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じょう【常】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ ①つね。ふだん。 ②常陸国ひたちのくにの略。「―磐」

じょう‐い【常衣】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い常衣ジヤウ‥ ふだんぎ。

じょう‐い【常居】ジヤウヰ🔗🔉

じょう‐い常居ジヤウヰ 家人の平常の居室。褻居けい

じょう‐いん【常員】ジヤウヰン🔗🔉

じょう‐いん常員ジヤウヰン 平常の人員。

じょう‐えど【常江戸】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐えど常江戸ジヤウ‥ 常に江戸に在勤すること。また、その者。浄瑠璃、薩摩歌「これを取柄に召し置かれば、―、脇城、国脇まで」

じょう‐おん【常温】ジヤウヲン🔗🔉

じょう‐おん常温ジヤウヲン ①常に一定した温度。恒温こうおん。 ②一年中の平均温度。 ③加熱・冷却などしない、平常の温度。「―では液体の物質」

じょう‐かい【常会】ジヤウクワイ🔗🔉

じょう‐かい常会ジヤウクワイ ①定期的に開く会合。 ②(→)通常国会に同じ。

じょう‐かく【常客】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐かく常客ジヤウ‥ ⇒じょうきゃく

じょう‐がく【常額】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐がく常額ジヤウ‥ きまりの高。一定してある金額。

じょう‐かん【常関】ジヤウクワン🔗🔉

じょう‐かん常関ジヤウクワン 中国、清から民国へかけての税関で、内国交易上の関税を徴収する場所。

じょう‐き【常軌】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐き常軌ジヤウ‥ 普通に行われる道・やり方。常道。 ⇒常軌を逸する

じょう‐き【常規】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐き常規ジヤウ‥ ①通常の規則。常例。 ②標準。

じょう‐ぎいん【常議員】ジヤウ‥ヰン🔗🔉

じょう‐ぎいん常議員ジヤウ‥ヰン 常置の評議員。「―会」

じょう‐きゃく【常客】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐きゃく常客ジヤウ‥ ①(商店などの)常に来る得意客。 ②いつも尋ねて来る客。

じょう‐きゅう【常久】ジヤウキウ🔗🔉

じょう‐きゅう常久ジヤウキウ いつまでもかわらずに続くこと。恒久。

じょう‐きょ【常居】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐きょ常居ジヤウ‥ 常にいること。また、常のすまい。

じょう‐きょう【常況】ジヤウキヤウ🔗🔉

じょう‐きょう常況ジヤウキヤウ つねのありさま。

じょう‐ぎょう【常行】ジヤウギヤウ🔗🔉

じょう‐ぎょう常行ジヤウギヤウ ①常つねのおこない。 ②〔仏〕常行三昧の略。 ⇒じょうぎょう‐ざんまい【常行三昧】 ⇒じょうぎょう‐どう【常行堂】

じょう‐ぎょう【常業】ジヤウゲフ🔗🔉

じょう‐ぎょう常業ジヤウゲフ 平常の業務。

じょうぎょう‐ざんまい【常行三昧】ジヤウギヤウ‥🔗🔉

じょうぎょう‐ざんまい常行三昧ジヤウギヤウ‥ 〔仏〕四種三昧の一つ。天台宗で、7日または90日の間、常に弥陀の仏像のまわりを歩行して弥陀の名号を称え、心に弥陀を想ってやまない修行法。般舟三昧。仏立三昧。 ⇒じょう‐ぎょう【常行】

じょうぎょう‐どう【常行堂】ジヤウギヤウダウ🔗🔉

じょうぎょう‐どう常行堂ジヤウギヤウダウ 常行三昧を修する堂。法華三昧堂と相対して建立され、間を廊下でつなぐ。両者を荷堂にないどうという。常行三昧堂。般舟三昧院。徒然草「横川の―のうち、竜華院と書ける、ふるき額あり」 ⇒じょう‐ぎょう【常行】

○常軌を逸するじょうきをいっする🔗🔉

○常軌を逸するじょうきをいっする 世間で普通に認められている範囲からはずれたことをする。「常軌を逸した行動」 ⇒じょう‐き【常軌】

じょう‐きん【常勤】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐きん常勤ジヤウ‥ 毎日一定の時間、常時勤務すること。また、本務として専任であること。「―講師」↔非常勤

じょう‐けい【常形】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐けい常形ジヤウ‥ きまった形。一定の形状。

じょう‐けい【常経】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐けい常経ジヤウ‥ いつまでもかわらない法度はっと。常に守るべきみち。永久不変の道。

じょう‐けん【常見】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐けん常見ジヤウ‥ 〔仏〕世界やすべての存在は永遠不変の実在であり、死後も自我は滅びることなく、永遠に存続するとみる誤った考え。↔断見

じょう‐けん【常憲】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐けん常憲ジヤウ‥ 変わらない規則。 ⇒じょうけん‐いん【常憲院】

じょうけん‐いん【常憲院】ジヤウ‥ヰン🔗🔉

じょうけん‐いん常憲院ジヤウ‥ヰン 徳川綱吉の諡号しごう⇒じょう‐けん【常憲】

じょう‐ご【常語】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐ご常語ジヤウ‥ 日常使うことば。

じょう‐こう【常行】ジヤウカウ🔗🔉

じょう‐こう常行ジヤウカウ ふだんのおこない。

じょう‐こう【常香】ジヤウカウ🔗🔉

じょう‐こう常香ジヤウカウ 仏前に絶やさずにたいておく香。不断香。 ⇒じょうこう‐ばん【常香盤】

じょう‐こうせん【常光線】ジヤウクワウ‥🔗🔉

じょう‐こうせん常光線ジヤウクワウ‥ 単結晶に光線が入射すると、複屈折をおこして2本の光線となり、一方は通常の屈折の法則(スネルの法則)による屈折をするが、他はその法則に従わない。この前者を常光線、後者を異常光線という。→複屈折

じょうこう‐ばん【常香盤】ジヤウカウ‥🔗🔉

じょうこう‐ばん常香盤ジヤウカウ‥ 香をたきつくす一定の時間を以て時を測定する装置。好色五人女4「夜や八つ頃なるべし、―の鈴落ちてひびきわたる事しばらくなり」 ⇒じょう‐こう【常香】

じょう‐ざ【常座】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐ざ常座ジヤウ‥ 能舞台で、奥の向かって左側の位置。シテが多く立ち、その動きの起点・終点となる。なお「ワキの常座」は脇座のこと。定座。→能舞台(図)

じょう‐さい【常斎】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐さい常斎ジヤウ‥ 住職に代わって信者の宅に赴き、追善回向を行い、中食ちゅうじきの供養を受けて来る僧侶。お斎とき坊主。

じょう‐さい【常歳】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐さい常歳ジヤウ‥ 平常の年。平年。

じょうざい‐せんじょう【常在戦場】ジヤウ‥ヂヤウ🔗🔉

じょうざい‐せんじょう常在戦場ジヤウ‥ヂヤウ 常に戦場に在るつもりで気を引き締めて事にあたれ、という心構えをいう語。 ⇒じょう‐ざい【常在】

じょうざい‐りょうじゅせん【常在霊鷲山】ジヤウ‥リヤウ‥🔗🔉

じょうざい‐りょうじゅせん常在霊鷲山ジヤウ‥リヤウ‥ 〔仏〕(法華経寿量品の偈の語)釈尊は法華経を説いた霊鷲山にあって永遠に説法しているということ。 ⇒じょう‐ざい【常在】

じょう‐さん【常餐】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐さん常餐ジヤウ‥ 日常の食事。常饌。

じょう‐ざん【常山】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐ざん常山ジヤウ‥ ①中国の五岳の一つ。北に位する山。天子巡狩の故地。恒山。 ②〔植〕 ㋐ユキノシタ科の低木。アジサイに似る。インド・中国産。花は白色または淡青紫色。根は漢方生薬とし、解熱剤やマラリアの薬。 ㋑クサギ・コクサギの別称。 ⇒じょうざん‐の‐だせい【常山の蛇勢】

じょうざんきだん【常山紀談】ジヤウ‥🔗🔉

じょうざんきだん常山紀談ジヤウ‥ 随筆的史談集。湯浅常山著。25巻・拾遺4巻・付録1巻。元文4年(1739)自序。天文・永禄(1532〜1570)の頃から江戸初期に至る50年余の名将・傑士の言行・逸事など約470条を収める。

じょうざん‐の‐だせい【常山の蛇勢】ジヤウ‥🔗🔉

じょうざん‐の‐だせい常山の蛇勢ジヤウ‥ [孫子九地](常山にすむ率然という蛇は、その頭を撃てば尾が、尾を撃てば頭が助け、胴を撃てば頭と尾との両方が助けるというところから)各部隊の前後左右が相応じて攻撃・防御し、敵が乗ずることのできないようにする陣法。また、文章が首尾照応して、各部分の関係が緊密で一貫していること。 ⇒じょう‐ざん【常山】

じょうざん‐やき【常山焼】ジヤウ‥🔗🔉

じょうざん‐やき常山焼ジヤウ‥ ①1876年(明治9)佐渡の三浦常山が無名異むみょうい焼を改良して始めた、朱泥しゅでい・紫泥の焼物。多くは茶器。1966年閉窯。 ②明治の初め、愛知県常滑とこなめの山田常山が創始した朱泥の焼物。多くは茶器。

じょう‐じ【常事】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐じ常事ジヤウ‥ ①きまったことがら。 ②日常のこと。 ⇒じょうじ‐はん【常事犯】

じょう‐じ【常侍】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐じ常侍ジヤウ‥ 常に側近に奉仕すること。

じょう‐じ【常時】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐じ常時ジヤウ‥ いつも。平生。ふだん。「―試合に出る」

じょう‐しき【常式】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐しき常式ジヤウ‥ ①きまった方式。 ②常の儀式。 ③つね。ふだん。常時。

じょう‐しき【常識】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐しき常識ジヤウ‥ (common sense)普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに、理解力・判断力・思慮分別などを含む。森鴎外、自彊不息「―ハ普通ノ事理ヲ解シ適宜ノ処置ヲナス能力ナリ」。「―のない人」 ⇒じょうしき‐がくは【常識学派】 ⇒じょうしき‐てつがく【常識哲学】 ⇒じょうしき‐はずれ【常識外れ】

じょうしき‐がくは【常識学派】ジヤウ‥🔗🔉

じょうしき‐がくは常識学派ジヤウ‥ 「常識哲学」参照。 ⇒じょう‐しき【常識】

じょうしき‐てつがく【常識哲学】ジヤウ‥🔗🔉

じょうしき‐てつがく常識哲学ジヤウ‥ バークリーの主観的観念論やヒュームの懐疑論に反対し、数学・論理学の公理、因果律、外界の実在性、自我の存在、善悪の区別など「常識の原理」を根本とする哲学。スコットランドのリード及びその学派(常識学派)、現代ではムーアが代表。 ⇒じょう‐しき【常識】

じょうしき‐はずれ【常識外れ】ジヤウ‥ハヅレ🔗🔉

じょうしき‐はずれ常識外れジヤウ‥ハヅレ 世間での一般的な考え方から大きくはずれること。 ⇒じょう‐しき【常識】

じょう‐じせい【常磁性】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐じせい常磁性ジヤウ‥ 〔理〕(paramagnetism)物質を磁場内に置いた時に、磁場と同じ向きに弱く磁化する性質。自発磁化をもたずヒステリシスも示さない。 ⇒じょうじせい‐たい【常磁性体】

じょうじせい‐たい【常磁性体】ジヤウ‥🔗🔉

じょうじせい‐たい常磁性体ジヤウ‥ 常磁性を示す物質。常温における酸素・マンガン・白金・アルミニウムの類。強磁性体も、ある温度(キュリー温度)以上では常磁性となる。 ⇒じょう‐じせい【常磁性】

じょうじ‐はん【常事犯】ジヤウ‥🔗🔉

じょうじ‐はん常事犯ジヤウ‥ 政治犯・国事犯以外の一般の犯罪。普通犯。 ⇒じょう‐じ【常事】

じょう‐じょう【常常】ジヤウジヤウ🔗🔉

じょう‐じょう常常ジヤウジヤウ ふだん。つねづね。 ⇒常常綺羅の晴着なし

○常常綺羅の晴着なしじょうじょうきらのはれぎなし🔗🔉

○常常綺羅の晴着なしじょうじょうきらのはれぎなし 常に美服を着飾っているために、逆にこれと定めた晴着がない。浮世床「銭右衛門大きな面つらをして絹布おかいこにくるまつてゐても―だ」 ⇒じょう‐じょう【常常】

じょう‐づめ【常詰】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐づめ常詰ジヤウ‥ 常に詰めていること。また、その人。

じょう‐とき【常斎】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐とき常斎ジヤウ‥ 在家が時刻を定めて僧侶に斎ときを供すること。狂言、どちはぐれ「―を下さる御方があつて毎月定めてこれへ来る」

じょう‐やとい【常雇い】ジヤウヤトヒ🔗🔉

じょう‐やとい常雇いジヤウヤトヒ ①臨時雇い・季節雇いに対し、長期にわたって雇われている人。 ②雇いつけの人。

じょう‐らく【常楽】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐らく常楽ジヤウ‥ 〔仏〕 ①常住不変で、苦しみなく安楽であること。 ②常楽我浄の略。 ⇒じょうらく‐え【常楽会】 ⇒じょう‐らく‐が‐じょう【常楽我浄】

じょうらく‐え【常楽会】ジヤウ‥ヱ🔗🔉

じょうらく‐え常楽会ジヤウ‥ヱ 毎年旧暦2月15日(釈尊入滅の日)に興福寺などで修する涅槃会ねはんえ。〈[季]春〉 ⇒じょう‐らく【常楽】

じょう‐らく‐が‐じょう【常楽我浄】ジヤウ‥ジヤウ🔗🔉

じょう‐らく‐が‐じょう常楽我浄ジヤウ‥ジヤウ ①涅槃ねはんの四つのすぐれた性質(四徳)。永遠であり(常)、安楽であり(楽)、絶対であり(我)、清浄である(浄)こと。涅槃経に説く。 ②四顛倒してんどう。無常・苦・無我・不浄の現実を、凡夫が常・楽・我・浄と誤り思うこと。 ⇒じょう‐らく【常楽】

ただ【徒・常・只・唯】🔗🔉

ただ徒・常・只・唯】 ①何ともないこと。取りたてて言うこともないさま。宇津保物語嵯峨院「ときてやる衣の袖の色を見よ―の涙はかかるものかは」。「―の紙切れだ」 ②なんの意味もないさま。むなしいさま。更級日記「荻の葉のこたふるまでもふきよらで―にすぎぬる笛の音ぞうき」 ③特別な人・事・物でないこと。ふつう。なみ。源氏物語少女「博士の人々は四韻、―の人はおとどを始め奉りて絶句つくりて」。源氏物語梅枝「御心のゆくかぎり、草のも―のも女手もいみじう書きつくし給ふ」 ④《只》代金がいらないこと。無料。ロハ。狂言、薩摩守「―乗せる秀句をすへて進ぜう」。「入場料は―にする」 →ただならず→ただならぬ ⇒徒でさえ ⇒徒では済まない ⇒徒なるよりは ⇒只の鼠でない ⇒只ほど安い物はない ⇒只より高い物はない

つね【常】🔗🔉

つね】 ①かわらないこと。永久不変。副詞的にも用いる。万葉集17「今来む春も―斯くし見む」。古今和歌集「世の中はなにか―なる飛鳥川きのふの淵ぞけふは瀬になる」 ②ふだん。平素。万葉集13「―ゆ異に鳴く」。「―と変わらず」 ③なみ。普通。あたりまえ。万葉集12「うつせみの―の言葉と思へども」。源氏物語若紫「時々は世の―なる御気色を見ばや」。「世の―の人」 ④ならい。ならわし。「人情の―として」 ⇒常無し ⇒常ならず

つね‐ごてん【常御殿】🔗🔉

つね‐ごてん常御殿「常御所つねのごしょ2」参照。

つね‐しき【常式】🔗🔉

つね‐しき常式】 なみの様子。普通の有様。毛詩抄「―の女をつれては、曲もないぞ」

つね‐づね【常常】🔗🔉

つね‐づね常常】 ふだん。へいぜい。いつも。副詞的にも用いる。「―の心構え」「―考えていたこと」

つね‐どき【常時】🔗🔉

つね‐どき常時】 つね。へいぜい。ふだん。

○常ならずつねならず🔗🔉

○常ならずつねならず ①一定しない。さだまりない。無常である。拾遺和歌集哀傷「常ならぬ世は憂き身こそ悲しけれ」 ②ふだんとちがっている。 ⇒つね【常】

つね‐に【常に】🔗🔉

つね‐に常に】 〔副〕 ①いつも。平生。万葉集3「朝に日に―見れども」。「―節約を心がける」 ②永久に。かわらず。万葉集20「磯松の―いまさね」

つね‐の‐ごしょ【常御所】🔗🔉

つね‐の‐ごしょ常御所】 ①寝殿造で、主人がふだん住まう部屋あるいは建物。初めは寝殿内にあり、後に独立の建物となった。 ②皇居内で天皇が日常起居した室。室町時代までは清涼殿内の一室で、近世に入ってから常御殿つねごてんとして独立。

と‐かげ【常陰】🔗🔉

と‐かげ常陰】 山陰。いつも日陰になっているところ。万葉集8「今しも鳴きぬ山の―に」

とこ【常】🔗🔉

とこ】 〔接頭〕 いつも変わらない、永遠であるの意を表す語。古事記「常を訓みて―といひ」。拾遺和歌集「己がつまこそ―めづらなれ」

とこ‐い【常井】‥ヰ🔗🔉

とこ‐い常井‥ヰ 水が常に絶えることのない井戸。新撰六帖2「絶えぬ―のゐづつなりけり」

とこ・し【常し・長し・永久し】🔗🔉

とこ・し常し・長し・永久し】 〔形シク〕 (「常とこ」の形容詞形)永久である。常にある。万葉集7「いや―・しくにわれかへり見む」

とこし‐え【常しえ・永久】‥ヘ🔗🔉

とこし‐え常しえ・永久‥ヘ 永くかわらないこと。いつまでも続くこと。とこしなえ。万葉集18「―にかくしもあらめや」。「―の愛を誓う」

とこし‐なえ【常しなへ・永久】‥ナヘ🔗🔉

とこし‐なえ常しなへ・永久‥ナヘ (→)「とこしえ」に同じ。

とこ‐つ‐くに【常つ国】🔗🔉

とこ‐つ‐くに常つ国】 死の国。よみのくに。黄泉。雄略紀「謂おもはざりき…―に至るといふことを」

とこ‐つ‐みかど【常つ御門】🔗🔉

とこ‐つ‐みかど常つ御門】 永久に変わらない宮殿。永久の御所。万葉集2「よそに見し檀まゆみの岡も君ませば―ととのゐするかも」

とこ‐とわ【常・永久】‥トハ🔗🔉

とこ‐とわ常・永久‥トハ (平安時代までトコトバ) ①永久にかわらないこと。とこしえ。万葉集2「わがみかど千代―に栄えむと」 ②いつも。つね。〈類聚名義抄〉

とこ‐なつ【常夏】🔗🔉

とこ‐なつ常夏】 ①いつも夏のようであること。「―のハワイ」 ②㋐(春から秋にわたって咲くからいう)セキチクの一変種。分岐した枝頂に濃紅色の五弁花を四季を通じて開花。〈[季]夏〉 ㋑ナデシコの古名。〈[季]夏〉。源氏物語紅葉賀「―のはなやかに咲き出でたるを」 ③襲かさねの色目。(→)「なでしこ」に同じ。 ④紋所の名。(→)「なでしこ」に同じ。 ⑤源氏物語の巻名。 ⇒とこなつ‐づき【常夏月】 ⇒とこなつ‐に【常夏に】

とこ‐なつか・し【常懐かし】🔗🔉

とこ‐なつか・し常懐かし】 〔形シク〕 いつまでも変わらず親しみやすい。源氏物語常夏「なでしこの―・しき色を見ば」

とこなつ‐づき【常夏月】🔗🔉

とこなつ‐づき常夏月】 (常夏の花の盛んな月の意)陰暦6月の異称。 ⇒とこ‐なつ【常夏】

とこなつ‐に【常夏に】🔗🔉

とこなつ‐に常夏に】 夏の間ずっと。万葉集17「立山に降り置ける雪を―見れども飽かず」 ⇒とこ‐なつ【常夏】

とこ‐なめ【常滑】🔗🔉

とこ‐なめ常滑】 ①岩にいつも生えている水苔。また、水苔でいつもなめらかな岩床。万葉集1「見れど飽かぬ吉野の河の―の絶ゆることなくまた還り見む」 ②河床の平らな岩の上を、少量の水が静かに流れている所。

とこなめ【常滑】(地名)🔗🔉

とこなめ常滑】 愛知県南西部の市。知多半島の西岸に位置し、常滑焼・土管・タイルなどの窯業が中心。海苔のりの養殖が盛ん。中部国際空港がある。とこなべ。人口5万1千。 ⇒とこなめ‐やき【常滑焼】

とこなめ‐やき【常滑焼】🔗🔉

とこなめ‐やき常滑焼】 常滑市を中心にその付近一帯で作られる炻器せっき質の陶器。草創は平安末期で、中世には甕かめ・壺・鉢を量産。江戸後期からは茶器も焼き、明治以降は急須などの朱泥しゅでい製品で知られる。土管・タイル・植木鉢なども産出。とこなべやき。 ⇒とこなめ【常滑】

とこ‐の‐くに【常の国】🔗🔉

とこ‐の‐くに常の国(→)「常世とこよの国」に同じ。

とこ‐はな【常花】🔗🔉

とこ‐はな常花】 永久に咲いている花。万葉集17「橘は―にもが」

とこ‐みや【常宮】🔗🔉

とこ‐みや常宮】 永久にかわらぬ宮。万葉集2「あさもよし城の上の宮を―と高くまつりて」

とこ‐やみ【常闇】🔗🔉

とこ‐やみ常闇】 永久に暗黒なこと。万葉集2「天雲を日の目も見せず―に覆ひたまひて」

とわ【常・永久】トハ🔗🔉

とわ常・永久トハ (平安時代まではトバ)長く変わらないこと。とこしえ。永久えいきゅう。古今和歌集「―にあひ見む事をのみこそ」。「―の別れ」

[漢]常🔗🔉

 〔小()部8画〕 ⇒巾部

[漢]常🔗🔉

 字形  筆順 〔巾部8画/11画/教育/3079・3E6F〕 〔音〕ジョウ〈ジャウ〉(呉) 〔訓〕つねとこ [意味] ①いつまでも変わらぬ。とこしえ。「常緑・常例・恒常・無常」。一定不変の道徳。「五常・綱常」 ②日ごろ。ふだん。「常食・日常・平常」 ③あたりまえ。なみ。普通。「常人・常識・通常・正常・異常」▶尋②の二倍、すなわちありきたりの長さをいう。「尋常」 ④「常陸ひたち国」の略。「常磐じょうばん炭田」 [解字] 形声。「巾」+音符「尚」(=長い)。長いぬのの意。転じて、いつまでも変わらない意となる。 [下ツキ 異常・家常茶飯・居常・経常・恒常・綱常・五常・尋常・正常・通常・定常・日常・非常・平常・無常 [難読] 常磐ときわ・常陸ひたち

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