯浜】 (砂浜に対して)岩や石の浜辺。

いそ‐ひめ【磯姫】🔗🔉

いそ‐ひめ磯姫】 人の血を吸うという海の妖女。海女子うみおなご。海女房うみにょうぼ。濡女ぬれおんな

いそ‐びらき【磯開き】🔗🔉

いそ‐びらき磯開き】 海草や貝類の採取を解禁すること。磯の口明くちあけ。磯明いそあけ。〈[季]春〉

いそ‐ぶえ【磯笛】🔗🔉

いそ‐ぶえ磯笛】 海女あまが水中での作業を終え浮上したときの呼吸音。口笛のように聞こえる。

いそ‐ぶし【磯節】🔗🔉

いそ‐ぶし磯節】 茨城県の民謡。大洗町磯浜から起こった舟唄。のち座敷唄となり、1909年(明治42)以降全国的に流行。歌詞は「磯で名所は大洗様よ、松が見えますほのぼのと」。 →磯節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)

いそ‐ぶね【磯船】🔗🔉

いそ‐ぶね磯船】 磯の多い漁場で使用する小型の漁船。波や岩礁に対して強い構造をもつ和船。

いそ‐ふり【磯振り・磯触り】🔗🔉

いそ‐ふり磯振り・磯触り】 磯辺に打ち寄せる荒波。土佐日記「―の寄する磯には」

いそ‐べ【磯辺】🔗🔉

いそ‐べ磯辺】 磯のほとり。磯端いそばた。「―の松原」 ⇒いそべ‐まき【磯辺巻】

いそべ‐おんせん【磯部温泉】‥ヲン‥🔗🔉

いそべ‐おんせん磯部温泉‥ヲン‥ 群馬県南西部、安中市磯部にある温泉。鉱泉で、泉質は塩化物泉。

いそ‐べこ【磯褌】🔗🔉

いそ‐べこ磯褌】 海女あまが潜水する際使用するふんどし。畚褌もっこふんどし

いそべ‐まき【磯辺巻】🔗🔉

いそべ‐まき磯辺巻】 餅・煎餅・蒲鉾などを海苔のりで巻いた料理や菓子。 ⇒いそ‐べ【磯辺】

いそ‐ま【磯間】🔗🔉

いそ‐ま磯間】 (万葉集の原文「伊蘇未」の未を末と誤写誤読したところから生じた語か)(→)磯回いそみ2に同じ。千載和歌集「藻屑火の―を分くるいさり舟」

いそまき‐たまご【磯巻卵】🔗🔉

いそまき‐たまご磯巻卵】 浅草海苔のりで、卵焼を巻いたもの。

いそ‐まくら【磯枕】🔗🔉

いそ‐まくら磯枕】 海辺や川辺に宿って寝ること。いそね。堀河百首「織女の天の岩舟ふな出して今宵やいかに―する」

いそ‐まつ【磯松】🔗🔉

いそ‐まつ磯松】 ①磯辺に生えている松。また、庭の池のほとりの松。万葉集20「今日のあるじは―の常にいまさね」 ②イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチメートル、茎は分岐。古い部分は木本状で、皮がクロマツの幹に似る。細いへら形の厚い葉を上部に密生。春から夏に分岐した花穂を出し、多数の淡紫色の小花をつける。イシハナビ。イソハナビ。 ⇒いそまつ‐か【磯松科】

いそまつ‐か【磯松科】‥クワ🔗🔉

いそまつ‐か磯松科‥クワ 双子葉植物の一科。草本または小低木。世界で20属800種あり、海岸や乾燥地に多い。ハマカンザシ属(アルメリア)・イソマツ属など。 ⇒いそ‐まつ【磯松】

いそ‐まつかぜ【磯松風】🔗🔉

いそ‐まつかぜ磯松風】 小麦粉に砂糖・食塩・水をまぜ、ふくらし粉を加えて蒸し、気孔を密集させた菓子。シソの粉末などをふりかける。

いそ‐まつり【磯祭】🔗🔉

いそ‐まつり磯祭】 海辺の村で3月3日の節供に女性たちが仕事をせず、浜に集まって草餅・海産物などを食べたり、潮干狩をしたりして遊ぶ風習。磯遊び。浜下はまおり

いそ‐み【磯回】🔗🔉

いそ‐み磯回】 ①磯にそって行きめぐること。万葉集7「声遠ざかる―すらしも」 ②海辺の入りこんだところ。いそわ。万葉集17「白浪の寄する―を」

いそ‐み【磯見】🔗🔉

いそ‐み磯見】 鉤鉾かぎぼこで突いたり引っかけたりして魚介類を獲る漁法。見突漁。

いそ‐め【磯目】🔗🔉

いそ‐め磯目】 イソメ科などの多毛類の一群の総称。体は多数の環節から成り、体長5ミリメートル〜1メートル。海岸の砂礫中に生息、種類が多い。釣の餌とする。イワムシ・オニイソメなど。

いそ‐もぐり【磯潜り】🔗🔉

いそ‐もぐり磯潜り】 磯の多い比較的浅い所で行う潜水漁。また、その仕事をする海女あま→船もぐり

いそ‐もと【磯許】🔗🔉

いそ‐もと磯許】 磯の波うちぎわ。いそぎわ。万葉集7「大海の―ゆすり立つ波の」

いそ‐もなか【磯最中】🔗🔉

いそ‐もなか磯最中】 和菓子の一種。貝の形に焼いた皮に餡あんを入れたもなか。

いそ‐もの【磯物】🔗🔉

いそ‐もの磯物】 磯近くでとれる海産物。また、海草の類。十六夜日記「―などのはしばしも、いささかつつみ集めて」

いそ‐や【磯屋】🔗🔉

いそ‐や磯屋】 海岸にある漁師などの家。いそやかた。千載和歌集「玉藻葺く―が下にもる時雨」

いそ‐やかた【磯屋形・磯館】🔗🔉

いそ‐やかた磯屋形・磯館(→)磯屋に同じ。

いそ‐やき【磯焼】🔗🔉

いそ‐やき磯焼】 小麦粉に砂糖・醤油を加えて水で練った後、胡麻油をひいた鍋の上で焼いて、餡あんを包んだ菓子。

いそ‐やけ【磯焼け】🔗🔉

いそ‐やけ磯焼け】 海水の塩分の減少などによる磯の海藻の枯死。

いそ‐やま【磯山】🔗🔉

いそ‐やま磯山】 磯辺にある山。新後撰和歌集「清見潟―づたひ行き暮れて」

いそ‐ようかん【磯羊羹】‥ヤウ‥🔗🔉

いそ‐ようかん磯羊羹‥ヤウ‥ 青海苔のりを用いた羊羹。相模国(神奈川県)三浦三崎の名産。

いそ‐りょうり【磯料理】‥レウ‥🔗🔉

いそ‐りょうり磯料理‥レウ‥ 新鮮な海産物を用いた、磯の香のあふれる料理。

いそ‐わ【磯回】🔗🔉

いそ‐わ磯回(→)「いそみ」2に同じ。夫木和歌抄4「淡路島―の桜咲きにけり」

おし‐へ【磯辺】🔗🔉

おし‐へ磯辺】 (上代東国方言)いそべ。おすひ。万葉集14「駿河の海―に生ふる浜つづら」

おす‐ひ【磯辺】🔗🔉

おす‐ひ磯辺】 (上代東国方言)いそべ。おしへ。万葉集14「真間ままの―に波もとどろに」

しき【磯城・城】🔗🔉

しき磯城・城】 ①石で築いたしろ。石のとりで。欽明紀「―を得爾辛とくにしに助け築かしむ」 ②石で築いた祭場。古語拾遺「―の神籬ひもろきを立て」

しき【磯城】(地名)🔗🔉

しき磯城】 奈良盆地南東部一帯の総称。現在の磯城郡・桜井市および橿原・天理両市の一部に当たる。大化改新以前の磯城県あがたの地。陵墓・宮址などが多い。

しきしま【敷島・磯城島】🔗🔉

しきしま敷島・磯城島】 ①崇神天皇・欽明天皇の宮のあった大和国(奈良県)磯城郡の地名。 ②大和国の別称。 ③日本国の別称。 ④「敷島の道」の略。 ⇒しきしま‐の【敷島の】 ⇒しきしま‐の‐みち【敷島の道】

しき‐の‐みずかき‐の‐みや【磯城瑞籬宮】‥ミヅ‥🔗🔉

しき‐の‐みずかき‐の‐みや磯城瑞籬宮‥ミヅ‥ 崇神すじん天皇の皇居。伝承地は奈良県桜井市金屋。

しながだに‐こふんぐん【磯長谷古墳群】🔗🔉

しながだに‐こふんぐん磯長谷古墳群】 大阪府南河内郡太子町にある古墳群。6世紀後半〜7世紀に造営された前方後円墳・方墳・円墳などからなり、敏達・用明・推古などの大王の墓と推定される古墳を含む。

そ【磯】🔗🔉

】 「いそ」の「い」の脱落したもの。複合語に見られる。「―馴れ松」「荒―ありそ

そ‐な・る【磯馴る】🔗🔉

そ‐な・る磯馴る】 〔自下二〕 強い風波をうけて、木が磯や地に傾いて生い延びる。詞花和歌集「み吉野のきさ山陰に立てる松幾秋風に―・れ来ぬらむ」

そ‐なれ【磯馴】🔗🔉

そ‐なれ磯馴】 ①樹木が磯や地に傾いて生えること。散木奇歌集「鷺のゐる―の松に見ぞまがへける」 ②磯馴松の略。 ③ハイビャクシンの異称。 ⇒そなれ‐ぎ【磯馴木】 ⇒そなれ‐まつ【磯馴松】

そなれ‐ぎ【磯馴木】🔗🔉

そなれ‐ぎ磯馴木】 磯や地に傾いて生えた木。千載和歌集「―のそなれそなれてむす苔の」 ⇒そ‐なれ【磯馴】

そなれ‐まつ【磯馴松】🔗🔉

そなれ‐まつ磯馴松】 幹・枝が磯や地に傾いて生えた松。散木奇歌集「須磨の浦や渚に立てる―」 ⇒そ‐なれ【磯馴】

[漢]磯🔗🔉

 字形 〔石部12画/17画/人名/1675・306B〕

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