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じっ‐せん【実践】🔗🔉

じっ‐せん実践】 ①実際に履行すること。一般に人間が何かを行動によって実行すること。「考えを―に移す」 ②〔哲〕(praxis ギリシア・practice イギリス) ㋐人間の倫理的行動。アリストテレスに始まる用法で、観想や制作と対比される。カントなどもこの意味で用いる。 ㋑人間が行動を通じて環境を意識的に変化させること。この意味での実践の基本形態は物質的生産活動であり、さらに差別に対する闘争や福祉活動のような社会的実践のほか、精神的価値の実現活動のような個人的実践も含まれる。認識(理論)は実践の必要から生まれ、また認識の真理性はそれを実践に適用して検証される、という立場で実践の意義を明らかにしたのはマルクスとプラグマティズムである。↔理論。 ⇒じっせん‐きゅうこう【実践躬行】 ⇒じっせん‐てき【実践的】 ⇒じっせんてき‐すいろん【実践的推論】 ⇒じっせん‐てつがく【実践哲学】 ⇒じっせん‐りせい【実践理性】 ⇒じっせんりせい‐の‐ようせい【実践理性の要請】 ⇒じっせん‐りんり【実践倫理】

じっせん‐きゅうこう【実践躬行】‥カウ🔗🔉

じっせん‐きゅうこう実践躬行‥カウ (「躬」はみずからの意)自分で実際に行動すること。 ⇒じっ‐せん【実践】

じっせん‐じょし‐だいがく【実践女子大学】‥ヂヨ‥🔗🔉

じっせん‐じょし‐だいがく実践女子大学‥ヂヨ‥ 私立大学の一つ。1899年(明治32)下田歌子が設立した実践女学校・女子工芸学校が起源。1932年専門学校、49年新制大学。日野市。

じっせん‐てき【実践的】🔗🔉

じっせん‐てき実践的】 実践に基づくさま。実際に行動するさま。↔理論的↔観念的。 ⇒じっ‐せん【実践】

じっせんてき‐すいろん【実践的推論】🔗🔉

じっせんてき‐すいろん実践的推論】 三段論法の一種。大前提に目的とする行為、小前提にその目的を実現する手段が置かれ、結論として具体的行為が導かれる。前提と結論の間に論理的必然性はないが、意図的行為の構造を明らかにするために用いられる。実践的三段論法。 ⇒じっ‐せん【実践】

じっせん‐てつがく【実践哲学】🔗🔉

じっせん‐てつがく実践哲学】 実践的なものを対象とする哲学。また、実践を理論の根底におく哲学。狭義では、道徳論・倫理学と一致し、広義では、更に経済・法律・芸術・技術など広く人間の社会的現実生活の諸断面に関する哲学的考察をも含み、また通俗的な意味では、実践生活上の指針・覚悟を与え得るような哲学を指す。↔理論哲学。 ⇒じっ‐せん【実践】

じっせん‐りせい【実践理性】🔗🔉

じっせん‐りせい実践理性】 (praktische Vernunft ドイツ)カントの用語。ア‐プリオリな道徳原理によって意志や行為を規定する理性。歴史的にはアリストテレスのプロネーシス(実践知)に由来する。→純粋理性⇒じっ‐せん【実践】

じっせんりせい‐の‐ようせい【実践理性の要請】‥エウ‥🔗🔉

じっせんりせい‐の‐ようせい実践理性の要請‥エウ‥ (Postulat ドイツ)カントの用語。理論理性によっては論証しえないが、実践の基礎として意志の自由、霊魂の不死、神の存在を要請せねばならないこと。 ⇒じっ‐せん【実践】

じっせん‐りんり【実践倫理】🔗🔉

じっせん‐りんり実践倫理】 倫理学の一領域。道徳原理の純粋理論的研究の一面に対して、その原理を具体的に応用し、実践する面を主として考究する学問。実践倫理学。 ⇒じっ‐せん【実践】

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