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へいけものがたり【平家物語】🔗🔉

へいけものがたり平家物語】 軍記物語。平家一門の栄華とその没落・滅亡を描き、仏教の因果観・無常観を基調とし、調子のよい和漢混淆文わかんこんこうぶんに対話を交えた散文体の一種の叙事詩。平曲として琵琶法師によって語られ、軍記物語・謡曲・浄瑠璃以下後代文学に多大の影響を及ぼした。原本の成立は承久(1219〜1222)〜仁治(1240〜1243)の間という。成立過程には諸説あるが、早くから読み本・語り本の系統に分かれて異本を派生したと考えられ、前者には6巻本(延慶本)・20巻本(長門本)・48巻本(源平盛衰記)など、後者には12巻本に灌頂巻かんじょうのまきを加えた覚一本・流布本などがある。治承物語。平語。→平曲へいきょく →文献資料[平家物語]

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