いし【石】🔗⭐🔉振
いし【石】
①岩より小さく、砂より大きい鉱物質のかたまり。「―のように固い」
②岩石・鉱石の俗称。また、石材の意にも用いる。「―の地蔵」
③宝石、または特定の鉱物加工品。時計の軸受に使う宝石、ライターの発火合金、碁石、硯、墓石など。
④石御器いしごきの略。浄瑠璃、妹背山婦女庭訓「此の―できゆつとやらんせ」
⑤胆石。結石。
⑥(じゃんけんで)にぎりこぶし。ぐう。
⑦方形の敷石の配置をかたどった紋所の名。「よついし」「いしだたみぐるま」「まるにひとついし」などがある。
⑧固いもの、無情なもの、融通のきかないもの、などを比喩的に表す語。「―あたま」「―のような心」
⇒石が流れて木の葉が沈む
⇒石で手を詰む
⇒石にかじりついても
⇒石に灸
⇒石に漱ぎ流れに枕す
⇒石に立つ矢
⇒石に謎かける
⇒石に花
⇒石に針
⇒石に蒲団は着せられず
⇒石に枕し流れに漱ぐ
⇒石の上にも三年
⇒石を抱きて淵に入る
いし‐い【石井】‥ヰ🔗⭐🔉振
いし‐い【石井】‥ヰ
岩をうがって造った井。また、石で囲んだ井戸。古今和歌集別「志賀の山越にて―のもとにて」
いしい【石井】‥ヰ(姓氏)🔗⭐🔉振
いしい‐きくじろう【石井菊次郎】‥ヰ‥ラウ🔗⭐🔉振
いしい‐きくじろう【石井菊次郎】‥ヰ‥ラウ
外交官。上総真名村(現、千葉県茂原市)生れ。駐仏大使を経て、第2次大隈内閣外相。1917年(大正6)石井‐ランシング協定を締結。枢密顧問官。子爵。(1866〜1945)
⇒いしい【石井】
いしい‐じゅうじ【石井十次】‥ヰジフ‥🔗⭐🔉振
いしい‐じゅうじ【石井十次】‥ヰジフ‥
キリスト教社会事業家。日向上江村(現、宮崎県高鍋町)生れ。岡山に孤児教育会(後の岡山孤児院)創立。宮崎・大阪へも事業を拡大。(1865〜1914)
⇒いしい【石井】
いしい‐すすむ【石井進】‥ヰ‥🔗⭐🔉振
いしい‐すすむ【石井進】‥ヰ‥
日本史学者。東京生れ。東大卒、同教授。中世史を専攻。国家史・政治史を専門としながら、民俗学・考古学なども幅広く研究。著「日本中世国家史の研究」など。(1931〜2001)
⇒いしい【石井】
いしい‐つるぞう【石井鶴三】‥ヰ‥ザウ🔗⭐🔉振
いしい‐つるぞう【石井鶴三】‥ヰ‥ザウ
彫刻家。柏亭の末弟。東京生れ。東京美術学校卒。水彩画や版画もよくし、新聞小説の挿絵でも知られた。東京芸大教授。(1887〜1973)
石井鶴三
撮影:田沼武能
⇒いしい【石井】

いしい‐ばく【石井漠】‥ヰ‥🔗⭐🔉振
いしい‐ばく【石井漠】‥ヰ‥
舞踊家。本名、忠純。秋田県生れ。帝劇歌劇・浅草オペラなどを経て、世界的に活躍。モダン‐バレエの開拓に尽くした。代表作「明暗」「人間釈迦」。(1886〜1962)
石井漠
撮影:田沼武能
⇒いしい【石井】

いしい‐はくてい【石井柏亭】‥ヰ‥🔗⭐🔉振
いしい‐はくてい【石井柏亭】‥ヰ‥
洋画家。名は満吉。東京生れ。鶴三の兄。浅井忠に学び、のち、「方寸」の創刊に参加。二科会創立会員として活躍したが、1935年(昭和10)芸術院会員に選ばれ官展に復帰。平明な写実を鼓吹、水彩画や詩歌・評論もよくした。(1882〜1958)
石井柏亭
撮影:田沼武能
⇒いしい【石井】

いし‐いも【石芋】🔗⭐🔉振
いし‐いも【石芋】
昔、行脚僧あんぎゃそうが芋を洗う老婆に芋を求めたとき、惜しんで「固くて食えぬ」と断ったため、後その土地の芋は石のように固くなった、という伝説。諸地方に伝わり、僧を弘法大師にあてる所が多い。
いしい‐ランシング‐きょうてい【石井ランシング協定】‥ヰ‥ケフ‥🔗⭐🔉振
いしい‐ランシング‐きょうてい【石井ランシング協定】‥ヰ‥ケフ‥
1917年(大正6)11月、臨時特命全権大使石井菊次郎とアメリカ国務長官ロバート=ランシング(R. Lansing1864〜1928)が調印した中国に関する共同宣言。日本の特殊権益を承認するとともに、領土保全・門戸開放・機会均等の原則を確認したが、協定の解釈は日米で異なった。ワシントン会議で廃棄。
⇒いしい【石井】
いしい‐りゅう【石井流】‥ヰリウ🔗⭐🔉振
いしい‐りゅう【石井流】‥ヰリウ
能楽の大鼓おおつづみ方の流派。安土桃山時代の石井庄左衛門滋長を祖とする。
⇒いしい【石井】
いしい‐りょうすけ【石井良助】‥ヰリヤウ‥🔗⭐🔉振
いしい‐りょうすけ【石井良助】‥ヰリヤウ‥
法制史学者。東京生れ。東大卒、同教授。日本の古代から近代の法制史を体系的に研究。著「日本法制史概説」など。文化勲章。(1907〜1993)
⇒いしい【石井】
いし‐うす【石臼】🔗⭐🔉振
いし‐うす【石臼】
石で造った臼。大きいものや重いもののたとえに用いる。
石臼
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒いしうす‐げい【石臼芸】

いしうす‐げい【石臼芸】🔗⭐🔉振
いしうす‐げい【石臼芸】
多くの芸を持ってはいるが、一つも秀でたもののないこと。碾臼ひきうす芸。
⇒いし‐うす【石臼】
いしおか【石岡】‥ヲカ🔗⭐🔉振
いしおか【石岡】‥ヲカ
茨城県中部の市。古代に常陸国府・国分寺が所在。幕末まで府中藩(石岡藩)松平氏2万石の城下町。気象庁地磁気観測所がある。人口8万2千。
○石が流れて木の葉が沈むいしがながれてこのはがしずむ🔗⭐🔉振
○石が流れて木の葉が沈むいしがながれてこのはがしずむ
[新語弁惑「石を浮かべ木を沈む」]物事が転倒している事のたとえ。
⇒いし【石】
いし‐くれ【石塊】🔗⭐🔉振
いし‐くれ【石塊】
小さい石。石のかけら。いしころ。
いし‐げた【石下駄】🔗⭐🔉振
いし‐げた【石下駄】
石製模造品の一つ。石で下駄の形に造り、墳墓の中に納めた。
いし‐ころ【石塊】🔗⭐🔉振
いし‐ころ【石塊】
小石。いしくれ。
いし‐ごろも【石衣】🔗⭐🔉振
いし‐ごろも【石衣】
半生菓子の一種。餡あんに水飴を加えて練り固めたものをすり蜜で覆い、乾かしたもの。
石衣
撮影:関戸 勇

○石で手を詰むいしでてをつむ🔗⭐🔉振
○石で手を詰むいしでてをつむ
進退きわまる意。狂言、昆布布施「石で手を詰めたやうなことぢや」
⇒いし【石】
いしな‐どり【石などり】🔗⭐🔉振
いしな‐どり【石などり】
(→)「いしなご」に同じ。拾遺和歌集雑賀「東宮の―の石召しければ」
○石にかじりついてもいしにかじりついても🔗⭐🔉振
○石にかじりついてもいしにかじりついても
どんな苦労をしても。是が非でも。
⇒いし【石】
○石に灸いしにきゅう🔗⭐🔉振
○石に灸いしにきゅう
ききめのないことのたとえ。石に針。
⇒いし【石】
○石に漱ぎ流れに枕すいしにくちすすぎながれにまくらす🔗⭐🔉振
○石に漱ぎ流れに枕すいしにくちすすぎながれにまくらす
[晋書孫楚伝](晋の孫楚が、「石に枕し流れに漱ぐ」と言うべきところを、「石に漱ぎ流れに枕す」と言い誤り、「石に漱ぐ」とは歯を磨くこと、「流れに枕す」とは耳を洗うことと強弁した故事から)こじつけて言いのがれること。まけおしみの強いこと。漱石枕流そうせきちんりゅう。
⇒いし【石】
○石に立つ矢いしにたつや🔗⭐🔉振
○石に立つ矢いしにたつや
[史記李将軍伝](李広が草中の石を見て虎と思って射たところ、鏃やじりが石に突き刺さったという故事から)一念を打ち込んで事に当たればどんな事でもできることのたとえ。思う念力岩をも通す。
⇒いし【石】
○石に謎かけるいしになぞかける🔗⭐🔉振
○石に謎かけるいしになぞかける
少しも感応のないことのたとえ。浄瑠璃、女殺油地獄「―やうに口でいうて聞く奴か」
⇒いし【石】
○石に蒲団は着せられずいしにふとんはきせられず🔗⭐🔉振
○石に蒲団は着せられずいしにふとんはきせられず
(墓石に蒲団をかけても無駄である意)父母の存命中に孝養を尽くさなければ、死後に悔いても及ばないということ。
⇒いし【石】
○石に枕し流れに漱ぐいしにまくらしながれにくちすすぐ🔗⭐🔉振
○石に枕し流れに漱ぐいしにまくらしながれにくちすすぐ
[三国志蜀志、彭羕伝]自然の中に隠遁して自由な生活をする。→石に漱ぎ流れに枕す
⇒いし【石】
いし‐の‐あぶら【石の油】🔗⭐🔉振
いし‐の‐あぶら【石の油】
石油せきゆの古称。
○石の上にも三年いしのうえにもさんねん🔗⭐🔉振
○石の上にも三年いしのうえにもさんねん
(石の上でも3年続けてすわれば暖まるとの意から)辛抱すれば必ず成功するという意。
⇒いし【石】
いし‐の‐おおとこ【石の大床】‥オホ‥🔗⭐🔉振
いし‐の‐おおとこ【石の大床】‥オホ‥
(→)石棺せっかんに同じ。
いし‐の‐おび【石の帯】🔗⭐🔉振
いし‐の‐おび【石の帯】
石帯せきたいのこと。
いし‐の‐たけ【石の竹】🔗⭐🔉振
いし‐の‐たけ【石の竹】
(「石竹せきちく」の訓読)セキチクの別称。散木奇歌集「春日野の―にも花咲きにけり」
いし‐の‐ち【石の乳】🔗⭐🔉振
いし‐の‐ち【石の乳】
鍾乳石しょうにゅうせきの古名。つららいし。いしのちち。いしのつらら。肥前風土記「窟いわやあり。鍾乳いしのち、また、木蘭あり」
いし‐の‐つぼ【石の壺】🔗⭐🔉振
いし‐の‐つぼ【石の壺】
①(→)「いしつぼ」に同じ。
②石を敷きつめた中庭。
いし‐の‐つらら【石の氷柱】🔗⭐🔉振
いし‐の‐つらら【石の氷柱】
鍾乳石しょうにゅうせきの古名。
いし‐の‐はし【石の階】🔗⭐🔉振
いし‐の‐はし【石の階】
(「石階せっかい」の訓読)石の階段。石段。源氏物語須磨「竹編める垣しわたして、―、松の柱」
いし‐の‐ひ【石の火】🔗⭐🔉振
いし‐の‐ひ【石の火】
①燧石ひうちいしできり出す火。きりび。また、石から出ると想像した火。宇津保物語梅花笠「―に氷解く」
②またたく間。電光石火。また、石の火はすぐ消えるので、はかない事のたとえ。千五百番歌合「―にこの身をよせて」
いし‐の‐ま【石の間】🔗⭐🔉振
いし‐の‐ま【石の間】
権現造ごんげんづくりの神社の本殿と拝殿との間に石を敷いた所。合あいの間。
⇒いしのま‐づくり【石の間造】
いしのま‐づくり【石の間造】🔗⭐🔉振
いしのま‐づくり【石の間造】
(→)権現造ごんげんづくりに同じ。
⇒いし‐の‐ま【石の間】
いし‐の‐みなと【石の湊】🔗⭐🔉振
いし‐の‐みなと【石の湊】
硯すずりの異称。
いし‐ばい【石灰】‥バヒ🔗⭐🔉振
いしばい‐の‐だん【石灰の壇】‥バヒ‥🔗⭐🔉振
いしばい‐の‐だん【石灰の壇】‥バヒ‥
清涼殿の東廂ひがしびさしの南隅にあって、天皇が毎朝、伊勢大神宮・内侍所を拝した所。石灰を固めて壇を築いた。石灰の間ま。→清涼殿(図)
⇒いし‐ばい【石灰】
いし‐はなび【石花火】🔗⭐🔉振
いし‐はなび【石花火】
〔植〕イソマツの別称。
いし‐ひき【石曳・石引】🔗⭐🔉振
いし‐ひき【石曳・石引】
①(城などの建造のために)大石を引き運ぶこと。
②石引唄の略。
⇒いしひき‐うた【石引唄】
いしひき‐うた【石引唄】🔗⭐🔉振
いしひき‐うた【石引唄】
石引の時にうたう唄。
⇒いし‐ひき【石曳・石引】
いし‐びや【石火矢・石火箭】🔗⭐🔉振
いし‐びや【石火矢・石火箭】
①石片また鉄・鉛などを発射し、攻城戦に用いた弩おおゆみ。
②江戸初期、西洋伝来の大砲の称。
いし‐や【石屋】🔗⭐🔉振
いし‐や【石屋】
①石を切り出し、または石を細工する職人。いしく。
②庭石や石材またはその細工したものを商う人や店。
○石を抱きて淵に入るいしをいだきてふちにいる🔗⭐🔉振
○石を抱きて淵に入るいしをいだきてふちにいる
[韓詩外伝3](もと、清廉潔白に徹したことをいう美談)助かる可能性をみずから捨てる無謀な行い。自殺行為。
⇒いし【石】
いわ‐い【石井・岩井】イハヰ🔗⭐🔉振
いわ‐い【石井・岩井】イハヰ
岩間の泉を井としたもの。万葉集7「―の水は飲めど飽かぬかも」
いわ‐や【石屋・岩屋・窟】イハ‥🔗⭐🔉振
いわ‐や【石屋・岩屋・窟】イハ‥
①岩に横穴をあけて造った住居。石室。万葉集3「常磐なる―は今もありけれど」
②天然にできた岩間の洞穴。
⇒いわや‐ぎく【岩屋菊】
⇒いわや‐と【岩屋戸】
かせ【甲蠃・石陰子】🔗⭐🔉振
かせ【甲蠃・石陰子】
(ガゼとも)ウニの古称。催馬楽、我家「御肴に何よけむ鮑あわび栄螺さだおか―良けむ」
こく【石】🔗⭐🔉振
こく【石】
(慣用音。漢音はセキ)
①体積の単位。主として米穀をはかるのに用い、1石は10斗、約180リットル。斛。
②和船の積量で、10立方尺。
③材木などで、10立方尺の実積の称。約0.28立方メートル。
④鮭さけ・鱒ますなどを数える語。鮭は40尾、鱒は60尾を1石とする。
⑤大名・武士などの知行高ちぎょうだかを表す単位。「加賀百万―」
→せき(石)
じゃくおう‐じ【石王寺】‥ワウ‥🔗⭐🔉振
じゃくおう‐じ【石王寺】‥ワウ‥
丹波国石(岩)王寺山(今、綾部市内)から産した硯石。黒色で白糸紋がある。
せ【石蜐・尨蹄子・石花】🔗⭐🔉振
せ【石蜐・尨蹄子・石花】
〔動〕カメノテの古称。せい。〈倭名類聚鈔19〉
せき【石】🔗⭐🔉振
せき【石】
(呉音はシャク。慣用音はコク)
①いし。
②(jewel)時計の軸受の宝石の数を表す語。「21―」
③ラジオなどに使われるトランジスター・ダイオードなどの数を表す語。「8―スリーバンド」
④中国の楽器分類、八音はちおんの一つ。石製の体鳴楽器である磬けいがこれに含まれる。
⑤弓の強さを表す語。椿説弓張月前編「五―の弓の長七尺五寸ありて」
⑥石見国いわみのくにの略。
→こく(石)
せき‐いん【石印】🔗⭐🔉振
せき‐いん【石印】
蝋石などの石に彫刻した印。
せき‐えい【石英】🔗⭐🔉振
せき‐えい【石英】
(quartz)ケイ酸から成る鉱物の一種。三方晶系に属し、ガラス光沢をもつ粒状・塊状の集合。錐面をもつ六角柱状結晶は水晶と呼ばれる。硬度7。花崗岩や流紋岩などの中に多量に含まれる。また、変成岩・堆積岩の多くに含まれる。ガラス・陶磁器の材料。
⇒せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
⇒せきえい‐ガラス【石英硝子】
⇒せきえい‐しゃ【石英砂】
⇒せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
⇒せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
⇒せきえい‐はんがん【石英斑岩】
せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】🔗⭐🔉振
せきえい‐あんざんがん【石英安山岩】
デイサイトの訳語。現在は使わない。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐ガラス【石英硝子】🔗⭐🔉振
せきえい‐ガラス【石英硝子】
純粋な二酸化ケイ素だけを成分とするガラス。石英の粉末や水晶を電気炉の中で溶融して製する。高温と温度の変化とに耐え、紫外線をよく通過させる。科学実験用・化学工業用・光学用など。光通信用ファイバーに使うものは四塩化ケイ素やモノシランの分解でつくる。シリカガラス。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐しゃ【石英砂】🔗⭐🔉振
せきえい‐しゃ【石英砂】
(→)珪砂に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】🔗⭐🔉振
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
主に斜長石・石英・角閃石から成る粗粒で完晶質の深成岩。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】🔗⭐🔉振
せきえい‐そめんがん【石英粗面岩】
(liparite)(→)流紋岩に同じ。
⇒せき‐えい【石英】
せきえい‐はんがん【石英斑岩】🔗⭐🔉振
せきえい‐はんがん【石英斑岩】
火成岩の一種。石英と正長石の斑晶をもつ斑岩。多く岩脈や岩株となって産出、白・灰・黄・緑色などを呈する。
⇒せき‐えい【石英】
せき‐おう【石黄】‥ワウ🔗⭐🔉振
せき‐おう【石黄】‥ワウ
硫化ヒ素を主成分とする鉱物。単斜晶系に属し、黄色で樹脂光沢を有し有毒。雄黄。古名、雌黄。
せき‐か【石果】‥クワ🔗⭐🔉振
せき‐か【石果】‥クワ
〔生〕(→)核果かっかに同じ。
せきかし【石河子】🔗⭐🔉振
せきかし【石河子】
(Shihezi)中国、新疆ウイグル自治区北部、天山山脈北麓の工業都市。畜産業も盛ん。人口59万(2000)。
せっ‐か【石化】セキクワ🔗⭐🔉振
せっ‐か【石化】セキクワ
①生物の遺骸に炭酸石灰・ケイ酸などが入りこんで元の組織を置換し、硬くする作用。化石化作用。
②(→)帯化に同じ。
せっ‐か【石火】セキクワ🔗⭐🔉振
せっ‐か【石火】セキクワ
①燧石ひうちいしを打って出す火。源平盛衰記45「大師自ら―を敲き出して」
②短い瞬間またはすばやい動作のたとえ。「電光―」
⇒せっか‐の‐ひかり【石火の光】
せっ‐か【石貨】セキクワ🔗⭐🔉振
せっ‐か【石貨】セキクワ
石造の貨幣。
せっ‐かい【石灰】セキクワイ🔗⭐🔉振
せっ‐かい【石灰】セキクワイ
(lime)生せい石灰(酸化カルシウム)、およびこれを水和して得る消しょう石灰(水酸化カルシウム)の通称。広義には石灰石(炭酸カルシウム)を含む。いしばい。
⇒せっかい‐いおう‐ごうざい【石灰硫黄合剤】
⇒せっかい‐えき【石灰液】
⇒せっかい‐か【石灰化】
⇒せっかい‐か【石灰華】
⇒せっかい‐かいめん【石灰海綿】
⇒せっかい‐がん【石灰岩】
⇒せっかい‐さつざい【石灰擦剤】
⇒せっかいしつ‐ひりょう【石灰質肥料】
⇒せっかい‐すい【石灰水】
⇒せっかい‐せき【石灰石】
⇒せっかい‐そう【石灰層】
⇒せっかい‐そう【石灰藻】
⇒せっかい‐ちっそ【石灰窒素】
⇒せっかい‐どう【石灰洞】
⇒せっかい‐にゅう【石灰乳】
⇒せっかい‐モルタル【石灰モルタル】
せっ‐かい【石塊】セキクワイ🔗⭐🔉振
せっ‐かい【石塊】セキクワイ
石のかたまり。いしころ。
せっかい‐か【石灰化】セキクワイクワ🔗⭐🔉振
せっかい‐か【石灰化】セキクワイクワ
〔医〕組織に石灰(炭酸カルシウム・リン酸カルシウム)が沈着すること。骨形成の生理的な過程のほか、異栄養性石灰化と石灰転移とがある。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっかい‐モルタル【石灰モルタル】セキクワイ‥🔗⭐🔉振
せっかい‐モルタル【石灰モルタル】セキクワイ‥
水酸化カルシウム(消石灰)に砂を加え、水でこね合わせて作ったもの。
⇒せっ‐かい【石灰】
せっか‐さい【石花菜】セキクワ‥🔗⭐🔉振
せっか‐さい【石花菜】セキクワ‥
テングサの異称。
せっかそう【石家荘】セキ‥サウ🔗⭐🔉振
せっかそう【石家荘】セキ‥サウ
(Shijiazhuang)中国河北省の省都。鉄道の交点で、各種工業が発達。人口197万(2000)。別名、石門。
せっか‐の‐ひかり【石火の光】セキクワ‥🔗⭐🔉振
せっか‐の‐ひかり【石火の光】セキクワ‥
きわめて短い時間をたとえていう語。平家物語10「老少不定の世の中は―に異ならず」
⇒せっ‐か【石火】
せ‐の‐うみ【石花海】🔗⭐🔉振
せ‐の‐うみ【石花海】
駿河湾南西部にある水深100メートル以浅の浅堆せんたい。イワシ・サバなどの好漁場。
[漢]石🔗⭐🔉振
石 字形
筆順
〔石部0画/5画/教育/3248・4050〕
〔音〕セキ(漢) シャク(呉) コク(慣)
〔訓〕いし・いわ
[意味]
①地表に散在する、岩の小さいもの。いし。「岩石・鉱石・宝石・磁石じしゃく・石仏・石工・金石文」▶器械の部品などに用いる硬い(小粒の)鉱物性物質の個数を数えるにも用いる。「二十一石の時計」
②ごいし。「布石・定石じょうせき」
③治療用のいしばり。「薬石」
④役に立たないもの。ねうちのないもの。「瓦石がせき・玉石混交」
⑤コク単位の名。
㋐米穀などの量の単位。一石は十斗。約一八〇リットル。「加賀百万石」「良二千石せき」▶もと「斛こく」と書く。
㋑和船の積載量、材木の容積の単位。一石は十立方尺。約〇・二六立方メートル。「三十石船ぶね」
⑥「石見いわみ国」の略。「石州」
[解字]
会意。「厂」(=がけ)+「口」(=いしの形)。
[下ツキ
一石・隕石・燕石・温石・懐石・化石・瓦石・滑石・岩石・輝石・玉石・金石・鶏血石・珪石・結石・減石・原石・鉱石・黒曜石・採石・砕石・試金石・磁石・矢石・歯石・酒石酸・硝石・定石・鍾乳石・燧石・泉石・漱石枕流・礎石・堆石・大理石・胆石・柱石・長石・鉄石・転石・投石・土石・盤石・磐石・砒石・布石・方解石・宝石・木石・盆石・薬石・落石・良二千石・蠟石・流石さすが
[難読]
石蓴あおさ・石決明あわび・石首魚いしもち・石斑魚うぐい・石女うまずめ・石蜐かめのて・石榴ざくろ・石南花しゃくなげ・石楠花しゃくなげ・石蕗つわぶき・石松ひかげのかずら


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