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うら【心】🔗🔉

うら】 (表に見えないものの意)こころ。おもい。古事記「―恋ほしけむ」 ⇒心も無し

けけれ【心】🔗🔉

けけれ】 (上代東国方言)(→)「こころ」に同じ。古今和歌集東歌「甲斐がねをさやにも見しが―なく横ほりふせるさやの中山」

ここり【心】🔗🔉

ここり】 (万葉集の原文「去々里(ココロ)」の「里」を「リ」と読み誤って上代東国方言とした語)こころ。

こころ【心】🔗🔉

こころ】 (禽獣などの臓腑のすがたを見て、コル(凝)またはココルといったのが語源か。転じて、人間の内臓の通称となり、更に精神の意味に進んだ) ➊人間の精神作用のもとになるもの。また、その作用。 ①知識・感情・意志の総体。「からだ」に対する。大鏡文徳「この帝…御―明らかに、よく人を知ろしめせり」。「―の病」 ②思慮。おもわく。源氏物語浮舟「―もなかりける夜のあやまちを思ふに」。「―を配る」 ③気持。心持。万葉集17「いつかも来むと待たすらむ―さぶしく」。「―が変わる」 ④思いやり。なさけ。万葉集1「雲だにも―あらなも隠さふべしや」。「―ない仕打ち」 ⑤情趣を解する感性。新古今和歌集「―なき身にもあはれは知られけり」 ⑥望み。こころざし。万葉集3「結びてし言ことは果さず思へりし―は遂げず」。「―にまかせぬ」 ⑦特別な考え。裏切り、あるいは晴れない心持。万葉集4「―あるごとな思ひわがせこ」。「―を晴らす」 ➋(比喩的に用いる) ①おもむき。風情ふぜい。栄華物語つぼみ花「よろづみな―あるさまに見え」 ②事情。源氏物語夕顔「このわたりの―しれらむ者を召して問へ」 ③趣向。くふう。源氏物語帚木「まづ難き詩の―を思ひめぐらし」。「絵の―を味わう」 ④意味。古今和歌集「うたのさまを知り、ことの―をえたらん人は」 ⑤わけ。なぞ解きの根拠。東海道中膝栗毛「これを衣桁のふんどしと解きやす。その―はどうだ」 ⑥(歌論用語)内容。歌の主題・題材・発想などをいう。古今和歌集「―あまりてことば足らず」 ➌①心臓。胸。むなさき。浄瑠璃、世継曾我「―まで来る憂き涙」 ②物の中心。源氏物語桐壺「池の―広くしなして」 ⇒心合わざれば肝胆も楚越の如し ⇒心内にあれば色外にあらわる ⇒心が洗われる ⇒心が通う ⇒心が軽い ⇒心が挫ける ⇒心が騒ぐ ⇒心が沈む ⇒心が通ずる ⇒心が弾む ⇒心が乱れる ⇒心焉に在らず ⇒心に入る ⇒心に浮かべる ⇒心に鬼を作る ⇒心に懸かる ⇒心に垣をせよ ⇒心に懸ける ⇒心に笠着て暮らせ ⇒心に適う ⇒心に刻む ⇒心に染みる ⇒心に留める ⇒心に残る ⇒心に任せる ⇒心にも無い ⇒心の鬼が身を責める ⇒心の琴線に触れる ⇒心は二つ、身は一つ ⇒心は矢竹に逸る ⇒心広く体胖なり ⇒心を合わせる ⇒心を致す ⇒心を痛める ⇒心を一にする ⇒心を入れ替える ⇒心を入れる ⇒心を動かす ⇒心を打たれる ⇒心を移す ⇒心を奪われる ⇒心を躍らせる ⇒心を鬼にする ⇒心を傾ける ⇒心を交わす ⇒心を決める ⇒心を砕く ⇒心を配る ⇒心を汲む ⇒心を籠める ⇒心を凝らす ⇒心をそそる ⇒心を掴む ⇒心を尽くす ⇒心を留める ⇒心を捉える ⇒心を悩ませる ⇒心を引かれる ⇒心を開く ⇒心を翻す ⇒心を用いる ⇒心を以て心に伝う ⇒心を遣る ⇒心を許す ⇒心を寄せる

○心が洗われるこころがあらわれる🔗🔉

○心が洗われるこころがあらわれる ある事柄に感動して、心の中が水で濯すすがれたように清められる。「美しい歌声に―」 ⇒こころ【心】

○心が通うこころがかよう🔗🔉

○心が通うこころがかよう お互いの気持が伝わり合う。「心の通い合った夫婦」 ⇒こころ【心】

○心が軽いこころがかるい🔗🔉

○心が軽いこころがかるい 気がかりなことや悩みがなく、楽な気持である。 ⇒こころ【心】

○心が挫けるこころがくじける🔗🔉

○心が挫けるこころがくじける 何かをきっかけに勇気や気力などが弱まり衰える。 ⇒こころ【心】

○心が騒ぐこころがさわぐ🔗🔉

○心が騒ぐこころがさわぐ 気がかりや心配で心が穏やかでなくなる。むなさわぎがする。 ⇒こころ【心】

○心が沈むこころがしずむ🔗🔉

○心が沈むこころがしずむ 晴れ晴れせず、暗い気持になる。憂鬱になる。 ⇒こころ【心】

○心が通ずるこころがつうずる🔗🔉

○心が通ずるこころがつうずる 気持や考えが相手に伝わる。 ⇒こころ【心】

こころ‐がね【心がね】🔗🔉

こころ‐がね心がね(→)「こころね」に同じ。

○心が弾むこころがはずむ🔗🔉

○心が弾むこころがはずむ 楽しさや期待のために気分が浮かれる。 ⇒こころ【心】

○心が乱れるこころがみだれる🔗🔉

○心が乱れるこころがみだれる あれこれと思いわずらい、ふだんの冷静さが失われる。 ⇒こころ【心】

こころ‐から【心から】🔗🔉

こころ‐から心から】 ①心ゆえ。心が原因で。万葉集4「恋草を力車に七車積みて恋ふらくわが―」 ②心の底から。まごころをこめて。「―お祝い申し上げます」

こころ‐ぐ・し【心ぐし】🔗🔉

こころ‐ぐ・し心ぐし】 〔形ク〕 気持が晴れない。心が切なく苦しい。万葉集4「春日山霞たなびき―・く照れる月夜つくよに独りかも寝む」

こころ‐ごころ【心心】🔗🔉

こころ‐ごころ心心】 ①人それぞれの心。各自の気持や考え。源氏物語帚木「人の―おのがじしの立てたるおもむきも見えて」 ②人さまざまであるさま。思い思い。源氏物語玉鬘「―なる人のありさまどもを見給ひ重ぬるにつけても」

こころ‐して【心して】🔗🔉

こころ‐して心して】 気をつけて。注意して。枕草子75「よき草子などはいみじう―書けど」。「―事に当たる」

こころ‐しらい【心しらひ】‥シラヒ🔗🔉

こころ‐しらい心しらひ‥シラヒ 心くばり。心づかい。源氏物語賢木「かたへは御使の―なるべし」

こころ‐しら・う【心しらふ】‥シラフ🔗🔉

こころ‐しら・う心しらふ‥シラフ 〔自四〕 ①明らかに知る。通暁する。心得がある。継体紀「兵事つわもののことに通こころしらへるは」 ②心づかいする。気をくばる。源氏物語宿木「御供の人々、―・ひて言ひたりければ」

こころ‐ず‐から【心づから】‥ヅカラ🔗🔉

こころ‐ず‐から心づから‥ヅカラ 自分の心から。自分の心が原因で。古今和歌集「春風は花のあたりをよぎて吹け―やうつろふと見む」

こころ・する【心する】🔗🔉

こころ・する心する】 〔自サ変〕[文]こころ・す(サ変) 心をとどめる。気をつける。注意する。「よくよく―・すべきである」→こころして

こころ‐と【心と】🔗🔉

こころ‐と心と】 〔副〕 自分の心から。自分の考えで。貫之集「おのが―花は散りける」

こころ‐なら‐ず【心ならず】🔗🔉

こころ‐なら‐ず心ならず】 ①自分の本心ではない。不本意にも。讃岐典侍日記「病の、心ならぬ里居」。平家物語6「―尼になされて」 ②無意識なさま。思わず。沙石集2「―南無阿弥陀仏と申しけるを」 ③(「心も心ならず」の意で)気が気でない。歌舞伎、東海道四谷怪談「もしや倅がそのやうな目にあひはせぬかと―」 ⇒こころならず‐も【心ならずも】

こころならず‐も【心ならずも】🔗🔉

こころならず‐も心ならずも】 〔副〕 不本意にも。「―承諾した」 ⇒こころ‐なら‐ず【心ならず】

○心に入るこころにいる🔗🔉

○心に入るこころにいる ①(「入る」は自動詞)心に深くしむ。気に入る。熱中する。また、理解する。 ②(「入る」は他動詞)深く心にとどめる。身を入れる。 ⇒こころ【心】

○心に浮かべるこころにうかべる🔗🔉

○心に浮かべるこころにうかべる ある物事を心の中で想像する。意識にのぼせる。「故郷の風景を―」 ⇒こころ【心】

○心に鬼を作るこころにおにをつくる🔗🔉

○心に鬼を作るこころにおにをつくる ①いらぬ想像をして恐れる。保元物語「たばかつて陸にあげてぞ討たむずらむと心に鬼を作つて」 ②心中やましく思う。新撰六帖5「隠れ蓑うき名を隠すかたもなし―身なれど」 ③邪険な心をおこす。 ⇒こころ【心】

○心に懸かるこころにかかる🔗🔉

○心に懸かるこころにかかる ①ある事柄が心配で、意識から離れない。 ②人の厚意に頼る。情にすがる。源氏物語初音「ただかばかりの御こころにかかりてなん、多くの人々年を経けるに」 ⇒こころ【心】

○心に垣をせよこころにかきをせよ🔗🔉

○心に垣をせよこころにかきをせよ むやみに他のことに気を散らすな。 ⇒こころ【心】

○心に懸けるこころにかける🔗🔉

○心に懸けるこころにかける ①常に念頭におき、忘れないようにする。意識する。心がける。「早寝早起きを―」 ②思いのままにする。源氏物語玉鬘「今は天の下を御心にかけ給へる大臣にて」 ⇒こころ【心】

○心に笠着て暮らせこころにかさきてくらせ🔗🔉

○心に笠着て暮らせこころにかさきてくらせ 高望みをしないで、満足することを知れ。 ⇒こころ【心】

○心に適うこころにかなう🔗🔉

○心に適うこころにかなう 望んでいた事とぴったり合う。心に添う。 ⇒こころ【心】

○心に刻むこころにきざむ🔗🔉

○心に刻むこころにきざむ 忘れないように、しっかり印象づけて覚える。「忠告を―」 ⇒こころ【心】

○心に染みるこころにしみる🔗🔉

○心に染みるこころにしみる 深く心にきざみこまれる。「親身の忠告が―」 ⇒こころ【心】

○心に留めるこころにとめる🔗🔉

○心に留めるこころにとめる 常に意識して忘れないでおく。「家族のことは常に心に留めている」 ⇒こころ【心】

○心に残るこころにのこる🔗🔉

○心に残るこころにのこる 感動・印象などが、あとあとまで忘れられない。「―一言」 ⇒こころ【心】

○心に任せるこころにまかせる🔗🔉

○心に任せるこころにまかせる 思いのままにする。また、思う通りになる。 ⇒こころ【心】

○心にも無いこころにもない🔗🔉

○心にも無いこころにもない 自分が心底から思っているわけではない。本心からではない。「―お世辞」 ⇒こころ【心】

こころ‐の‐あか【心の垢】🔗🔉

こころ‐の‐あか心の垢】 心のけがれ。煩悩ぼんのう。頼政集「―をすすぎはてつる」

こころ‐の‐あき【心の秋】🔗🔉

こころ‐の‐あき心の秋】 (秋を「飽き」にかけていう語)心に飽きがくること。古今和歌集「―にあふぞわびしき」

こころ‐の‐あめ【心の雨】🔗🔉

こころ‐の‐あめ心の雨】 心のはれやかでないことを雨にたとえていう語。

こころ‐の‐あや【心の綾】🔗🔉

こころ‐の‐あや心の綾】 微妙に入りくんだ心。複雑な心の様子。清輔集「たなばたの雲のはたてに思ふらん―もわれにまさらじ」

こころ‐の‐いたり【心の至り】🔗🔉

こころ‐の‐いたり心の至り】 心がゆきとどくこと。思慮が深いこと。源氏物語明石「―少なからむ絵師は」

こころ‐の‐いと【心の糸】🔗🔉

こころ‐の‐いと心の糸】 心の乱れがちなことを糸にたとえていう語。

こころ‐の‐いとま【心の暇】🔗🔉

こころ‐の‐いとま心の暇】 ①何事も思わない時。心ののどかな時。源氏物語賢木「いとど御―なくて」 ②心の中でいとまごいをすること。浄瑠璃、曾我扇八景「よそながら心の御暇をせしが」

こころ‐の‐いろ【心の色】🔗🔉

こころ‐の‐いろ心の色】 ①心の様子。心持。後撰和歌集「―に深く見えけれ」 ②心のつや。やさしみ。徒然草「げには―なく、情おくれ」

こころ‐の‐うみ【心の海】🔗🔉

こころ‐の‐うみ心の海】 心の深く広いことを海にたとえていう語。

こころ‐の‐うら【心の浦】🔗🔉

こころ‐の‐うら心の浦】 「心の裏」を「浦」にかけていう語。心の中。夫木和歌抄25「―に袖ぬらせとは」

こころ‐の‐お【心の緒】‥ヲ🔗🔉

こころ‐の‐お心の緒‥ヲ (「心緒」の訓読)心。特に、物を思い続ける心。拾玉集5「むすぼほる―こそかなしけれ」

こころ‐の‐おく【心の奥】🔗🔉

こころ‐の‐おく心の奥】 心の底。しんてい。伊勢物語「人の―も見るべく」

こころ‐の‐おに【心の鬼】🔗🔉

こころ‐の‐おに心の鬼】 人知れず思うところがあるため、事実のはっきりしないことにも、疑いを抱いたり、ひそかに恥じ恐れたりすること。疑心暗鬼。良心の呵責かしゃく。蜻蛉日記「―は、もしここ近き所にさはりありて、かへされてにやあらむと思ふに」。枕草子130「かたはらいたく―いできて」

○心の鬼が身を責めるこころのおにがみをせめる🔗🔉

○心の鬼が身を責めるこころのおにがみをせめる 良心の呵責かしゃくをうける。 ⇒こころ【心】

こころ‐の‐かがみ【心の鏡】🔗🔉

こころ‐の‐かがみ心の鏡】 ①清浄な心を鏡にたとえていう語。 ②筆の異称。

こころ‐の‐かぎり【心の限り】🔗🔉

こころ‐の‐かぎり心の限り】 心の及ぶ限り。心のありったけ。思う存分。源氏物語「―つくしたる車どもに乗り」

こころ‐の‐きわ【心の際】‥キハ🔗🔉

こころ‐の‐きわ心の際‥キハ 心の底。心のはて。源氏物語「―も残りなく見果てて」

○心の琴線に触れるこころのきんせんにふれる🔗🔉

○心の琴線に触れるこころのきんせんにふれる 人の心に深い感動と共感を与える。「―言葉」 ⇒こころ【心】

こころ‐の‐くま【心の隈】🔗🔉

こころ‐の‐くま心の隈】 人に知られない心の奥底。心のすみずみ。源氏物語総角「包み給ふ御―残らずもてなし給はむなむ」

こころ‐の‐くも【心の雲】🔗🔉

こころ‐の‐くも心の雲】 物思いで心がうれいにとざされるさまを雲にたとえていう語。拾玉集7「―や空に満つらむ」

こころ‐の‐ケア【心のケア】🔗🔉

こころ‐の‐ケア心のケア】 災害・事故・犯罪被害・疾患などに遭遇して起こる心の問題を予防し、あるいは回復をはかるために、心理的・医学的・社会的に行う支援。

こころ‐の‐こま【心の駒】🔗🔉

こころ‐の‐こま心の駒(→)「こころのうま」に同じ。浄瑠璃、心中重井筒「内と外とに引合の、―の諸手綱」

こころ‐の‐さび【心の錆】🔗🔉

こころ‐の‐さび心の錆】 心の迷い。煩悩ぼんのう。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「―も荒砥の研ぎ立て」

こころ‐の‐さる【心の猿】🔗🔉

こころ‐の‐さる心の猿】 (「心猿しんえん」の訓読)煩悩ぼんのうの騒がしくしずめがたいのを猿にたとえていう語。→意馬心猿

こころ‐の‐すぎ【心の杉】🔗🔉

こころ‐の‐すぎ心の杉】 正直な心を杉のまっすぐなことにたとえていう語。新古今和歌集「三輪の桧原も知らなくに―のわれを尋ぬる」

こころ‐の‐せき【心の関】🔗🔉

こころ‐の‐せき心の関】 ①思うことが通じないで滞ることを関所にたとえていう語。新千載和歌集「うき人の―にうちも寝で」 ②心の中で相手の行動をせきとめようとすることを関所にたとえていう語。月詣和歌集「―はかひなかりけり」

こころ‐の‐そら【心の空】🔗🔉

こころ‐の‐そら心の空】 ①心を空にたとえていう語。赤染衛門集「―のはるるよもなし」 ②心が他にあって何事も手につかないさま。うわのそら。拾遺和歌集雑恋「―になりし宵かな」 ③心がひまであること。源氏物語行幸「夜昼三条に添ひさぶらひ給ひて―なうものし給ひて」

こころ‐の‐たけ【心の丈】🔗🔉

こころ‐の‐たけ心の丈】 ①心の深さ。思いのほど。山家集「物思ふ―ぞ知られぬる」 ②心中思っていることのすべて。思いのたけ。「―を打ち明ける」

こころ‐の‐ちり【心の塵】🔗🔉

こころ‐の‐ちり心の塵】 心のけがれ。煩悩ぼんのう。宇津保物語菊宴「わがくだく―は雲となり」

こころ‐の‐つかい【心の使】‥ツカヒ🔗🔉

こころ‐の‐つかい心の使‥ツカヒ 筆の異称。

こころ‐の‐つき【心の月】🔗🔉

こころ‐の‐つき心の月】 (「心月しんげつ」の訓読)心の清く明らかなことを月にたとえていう語。悟りを開いた心。詞花和歌集「いかでわが―をあらはして」

こころ‐の‐つな【心の綱】🔗🔉

こころ‐の‐つな心の綱】 人の心をつなぎとめる情を綱にたとえていう語。拾玉集4「思ひ知る―をよもに引きて」

こころ‐の‐つの【心の角】🔗🔉

こころ‐の‐つの心の角】 邪心を角にたとえていう語。浄瑠璃、蝉丸「恐しや、―の枝高き、かげろふの森ほの暗し」

こころ‐の‐つるぎ【心の剣】🔗🔉

こころ‐の‐つるぎ心の剣】 自分や他人の身に害を与える心。好色一代男4「―を捨て西の方を拝み」

こころ‐の‐とまり【心の止り】🔗🔉

こころ‐の‐とまり心の止り】 移りかわる心が最後にゆきついて変わらない対象。浜松中納言物語2「この人を―に朝夕見てこそ」

こころ‐の‐はて【心の果て】🔗🔉

こころ‐の‐はて心の果て】 心のゆきつくところ。千載和歌集「眺めやる―ぞなかりける」

こころ‐の‐はな【心の花】🔗🔉

こころ‐の‐はな心の花】 ①移ろいやすい人の心を、散りやすい花にたとえていう語。古今和歌集「色見えでうつろふものは世の中の人の―にぞありける」 ②美しい心、風流を解する心、晴れやかな心などを花にたとえていう語。竹斎「―の情をばかけさせ給へ」

こころのはな【心の花】(雑誌名)🔗🔉

こころのはな心の花】 短歌雑誌。佐佐木信綱主宰の竹柏会で発行。1898年(明治31)創刊。

こころ‐の‐はり【心の針】🔗🔉

こころ‐の‐はり心の針】 心の中にいだく害意。

こころ‐の‐はる【心の春】🔗🔉

こころ‐の‐はる心の春】 春のように陽気でのどかな心。玉葉集「物思へば―も知らぬ身に」

こころ‐の‐ひま【心の暇】🔗🔉

こころ‐の‐ひま心の暇】 心に物思いのない時。心がのんびりしている時。詞花和歌集「秋の夜の月に―ぞなき」

こころ‐の‐ふた【心の蓋】🔗🔉

こころ‐の‐ふた心の蓋】 本心をおおいかくすもの。浄瑠璃、曾我扇八景「いつかはあけん―」

こころ‐の‐ほか【心の外】🔗🔉

こころ‐の‐ほか心の外】 ①思いのほか。心に望む通りでないこと。また、思いがけないこと。千載和歌集「―なることありてしらぬ国に侍りけるとき」 ②心に留めないこと。よそごと。新古今和歌集「今はただ―に聞くものを」

こころ‐の‐まつ【心の松】🔗🔉

こころ‐の‐まつ心の松】 心の中に「待つ」ことを「松」にかけていう語。拾遺和歌集「杉たてる宿をぞ人はたづねける―はかひなかりけり」

こころ‐の‐みず【心の水】‥ミヅ🔗🔉

こころ‐の‐みず心の水‥ミヅ 心の清濁・深浅などを水にたとえていう語。詞花和歌集「思ひやれ―の浅ければ」

こころ‐の‐やいば【心の刃】🔗🔉

こころ‐の‐やいば心の刃】 ①他人や自分を害する心。心の剣。浄瑠璃、平家女護島「沈みし君を助けたる咎とて殺す―」 ②心をこめた刃物。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「この剃刀はわたしがみがく―」

こころ‐の‐やど【心の宿】🔗🔉

こころ‐の‐やど心の宿】 ①心の宿るところ。玉葉集釈教「かりそめに―となれる身を」 ②心そのもの。心中。拾玉集4「―ぞ荒れ初めぬる」

こころ‐の‐やま【心の山】🔗🔉

こころ‐の‐やま心の山】 心の奥深いこと、また、積もる思いを山にたとえていう語。新千載和歌集釈教「法を思ふ―し深ければ世の常ならぬ鳥も鳴くなり」

こころ‐の‐やみ【心の闇】🔗🔉

こころ‐の‐やみ心の闇】 ①思い乱れて理非の判断に迷うことを闇にたとえていう語。古今和歌集「かきくらす―にまどひにき」 ②(「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」の歌から)特に、親が子を思って心が迷うこと。源氏物語桐壺「これもわりなき―になむ」

○心は二つ、身は一つこころはふたつみはひとつ🔗🔉

○心は二つ、身は一つこころはふたつみはひとつ ああもしたい、こうもしたいと思うが、体は一つなのでどうにもならない。 ⇒こころ【心】

こり【心】🔗🔉

こり】 こころ。神代紀「田心たこり姫」

しん【心】🔗🔉

しん】 ①しんぞう。 ②㋐こころ。精神。 ㋑心のおくそこ。「―から好き」 ③(「芯」と通用)物のまん中。 ㋐物の中央の(固い)部分。「―のある飯」 ㋑かなめ。根本。本性。「―が強い」 ㋒形を保ち整えるために衿・帯などに入れる布。 ㋓華道で、中心となる役枝やくえだの称。真。 ④心打しんうちの略。 ⑤〔天〕二十八宿の一つ。心宿。なかごぼし。商星。 ⑥仲間。浮世風呂「おいらも―に入ねへナ」 ⇒心が疲れる

○心が疲れるしんがつかれる🔗🔉

○心が疲れるしんがつかれる 過度の気遣いや、物事に集中したため、精神的に疲れる。神経が疲れる。 ⇒しん【心】

しん‐から【心から】🔗🔉

しん‐から心から】 〔副〕 心の底から。梅暦「―かうといふ気もねへが」。「―惚れた」

[漢]心🔗🔉

 字形  筆順 〔心(忄・)部0画/4画/教育/3120・3F34〕 〔音〕シン(呉)(漢) 〔訓〕こころ [意味] ①五臓の一つ。動物の循環系統の中心器官。「心室・心悸しんき・強心剤」 ②知・情・意のはたらきの総体。精神。こころ。「心身・本心・安心・心痛・公徳心」 ③まん中のところ。物事の大切なところ。「中心・心棒・核心・重心」▶「芯しん」に通じ用いる。「心が疲れる」「鉛筆の心」 ④むね。「心腹・心胸」 [解字] 解字心臓を描いた象形文字。 [下ツキ 悪心・安心・異心・以心伝心・一心・有心・遠心・会心・回心・戒心・改心・害心・隔心・核心・花心・寒心・感心・歓心・甘心・関心・肝心・帰心・疑心・義心・逆心・休心・求心・強心剤・狭心症・協心戮力・虚心・苦心・決心・恒心・孝心・湖心・細心・残心・私心・至心・失心・邪心・執心・重心・獣心・傷心・小心・焦心・衝心・初心・身心・信心・人心・垂心・寸心・成心・誠心・赤心・専心・潜心・善心・喪心・丹心・池心・忠心・衷心・中心・澄心・彫心鏤骨・痛心・敵愾心・摘心・鉄心・天心・点心・刀心・蕩心・灯心・盗心・同心・道心・童心・得心・読心術・妬心・都心・内心・二心・弐心・熱心・爆心・婆心・版心・氷心・腹心・腐心・仏心・物心・変心・放心・発心・本心・慢心・民心・無心・野心・唯心論・雄心・用心・要心・欲心・乱心・良心・老婆心 [難読] 心地ここち・心太ところてん

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