おお‐つかさ【大学寮】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐つかさ【大学寮】オホ‥
⇒だいがくりょう
だい‐がく【大学】🔗⭐🔉振
だい‐がく【大学】
①大学寮の略。源氏物語少女「―の道にしばし習はさむの本意ほい侍るにより」
②(university)学術の研究および教育の最高機関。起源は中世ヨーロッパの大学。教師(パリ大学)や学生(ボローニャ大学)のギルド的団体として発生し、近代国家の発展とともに19世紀以後今日のような形態となった。日本の大学は、明治以後欧米の大学を模範として設立されたもの。その後、1886年(明治19)の帝国大学令、1918年(大正7)の大学令などによって規定され、第二次大戦後は学制改革により学校教育法に基づいて設置され今日に至る。大学には学部のほか大学院を置くことができ、学部の修業年限は4年を原則とするが、ほかに2年または3年の短期大学もある。
(書名別項)
⇒だいがく‐いも【大学芋】
⇒だいがく‐いん【大学院】
⇒だいがくいん‐だいがく【大学院大学】
⇒だいがく‐せい【大学生】
⇒だいがく‐せっち‐きじゅん【大学設置基準】
⇒だいがく‐とうこう【大学東校】
⇒だいがく‐なんこう【大学南校】
⇒だいがく‐ノート【大学ノート】
⇒だいがく‐の‐かみ【大学頭】
⇒だいがく‐の‐じち【大学の自治】
⇒だいがく‐の‐しゅう【大学の衆】
⇒だいがく‐びょういん【大学病院】
⇒だいがくひょうか‐がくいじゅよ‐きこう【大学評価学位授与機構】
⇒だいがく‐ふんそう【大学紛争】
⇒だいがく‐べっそう【大学別曹】
⇒だいがく‐よびもん【大学予備門】
⇒だいがく‐りょう【大学寮】
⇒だいがく‐れい【大学令】
だいがく【大学】(作品名)🔗⭐🔉振
だいがく【大学】
儒教の経書。もと「礼記」の一編。唐の韓愈、宋の二程子に推重され、朱熹が章句を作って四書の一つとなる。明明徳・新民・止至善の三綱領と格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下の八条目を説く。
だいがく‐いも【大学芋】🔗⭐🔉振
だいがく‐いも【大学芋】
乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖蜜をからめて炒りごまをまぶした食品。一説に、大正から昭和にかけて、学生街で好まれたことからの名。
大学芋
撮影:関戸 勇
⇒だい‐がく【大学】

だいがく‐いん【大学院】‥ヰン🔗⭐🔉振
だいがく‐いん【大学院】‥ヰン
一般に大学の学部の上に置かれ、高度の専門的教育・研究を行い、学士より上の学位の授与権をもつ機関。修士課程・博士課程の2段階があり、学術の教育・研究を主とする大学院(アメリカのgraduate schoolに相当)と高度専門職業人の養成を目的とする専門職大学院(アメリカのprofessional schoolに相当)がある。
⇒だい‐がく【大学】
だいがくいん‐だいがく【大学院大学】‥ヰン‥🔗⭐🔉振
だいがくいん‐だいがく【大学院大学】‥ヰン‥
学部を持たない大学院だけの大学。1988年創設の総合研究大学院大学が嚆矢こうし。独立大学院。
⇒だい‐がく【大学】
だい‐がくし【大学士】🔗⭐🔉振
だい‐がくし【大学士】
中国の官名。内閣大学士の略称。宋代まで宰相の兼任であった殿閣大学士を明代に内閣大学士と改称。宰相の廃止に伴い6人の大学士が次第に宰相の実を帯びるに至った。清代にも踏襲。
だい‐がくしゃ【大学者】🔗⭐🔉振
だい‐がくしゃ【大学者】
非常にすぐれた学者。
だいがく‐せい【大学生】🔗⭐🔉振
だいがく‐せい【大学生】
大学の学生。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐せっち‐きじゅん【大学設置基準】🔗⭐🔉振
だいがく‐せっち‐きじゅん【大学設置基準】
大学設置に必要な最低の基準を定めた文部科学省令。学校教育法に基づき、1956年制定。91年大幅に緩和された。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐とうこう【大学東校】‥カウ🔗⭐🔉振
だいがく‐とうこう【大学東校】‥カウ
東京大学の前身の一つ。1858年(安政5)設立の種痘所が、その後、西洋医学所・医学所と改称され、68年(明治1)医学校、69年大学東校。その後、71年東校、72年第一大学区医学校、74年東京医学校を経て77年東京大学の医学部となる。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐なんこう【大学南校】‥カウ🔗⭐🔉振
だいがく‐なんこう【大学南校】‥カウ
東京大学の前身の一つ。1869年(明治2)に開成学校(開成所)を大学南校と改称。その後、71年南校、73年開成学校、74年東京開成学校を経て77年東京大学となる。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐ノート【大学ノート】🔗⭐🔉振
だいがく‐ノート【大学ノート】
大判の筆記帳。通常B5判の大きさ。大学生が使うのでいう。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐の‐かみ【大学頭】🔗⭐🔉振
だいがく‐の‐かみ【大学頭】
大学寮の長官。また、江戸時代、林羅山の孫鳳岡が従五位に叙せられ大学頭と称してから、林氏が代々任ぜられ、幕府の学問所の一切を統轄した。国子祭酒。祭酒。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐の‐じち【大学の自治】🔗⭐🔉振
だいがく‐の‐じち【大学の自治】
大学が政治上・宗教上その他の権力または勢力の干渉を受けることなく、全構成員の意志に基づいて研究と教育の自由を行使すること。→学問の自由。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐の‐しゅう【大学の衆】🔗⭐🔉振
だいがく‐の‐しゅう【大学の衆】
律令制の大学の学生がくしょう。篁物語「異腹の子の―にてありけり」
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐びょういん【大学病院】‥ビヤウヰン🔗⭐🔉振
だいがく‐びょういん【大学病院】‥ビヤウヰン
大学の医学部または医科大学が設置・運営する病院。
⇒だい‐がく【大学】
だいがくひょうか‐がくいじゅよ‐きこう【大学評価学位授与機構】‥ヒヤウ‥ヰ‥🔗⭐🔉振
だいがくひょうか‐がくいじゅよ‐きこう【大学評価学位授与機構】‥ヒヤウ‥ヰ‥
独立行政法人の一つ。大学等の教育研究活動の評価と、大学以外で行われる高等教育の学生に対する学位の授与を行う。1991年学位授与機構として設立。2000年現機構に改組、04年法人化。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐ふんそう【大学紛争】‥サウ🔗⭐🔉振
だいがく‐ふんそう【大学紛争】‥サウ
大学のあり方に不満を抱く学生と、大学当局との間で起こる紛争。日本では、1960年代後半に頻発した。
大学紛争
提供:NHK
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐べっそう【大学別曹】‥サウ🔗⭐🔉振
だいがく‐べっそう【大学別曹】‥サウ
(曹は曹司ぞうしの意)平安時代、貴族がその一族出身の大学寮学生のために設けた公認の寄宿施設。奨学院・勧学院・学館院など。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐よびもん【大学予備門】🔗⭐🔉振
だいがく‐よびもん【大学予備門】
①(→)予備校2に同じ。
②東京大学予備門。1877年設立。第一高等中学校(後の旧制第一高等学校)の前身。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐りょう【大学寮】‥レウ🔗⭐🔉振
だいがく‐りょう【大学寮】‥レウ
律令制で、式部省に属する官吏養成機関。はじめ経学・算、のち紀伝・明経・明法・算道の四道を博士・助教らが五位以上の貴族の子弟ほかの学生に教授し、兼ねてこれに関する事務一切をつかさどった。文屋司ふみやづかさ。おおつかさ。大学。
⇒だい‐がく【大学】
だいがく‐れい【大学令】🔗⭐🔉振
だいがく‐れい【大学令】
旧制の官立・公立・私立各大学について、その目的・組織および監督の規定を設けた勅令。1918年(大正7)公布。第二次大戦後、学校教育法などがこれに代わって施行。
⇒だい‐がく【大学】
だいがくわくもん【大学或問】🔗⭐🔉振
だいがくわくもん【大学或問】
経世書。熊沢蕃山著。2巻。清の日本侵攻が必至という危機感を根底に、幕府に政治のあり方を述べた上申書を、問答体に書き改めたもの。1687年(貞享4)頃成立。この書のために蕃山は幕府により下総古河に幽閉された。別名「経済弁」。
だい‐がっく【大学区】‥ガク‥🔗⭐🔉振
だい‐がっく【大学区】‥ガク‥
①1872年(明治5)の学制に定められた大学校設置の区域。また同時に教育行政の単位区画。初めは全国を8大学区とし、後に7大学区に改めた。→学区。
②小さい地域の学区(小学区)に対して大きい地域の学区。
だい‐がっこう【大学校】‥ガクカウ🔗⭐🔉振
だい‐がっこう【大学校】‥ガクカウ
学校教育法(旧制では大学令)によらないで、省庁など行政機関が管轄している大学程度の学校。気象大学校・防衛大学校など。第二次大戦前では陸軍大学校・海軍大学校。
広辞苑に「大学」で始まるの検索結果 1-27。