お【小】ヲ🔗⭐🔉振
お【小】ヲ
〔接頭〕
①「細かい」「小さい」の意を表す。「―舟」「―川」
②物を親しんでやさしくいう。「―琴」「―里」
③「すこし」「いささか」の意を表す。「―止みなく降る」「―暗い」
おうき【小右記】ヲ‥🔗⭐🔉振
おうき【小右記】ヲ‥
⇒しょうゆうき
おうす‐の‐みこと【小碓命】ヲ‥🔗⭐🔉振
おうす‐の‐みこと【小碓命】ヲ‥
日本武尊やまとたけるのみことの名。
お‐ぐら・い【小暗い】ヲ‥🔗⭐🔉振
お‐ぐら・い【小暗い】ヲ‥
〔形〕[文]をぐら・し(ク)
少し暗い。何となくうすぐらい。ほのぐらい。「こぐらい」とも。源氏物語宿木「山のかた―・く、なにのあやめもみえぬに」
おしお‐やま【小塩山】ヲシホ‥🔗⭐🔉振
おしお‐やま【小塩山】ヲシホ‥
京都市西京区大原野にある大原山の別名。(歌枕)
こ【小】🔗⭐🔉振
こ【小】
〔接頭〕
体言・形容詞などの上に付く。
①物の形・数量の小さい意を表す。万葉集4「佐保河の―石践ふみ渡り」。万葉集11「―菅の笠をきずて来にけり」。源氏物語松風「―鷹」。源氏物語若紫「―柴」。「―島」「―船」「―人数」
②事物の程度の少ない意を表す。万葉集11「―雨雰ふりしきしくしく思ほゆ」。「―太り」
③年が若い。幼い。枕草子300「陰陽師のもとなる―わらはべこそ」。「―犬」
④数量が足りないが、ややそれに近い意を表す。浮世床初「半年か―半年ゐる内には」。「―一里」「―一時間」
⑤半分の意を表す。「―半斤」「小半こなから」
⑥いうにいわれない、何となく、の意を表す。また、その状態を憎む意を表す。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「定めしゆふべ平様と手を引き合うてでござんせう。―にくいことや」。「―ぎれい」「―ざっぱり」「―ぎたない」「―うるさい」
⑦軽んじあなどる意を表す。日葡辞書「コセガレ」。歌舞伎、三十石艠始さんじっこくよふねのはじまり「―ざかしい青蠅めら」。浮世草子、御前義経記「―童わっぱなみの草履をつかみ」。「―利口」「―役人」
⑧(体の部分を表す語に付いて)その動作を軽く行う意を表す。「―耳にはさむ」「―腰を屈める」
⑨語調を整える。「夕焼け―焼け」「おお寒―寒」
こ‐あおい【小葵】‥アフヒ🔗⭐🔉振
こ‐あおい【小葵】‥アフヒ
①〔植〕(→)ゼニアオイの異称。
②唐花からはな唐草からくさ文様の一種で花がゼニアオイに似るもの。天皇・東宮の下襲したがさね・衵あこめ・半臂はんぴ・直衣のうしなどに用いた。
小葵

こ‐あゆ【小鮎】🔗⭐🔉振
こ‐あゆ【小鮎】
①鮎の幼魚。3〜4月ごろ、川をさかのぼる。〈[季]春〉
②湖中に陸封され、成魚の体形とならず小形のまま成熟した鮎。河川に放流すると普通の大きさの鮎となる。
こ‐あんどの【小安殿】🔗⭐🔉振
こ‐あんどの【小安殿】
⇒こやすみどの
こ‐いき【小意気・小粋】🔗⭐🔉振
こ‐いき【小意気・小粋】
①(「―すぎる」の形で)生意気なこと。浄瑠璃、曾我虎が磨「愛敬のない―すぎた旦那ぶつた顔付き」
②ちょっと粋いきなこと。何となく粋なこと。ちょっとしゃれていること。浮世床初「友達の女房は―であだで」。「―に踊る」「―な身なり」
こいそ【小磯】🔗⭐🔉振
こいそ【小磯】
姓氏の一つ。
⇒こいそ‐くにあき【小磯国昭】
⇒こいそ‐りょうへい【小磯良平】
こいそ‐くにあき【小磯国昭】🔗⭐🔉振
こいそ‐くにあき【小磯国昭】
軍人・政治家。陸軍大将。宇都宮生れ。三月事件に関与。拓務大臣・朝鮮総督。太平洋戦争末期の首相。敗戦後、A級戦犯で終身禁錮刑。(1880〜1950)
⇒こいそ【小磯】
こいそ‐りょうへい【小磯良平】‥リヤウ‥🔗⭐🔉振
こいそ‐りょうへい【小磯良平】‥リヤウ‥
洋画家。神戸生れ。東京美術学校卒。新制作派協会結成。人物画で知られる。作「斉唱」など。文化勲章。(1903〜1988)
⇒こいそ【小磯】
こ‐いち【小一】🔗⭐🔉振
こ‐いち【小一】
劇場で最前列の見物席。舞台のすぐ下の平土間ひらどまの一列。あまおち。かぶりつき。
こいちじょう‐どの【小一条殿】‥デウ‥🔗⭐🔉振
こいちじょう‐どの【小一条殿】‥デウ‥
清和天皇の生誕の殿舎。のち東一条殿と併せて花山院となる。跡は今の京都御苑内。
こいな‐はんべえ【小稲半兵衛・小雛半兵衛・小いな半兵衛】‥ヱ🔗⭐🔉振
こいな‐はんべえ【小稲半兵衛・小雛半兵衛・小いな半兵衛】‥ヱ
浄瑠璃・歌舞伎などの男女の登場人物、および二人を主人公とする作品群の通称。宝永(1704〜1711)頃、大津柴屋町の芸子小稲と稲野屋半兵衛が唐崎の松のほとりで情死したという巷説に基づく。一中節「唐崎心中」が最も古く、浄瑠璃「小いな半兵衛廓色上さとのいろあげ」などがある。
こ‐いも【子芋・小芋】🔗⭐🔉振
こ‐いも【子芋・小芋】
①里芋の親芋についた小さい芋。芋の子。〈[季]秋〉。「十五夜の頃よりこゆる―かな」(蕪村)
②里芋の異称。
こ‐いん【小院】‥ヰン🔗⭐🔉振
こ‐いん【小院】‥ヰン
(「院」は僧の意)年少の法師。今昔物語集28「さらによもその―に劣らじ」
こ‐うた【小唄】🔗⭐🔉振
こ‐うた【小唄】
①室町時代の小歌の流れを引く、近世の俗謡小曲の総称。
②端唄はうたから出た、粋でさらっとした短い三味線歌曲で、撥ばちを使わず爪弾つまびきする。明治後期頃に今日の形が生まれた。江戸小唄。早間小唄。
③明治末期〜昭和前期の流行歌謡の一分類。俗曲・小唄2の調べを持つもののほか、新作も多い。
こ‐うんそうぎょう【小運送業】‥ゲフ🔗⭐🔉振
こ‐うんそうぎょう【小運送業】‥ゲフ
主に鉄道などによる物品運送(大運送)に付帯して行われる運送取扱いなどの事業の旧称。のちの通運事業。
こ‐えん【小縁】🔗⭐🔉振
こ‐えん【小縁】
小さい縁側。幅の狭い縁側。
こ‐かげ【小陰・小蔭】🔗⭐🔉振
こ‐かげ【小陰・小蔭】
ちょっとしたものかげ。尾崎紅葉、不言不語「遠慮して姑しばらく―に忍びたり」
こ‐がらす【小烏】🔗⭐🔉振
こ‐がらす【小烏】
①小さなカラス。
②小烏造の太刀。平家重代の名剣。天国あまくに作とも伝える。いま宮内庁にあるのは伊勢家伝来。小烏丸。平家物語3「是は家に伝はれる―といふ太刀やらむ」
⇒こがらす‐づくり【小烏造】
こがらす‐づくり【小烏造】🔗⭐🔉振
こがらす‐づくり【小烏造】
刀剣の造り込みの様式。鋒両刃造きっさきもろはづくりで、奈良末期から平安初期に流行。
⇒こ‐がらす【小烏】
こかん‐へいべえ【小かん平兵衛】‥ヱ🔗⭐🔉振
こかん‐へいべえ【小かん平兵衛】‥ヱ
浄瑠璃「心中刃は氷の朔日しんじゅうやいばはこおりのついたち」の両主人公。
こ‐ぎたな・い【小穢い・小汚い】🔗⭐🔉振
こ‐ぎたな・い【小穢い・小汚い】
〔形〕[文]こぎたな・し(ク)
どことなくよごれていていやだ。全体に薄よごれた感じである。滑稽本、妙竹林話七偏人「―・い小姓でござるわい」
こ‐ぎぬ【小衣】🔗⭐🔉振
こ‐ぎぬ【小衣】
半袖または袖無しの短い仕事着。
こ‐ぐら・い【小暗い】🔗⭐🔉振
こ‐ぐら・い【小暗い】
〔形〕[文]こぐら・し(ク)
少し暗い。うすぐらい。ほのぐらい。おぐらい。蜻蛉日記中「―・くなりぬれば、鵜舟どもかがり火さしともしつつ」
こ‐くらがり【小暗がり】🔗⭐🔉振
こ‐くらがり【小暗がり】
少し暗いこと。また、その場所。
こ‐ごしょう【小小姓】‥シヤウ🔗⭐🔉振
こ‐ごしょう【小小姓】‥シヤウ
元服していない年若の小姓。↔大小姓
こ‐さめ【小雨】🔗⭐🔉振
こ‐さめ【小雨】
こまかに降る雨。小降りの雨。
こ‐ざる【小猿・子猿】🔗⭐🔉振
こ‐ざる【小猿・子猿】
(古くは清音)
①小さい猿。また、猿の子。
②小猿鉤の略。
⇒こざる‐かぎ【小猿鉤】
こざる‐かぎ【小猿鉤】🔗⭐🔉振
こざる‐かぎ【小猿鉤】
自在鉤を上げ下げする調節器。小猿。こざら。こざい。けんぺい。中使ちゅうじ。小歩こあるき。中木ちゅうぎ。
⇒こ‐ざる【小猿・子猿】
こざるしちのすけ【小猿七之助】🔗⭐🔉振
こざるしちのすけ【小猿七之助】
歌舞伎脚本「網模様灯籠菊桐あみもようとうろのきくきり」の通称。5幕。河竹黙阿弥作の世話物。1857年(安政4)初演。傾城玉菊と巾着切小猿七之助のことをないまぜにしたもの。
こさん‐きんごろう【小さん金五郎】‥ラウ🔗⭐🔉振
こさん‐きんごろう【小さん金五郎】‥ラウ
①元禄期の情話の両主人公。大坂の歌舞伎役者金屋金五郎と湯女ゆな小さん(後に島の内綿屋の遊女)。浄瑠璃「金屋金五郎浮名額うきなのがく」、歌舞伎「隅田春妓女容性すだのはるげいしゃかたぎ」(並木五瓶作)などに脚色。
→文献資料[仮名文章娘節用]
②転じて、恋する男女の代名詞のように用いた名。人情本「仮名文章娘節用かなまじりむすめせつよう」の主要人物など。
こ‐じゃれ‐た【小じゃれた】🔗⭐🔉振
こ‐じゃれ‐た【小じゃれた】
(コは接頭語)ふざけた。狂言、水汲新発意みずくみしんぼち「なんぼ―お新発意ぞ」
こ‐じょう【小尉】🔗⭐🔉振
こ‐じょう【小尉】
能面。最も小ぶりな尉(老翁)の面で、気品のある相。室町初期の面打ち小牛こうじ清光の創作と伝えられ、小牛尉ともいう。
小尉
小尉
撮影:神田佳明(所蔵:岩崎久人)


こ‐ちゃぼ【小ちゃぼ】🔗⭐🔉振
こ‐ちゃぼ【小ちゃぼ】
縫針の小さいもの。
こっ‐ぱずかし・い【小っ恥ずかしい】‥パヅカシイ🔗⭐🔉振
こっ‐ぱずかし・い【小っ恥ずかしい】‥パヅカシイ
〔形〕
(コハズカシイの促音化)きまりが悪い。歌舞伎、助六所縁江戸桜「どうも―・くつて言ひにくい」
こば‐いた【木羽板・小羽板】🔗⭐🔉振
こば‐いた【木羽板・小羽板】
(→)杮板こけらいたに同じ。
こ‐ばね【小羽根】🔗⭐🔉振
こ‐ばね【小羽根】
①はね。はご。
②小羽根釘の略。
⇒こばね‐くぎ【小羽根釘】
こばね‐くぎ【小羽根釘】🔗⭐🔉振
こばね‐くぎ【小羽根釘】
土居葺どいぶきの竹釘。小羽釘こばくぎ。
⇒こ‐ばね【小羽根】
こ‐びき【小引き】🔗⭐🔉振
こ‐びき【小引き】
①(弓を)少し引くこと。義経記4「尖矢をさしはげて―に引いて待つ」
②小引合こひきあわせの略。
こ‐ひきあわせ【小引合】‥アハセ🔗⭐🔉振
こ‐ひきあわせ【小引合】‥アハセ
小さい引合紙。こびき。
こ‐ひきだし【小引出し・小抽斗】🔗⭐🔉振
こ‐ひきだし【小引出し・小抽斗】
用だんすなどの、小さいひきだし。
こ‐ひっさきもとゆい【小引裂元結】‥ユヒ🔗⭐🔉振
こ‐ひっさきもとゆい【小引裂元結】‥ユヒ
小さいひっさきもとゆい。昔、奥女中が用いた。
こ‐べり【小縁】🔗⭐🔉振
こ‐べり【小縁】
和船の舷側板の上縁に保護材として取り付けた板。
こ‐まめ【小まめ】🔗⭐🔉振
こ‐まめ【小まめ】
ちょこちょことよくからだを動かして使うさま。まめまめしいこと。「―に立ち働く」
こやすみ‐どの【小安殿】🔗⭐🔉振
こやすみ‐どの【小安殿】
大安殿おおやすみどのの北(後方)にある、天皇が執務する殿舎。しょうあんでん。こあんどの。→やすみどの
さ‐さ【細・小】🔗⭐🔉振
さ‐さ【細・小】
〔接頭〕
(サザとも)名詞に冠して、「わずかな」「小さい」「こまかい」の意を表す。ささら。さざれ。神代紀下「―貧鉤まちち」。「―波」
しょう【小】セウ🔗⭐🔉振
しょう【小】セウ
①ちいさいこと。わずかなこと。おさないこと。↔大。
②自分側を謙遜していう語。「―社」
③同名のものを区別するとき、下位または二次的な方に添える語。「―デュマ」
④小の月。太陰暦で1カ月の日数29日、太陽暦で1カ月の日数30日または28日(閏年は29日)の月。
⑤太閤検地以前の地積の単位。1段の3分の1、すなわち120歩。小歩しょうぶ。→大→半。
⑥小学校の略。
⇒小の虫を殺して大の虫を助ける
しょう‐あく【小悪】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐あく【小悪】セウ‥
小さな悪事。↔大悪
しょう‐アジア【小アジア】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐アジア【小アジア】セウ‥
(Asia Minor)地中海とエーゲ海・黒海に挟まれた西アジアの半島地域。アジア‐トルコの大部分を占め、面積50万平方キロメートル。別称アナトリア。
しょう‐あじゃり【小阿闍梨】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐あじゃり【小阿闍梨】セウ‥
「大阿闍梨2」参照。
しょう‐あん【小安】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐あん【小安】セウ‥
①すこしやすらかなこと。
②小成に安んじて大志のないこと。
しょう‐あん【小庵】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐あん【小庵】セウ‥
小さいいおり。また、自分の住居の謙称。
しょう‐アンティル‐しょとう【小アンティル諸島】セウ‥タウ🔗⭐🔉振
しょう‐アンティル‐しょとう【小アンティル諸島】セウ‥タウ
(Lesser Antilles)中央アメリカのカリブ海東部にある島嶼とうしょ群。プエルト‐リコ島の東からベネズエラ北東沖にかけて弧状に連なる。
しょうあん‐でん【小安殿】セウ‥🔗⭐🔉振
しょうあん‐でん【小安殿】セウ‥
⇒こやすみどの
しょう‐い【小異】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐い【小異】セウ‥
わずかのちがい。「大同―」
⇒小異を捨てて大同につく
○小異を捨てて大同につくしょういをすててだいどうにつく🔗⭐🔉振
○小異を捨てて大同につくしょういをすててだいどうにつく
意見の少しぐらいの違いはあっても、大勢が一致できる意見に従う。
⇒しょう‐い【小異】
しょう‐いん【小引】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐いん【小引】セウ‥
短いはしがき。小序。
しょう‐いん【小飲】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐いん【小飲】セウ‥
小人数の催すさかもり。小酌。小宴。
しょう‐う【小雨】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐う【小雨】セウ‥
すこし降る雨。こさめ。「―決行」
しょう‐うちゅう【小宇宙】セウ‥チウ🔗⭐🔉振
しょう‐うちゅう【小宇宙】セウ‥チウ
①(Mikrokosmos ドイツ)宇宙の一部でありながら、それだけでまとまった一宇宙の観を呈するもの。特に人間を宇宙と類比してこの名で呼ぶことがある。
②(→)銀河2のこと。
しょう‐えき【小駅】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐えき【小駅】セウ‥
①小さな宿場しゅくば。
②小さな鉄道駅。
しょう‐えん【小円】セウヱン🔗⭐🔉振
しょう‐えん【小円】セウヱン
①小さいまる。
②〔数〕球面と、球の中心を通らない平面との交わりにできる円。
しょう‐えん【小宴】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐えん【小宴】セウ‥
①小人数の宴会。
②自分の主催する宴会の謙称。
しょう‐えん【小園】セウヱン🔗⭐🔉振
しょう‐えん【小園】セウヱン
小さい庭園。狭いはたけ。
しょう‐きゅうし【小臼歯】セウキウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐きゅうし【小臼歯】セウキウ‥
犬歯の隣にある臼歯。人間では上下両側に各2本ずつ。はじめ乳歯として生え換歯する。前臼歯。→永久歯(図)
しょう‐しょう【少少・小小】セウセウ🔗⭐🔉振
しょう‐しょう【少少・小小】セウセウ
①すくないさま。わずかなこと。大鏡序「翁こそ―のことはおぼえ侍らめ」。「―の犠牲はやむを得ない」
②なみなみであること。普通。大方。源氏物語蛍「―の殿上人に劣るまじ」
③(副詞的に)少し。ちょっと。日葡辞書「ショウショウコレヲモウソウズ」。「―ごめん下さい」
しょう‐スンダ‐れっとう【小スンダ列島】セウ‥タウ🔗⭐🔉振
しょう‐スンダ‐れっとう【小スンダ列島】セウ‥タウ
「スンダ列島」参照。
しょう‐ソクラテス‐がくは【小ソクラテス学派】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐ソクラテス‐がくは【小ソクラテス学派】セウ‥
〔哲〕ソクラテスの門から出て、その教説をそれぞれ一方的に展開した諸哲学派の総称。キニク学派・キュレネ学派・メガラ学派・エリス学派がこれに属する。
しょう‐デュマ【小デュマ】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐デュマ【小デュマ】セウ‥
「デュマ」参照。
しょう‐の‐つき【小の月】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐の‐つき【小の月】セウ‥
太陽暦では、1カ月の日数30日以下の月、すなわち2月・4月・6月・9月・11月の5カ月。太陰暦では1カ月の日数29日以下の月。↔大の月
○小の虫を殺して大の虫を助けるしょうのむしをころしてだいのむしをたすける🔗⭐🔉振
○小の虫を殺して大の虫を助けるしょうのむしをころしてだいのむしをたすける
重大な物事のために小さな物事を犠牲にする。大の虫を助けて小の虫を殺す。小を捨てて大を助ける。
⇒しょう【小】
しょう‐フーガ【小フーガ】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐フーガ【小フーガ】セウ‥
〔音〕小規模なフーガ。フゲッタ。
しょう‐ブルジョア【小ブルジョア】セウ‥🔗⭐🔉振
しょう‐ブルジョア【小ブルジョア】セウ‥
(→)プチ‐ブルジョアに同じ。
しょうゆうき【小右記】セウイウ‥🔗⭐🔉振
しょうゆうき【小右記】セウイウ‥
(オウキとも)小野宮右大臣藤原実資さねすけの日記。61巻。977年(貞元2)(現存本文は982年)より1032年(長元5)に至る。藤原道長が権勢を極めた当時の世相や宮廷の儀式・故実などを詳細に記録。野府記やふき。
→文献資料[小右記(しょうゆうき) (抜粋・原漢文)]
ちいさ・い【小さい】チヒサイ🔗⭐🔉振
ちいさ・い【小さい】チヒサイ
〔形〕[文]ちひさ・し(ク)
①(物の形にいう)容積・身長など、占める場所が少ない。大きくない。源氏物語紅葉賀「又―・き屋ども作り集めて奉り給へるを」。「―・い順に並ぶ」
②年がゆかない。おさない。源氏物語若菜下「又―・き七つよりかみのは皆殿上せさせ給ふ」。「息子はまだ―・い」
③声音などが弱い。かすかである。狂言、鐘の音「これはいかなこと、―・い音じや」。「―・い声で言う」
④些細ささいである。また、単位が下である。「―・いことに腹をたてる」「―・い金をもちあわせていない」
⑤度量などが狭い。「気が―・い」
⑥規模などが大きくない。「―・い会社」
⑦ちぢこまっている。卑下した状態にある。「―・くなっている」
ちいさ‐がたな【小さ刀】チヒサ‥🔗⭐🔉振
ちいさ‐がたな【小さ刀】チヒサ‥
室町時代以来、幕府出仕の際の所用の短刀。殿中差でんちゅうざしともいう。→短刀
ちいさきはな【小さき花】チヒサキ‥🔗⭐🔉振
ちいさきはな【小さき花】チヒサキ‥
(I Fioretti イタリア)アッシジのフランチェスコやその弟子たちの生活・奇跡などを伝説的に記した詩的な書。
ちいさ‐ご【小さ子】チヒサ‥🔗⭐🔉振
ちいさ‐ご【小さ子】チヒサ‥
神話・説話に登場する、体のごく小さい子供。成人して大事業をなしとげ、変身して幸福を得る話が多い。少彦名神すくなびこなのかみ・一寸法師など。
ちいさ・し【小さし】チヒサシ🔗⭐🔉振
ちいさ・し【小さし】チヒサシ
〔形ク〕
⇒ちいさい
ちいさ‐な【小さな】チヒサ‥🔗⭐🔉振
ちいさ‐な【小さな】チヒサ‥
〔連体〕
小さい。
ちいさ‐やか【小さやか】チヒサ‥🔗⭐🔉振
ちいさ‐やか【小さやか】チヒサ‥
いかにも小さいさま。源氏物語帚木「いと―なれば、かき抱きて」
ちいさ‐わらわ【小さ童】チヒサワラハ🔗⭐🔉振
ちいさ‐わらわ【小さ童】チヒサワラハ
①小さい子供。
②宮中の殿上に召し使われた子供。内豎ないじゅ。
ちさ・い【小い】🔗⭐🔉振
ちさ・い【小い】
〔形〕[文]ちさ・し(ク)
「ちいさい」の転。
ちっこ・い【小い】🔗⭐🔉振
ちっこ・い【小い】
〔形〕
(西日本で)小さい。
モルトケ【Hermuth von Moltke】🔗⭐🔉振
モルトケ【Hermuth von Moltke】
(小モルトケ)ドイツの軍人。大モルトケの甥。第一次大戦勃発時のドイツ参謀総長。マルヌ会戦敗戦後、更迭。(1848〜1916)
[漢]小🔗⭐🔉振
小 字形
筆順
〔小(
)部0画/3画/教育/3014・3E2E〕
〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ちいさい・こ=・お=・さ=
[意味]
①ちいさい。形や規模が大きくない。こまかい。ささやか。(対)大。「大は小を兼ねる」「小の月」「小銃・小品・小冊子・縮小・矮小わいしょう」▶同名のものを区別するために、二次的な方に添えて用いる。「小篆しょうてん・小楠公しょうなんこう」
②身分が低い。力量・器量がおとっている。とるにたらない。(対)大。「小身・小器・小人物・卑小」▶自分の側をへりくだっていう語としても使う。「小生・小社」
▷接頭語「さ」に当てることがある。「小夜さよ・小百合さゆり」
[解字]
指事。小さい三つの点をうって、ちいさいものの意を表す。一説に、中心の線の両側に点をうち、棒を細くけずる意を表す、という。
[下ツキ
過小・狭小・極小・群小・最小・弱小・縮小・針小棒大・大小・短小・胆大心小・卑小・微小・凡小・矮小
[難読]
小豆あずき・小連翹おとぎりそう・小父おじ・小母おば・小路こうじ・小督こごう・小雀こがら・小綬鶏こじゅけい・小半こなから・小腹このかみ・ほがみ・小波さざなみ・小火ぼや・小蘗めぎ



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