おお【大】オホ🔗⭐🔉振
おお【大】オホ
〔接頭〕
①広大または多量の意を表す。「―川」「―雪」↔小こ・お。
②尊敬または讃美の意を表す。「―君」「―江戸」
③程度が大きくはげしい意を表す。「―あわて」「―いばり」
④血筋の順序で、上位の意を表す。「―おじ」
⑤重要の意を表す。「―勝負」
⑥最後極限の意を表す。「―晦日」「―詰め」
⑦全体にわたる意を表す。「―づかみ」
おお‐あしらい【大あしらい】オホアシラヒ🔗⭐🔉振
おお‐あしらい【大あしらい】オホアシラヒ
おおまかにあしらうこと。丁重にもてなさないこと。
おお‐あや【大綾】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐あや【大綾】オホ‥
綾織の紋様の大きなもの。万葉集16「紫の―の衣きぬ」
おお‐あわ【大粟・粱】オホアハ🔗⭐🔉振
おお‐あわ【大粟・粱】オホアハ
アワの一変種。穂が大きく、実はまばらで、日本に多い種類。黄粱。
おお‐あんどの【大安殿】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐あんどの【大安殿】オホ‥
⇒おおやすみどの
おおい【大井】オホヰ🔗⭐🔉振
おおい【大井】オホヰ
姓氏の一つ。
⇒おおい‐けんたろう【大井憲太郎】
おおい【大・正】オホイ🔗⭐🔉振
おおい【大・正】オホイ
〔接頭〕
⇒おおき[二]2・3。「大監物おおいおろしもののつかさ」「正三位おおいみつのくらい」↔少すない↔従ひろい
おおい‐がわ【大井川】オホヰガハ🔗⭐🔉振
おおい‐がわ【大井川】オホヰガハ
静岡県中部、駿河・遠江の境を流れる川。赤石山脈に発源し、駿河湾に注ぐ。長さ168キロメートル。江戸時代には、架橋・渡船が禁じられ、旅人は必ず人足を雇って肩車または輦台れんだいで渡った。「越すに越されぬ―」
おおい‐けんたろう【大井憲太郎】オホヰ‥ラウ🔗⭐🔉振
おおい‐けんたろう【大井憲太郎】オホヰ‥ラウ
政治家・社会運動家。豊前出身。民撰議院設立論争で尚早論を批判、自由党左派の指導者。1885年(明治18)大阪事件を起こし入獄。92年東洋自由党を組織、労働者保護や国権拡張を唱えた。(1843〜1922)
⇒おおい【大井】
おおいそ【大磯】オホ‥🔗⭐🔉振
おおいそ【大磯】オホ‥
神奈川県南部、中郡にある町。東海道五十三次の一つ。1885年(明治18)日本で最初の海水浴場が開かれた地。
おお‐いちざ【大一座】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐いちざ【大一座】オホ‥
①多人数の、規模の大きい一座。
②多人数の集団。特に、遊里の団体客。誹風柳多留3「―何ぞかしらのくづれなり」
おお‐いちばん【大一番】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐いちばん【大一番】オホ‥
勝てば優勝・昇進などが決まるというような大事な勝負。
おおい‐なる【大いなる】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおい‐なる【大いなる】オホイ‥
(オオキナルの音便)大きい。大変な。
おおいなるいさん【大いなる遺産】オホイ‥ヰ‥🔗⭐🔉振
おおいなるいさん【大いなる遺産】オホイ‥ヰ‥
(Great Expectations)ディケンズの小説。1860〜61年刊。貧しい孤児ピップの人間的成長を通じて、金銭欲につかれたヴィクトリア朝の社会と人間を批判。
おおいなるげんえい【大いなる幻影】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおいなるげんえい【大いなる幻影】オホイ‥
(La grande illusion フランス)フランス映画の題名。J.ルノワール監督、1937年作。第一次大戦でドイツの捕虜となったフランス軍飛行士らがスイスに脱走する物語で、国家を超えるヒューマニズムと反戦精神を描く。ジャン=ギャバンら出演。
おおい‐に【大いに】オホイ‥🔗⭐🔉振
おおい‐に【大いに】オホイ‥
〔副〕
(オオキニの音便)非常に。はなはだ。たくさん。「―努力してほしい」「―楽しんだ」
おお‐いばり【大威張り】オホヰ‥🔗⭐🔉振
おお‐いばり【大威張り】オホヰ‥
①ひどく威張ること。
②何の引け目も感じる必要のないこと。「手伝いさえ終われば―で遊びに行ける」
おお‐かぶり【大かぶり】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐かぶり【大かぶり】オホ‥
(大いに毛氈もうせんをかぶるの意)大しくじり。洒落本、古契三娼「知れると―さ」→毛氈をかぶる
おおき【大】オホキ🔗⭐🔉振
おおき【大】オホキ
(多シと同源のオホ(大)シの連体形。音便によりオホイとなる)
[一]〔名〕
①大きいこと。竹取物語「海の上にただよへる山、いと―にてあり」
②甚だしいこと。竹取物語「み命の危さこそ―なる障りなれば」
[二]〔接頭〕
①大きい、偉大な、の意。万葉集3「古の―聖」。万葉集20「―海のみなそこ深く」
②同官で上位のもの。天武紀上「大納言おおきものもうすつかさ蘇賀果安臣」↔少すなき。
③(「正」と書く)(位階は、古く大・広に分かれたので)正位。古今和歌集序「―みつのくらゐ柿本人麻呂」↔従ひろき
おおき・い【大きい】オホキイ🔗⭐🔉振
おおき・い【大きい】オホキイ
〔形〕
(室町以後の語。オホキを形容詞化したもの)
①(物の形にいう)容積・身長などが多くの場所を占めている。かさ張っている。狂言、千鳥「―・うはござれども、そこさへ千鳥ぢやと思し召せば済む事でござる」。「―・い荷物を背負う」
②量が多い。程度がはなはだしい。ひどい。狂言、長光「人の太刀に手を掛くるとは―・い盗人めぢや」。「身代が―・い」「声が―・い」「―・く違う」
③範囲が広い。規模がすぐれている。「―・い計画」
④包容力がある。度量がある。「人物が―・い」
⑤年齢が上である。「―・い姉さん」「―・くなったら」
⑥大げさである。「―・いことをいう」
おおき‐な【大きな】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐な【大きな】オホキ‥
〔連体〕
(室町以後の語。文語オホキナリの連体形から)大きい。「小さいからだに―望み」「―事をいう」↔小さな。
⇒おおきな‐かお【大きな顔】
⇒おおきな‐ものがたり【大きな物語】
⇒大きなお世話
⇒大きな口を利く
○大きなお世話おおきなおせわ🔗⭐🔉振
○大きなお世話おおきなおせわ
いらぬお節介はかえって迷惑だ。
⇒おおき‐な【大きな】
おおきな‐かお【大きな顔】オホキ‥カホ🔗⭐🔉振
おおきな‐かお【大きな顔】オホキ‥カホ
①いばった顔つき。「―をして出入りする」
②悪いことをしながら平然とした様子をするさま。「―でいる」
⇒おおき‐な【大きな】
○大きな口を利くおおきなくちをきく🔗⭐🔉振
○大きな口を利くおおきなくちをきく
その人にはふさわしくない大きな事を言う。大きな口をたたく。「よくもそんな大きな口が利けたものだ」
⇒おおき‐な【大きな】
おおきな‐ものがたり【大きな物語】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおきな‐ものがたり【大きな物語】オホキ‥
(grand récit フランス)リオタールの用語。キリスト教・啓蒙主義的理性・マルクス主義などの大きなイデオロギーのこと。
⇒おおき‐な【大きな】
おおき‐に【大きに】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐に【大きに】オホキ‥
〔副〕
(室町時代以後の語。文語オホキナリの連用形から)
①非常に。大いに。迷惑なことを非難し、また皮肉にいう時にも使う。「―お世話だ」
②「おおきにありがとう」の略。関西地方などで広く使われる。
おおき‐やか【大きやか】オホキ‥🔗⭐🔉振
おおき‐やか【大きやか】オホキ‥
大きい感じのするさま。おおがら。源氏物語少女「―なるわらはの」
おお・し【大し】オホシ🔗⭐🔉振
おおずけ‐な・い【大づけない】オホヅケ‥🔗⭐🔉振
おおずけ‐な・い【大づけない】オホヅケ‥
〔形〕
おとなげない。浄瑠璃、伽羅先代萩「―・うて哀れなり」
おお‐だら【大だら】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐だら【大だら】オホ‥
(「大だんびら」の転)幅のひろい刀。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「男の丸腰も見苦しいと、―腰にぼつ込む所を」
おお‐どた【大どた】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐どた【大どた】オホ‥
(取引用語)相場がちょうどで、端数のないこと。金額が大きい場合にいう。
おお‐とろ【大とろ】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐とろ【大とろ】オホ‥
マグロのとろのうち、最も脂肪分に富み濃厚な味の部分。
おお‐どろ【大どろ】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐どろ【大どろ】オホ‥
歌舞伎囃子の一つ。どろどろを大きく(強く)打つもの。幽霊・妖怪などの出入に用いる。大どろどろ。
おお‐のら【大のら】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐のら【大のら】オホ‥
大のなまけもの。浄瑠璃、長町女腹切「やあ此の半七の―めは」
おお‐ば【大羽】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐ば【大羽】オホ‥
マイワシの大形のものの称。
おお‐びき【大引】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐びき【大引】オホ‥
①めくりカルタで、普通3人の手合せのうち、親に始まって、最終に札をめくる番。また、その番の人。
②床の根太ねだを支える横材。尾引おびき。
おお‐びけ【大引】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐びけ【大引】オホ‥
①取引所で、最終の立会たちあい。通常、後場ごばの最終の立会。また、その際の値段。↔寄付よりつき。→前引ぜんびけ。
②遊郭で、定められた閉店時刻午後12時を中引なかびけと呼ぶのに対し、午前2時ごろの閉店時刻をいう。
⇒おおびけ‐ねだん【大引値段】
おおびけ‐ねだん【大引値段】オホ‥🔗⭐🔉振
おおびけ‐ねだん【大引値段】オホ‥
大引で付く値段。大引値・引値とも。→終値おわりね
⇒おお‐びけ【大引】
おお‐まか【大まか】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐まか【大まか】オホ‥
綿密でないさま。おおざっぱ。「金に―だ」「―な計画」
おお‐やか【大やか】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐やか【大やか】オホ‥
大きいさま。おおがらなさま。おおきやか。宇治拾遺物語4「―なるを腰にはさみたれば」
おお‐やすみどの【大安殿】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐やすみどの【大安殿】オホ‥
天皇が政事を執る正殿。平城京・平安京大内裏の大極殿だいごくでん、一説に内裏の紫宸殿を指すという。だいあんでん。おおあんどの。おおあどの。→やすみどの
おお‐よしきり【大葦切】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐よしきり【大葦切】オホ‥
〔動〕ヨシキリの一種。→よしきり
オオヨシキリ
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター

おお‐らか【多らか・大らか】オホ‥🔗⭐🔉振
おお‐らか【多らか・大らか】オホ‥
①分量の多いさま。たっぷり。今昔物語集27「打蒔きの米を―に掻きつかみて」
②ゆったりとしてこせこせしないさま。おおよう。「―な人柄」
おっき・い【大っきい】🔗⭐🔉振
おっき・い【大っきい】
〔形〕
(オオキイの促音化)大きい。「―・い車」
お‐びき【大引】🔗⭐🔉振
お‐びき【大引】
地引網の袖網で、最初に引きあげる粗目の部分。瀬戸内海沿岸でいう。大引網。上網かみあみ。尾引。
だい【大】🔗⭐🔉振
だい【大】
(呉音。漢音はタイ)
①おおきいこと。おおきいもの。おおきさ。「声を―にする」「あずき―」↔小。
②(中・少に対する)最上級のもの。「―納言」
③程度の甚だしいこと。おおいに。「―の酒好き」「―嫌い」
④美称また敬称として用いる。「大兄たいけい」
⑤同名のものを区別するとき、上位または一次的な方に添える語。「―戴」「―デュマ」
⑥大の月。太陽暦で31日、太陰暦で30日である月。日葡辞書「コノツキハダイデゴザル」
⑦太閤検地以前の地積の単位。1段の3分の2、すなわち240歩。大歩だいぶ。→小→半。
⑧大学の略。
⇒大なり小なり
⇒大の虫を生かして小の虫を殺す
⇒大は小を兼ねる
だい‐あく【大悪】🔗⭐🔉振
だい‐あく【大悪】
ひどく大きな悪事。また、その悪事を行う人。極悪。大兇だいきょう。「―無道ぶどう」
だい‐あじゃり【大阿闍梨】🔗⭐🔉振
だい‐あじゃり【大阿闍梨】
(ダイアザリとも)
①灌頂かんじょうの師の阿闍梨。密教すべてを伝承している阿闍梨。
②修法の主となる僧。これに従う僧を小阿闍梨という。
だい‐あらかん【大阿羅漢】🔗⭐🔉振
だい‐あらかん【大阿羅漢】
〔仏〕阿羅漢の中で最もすぐれた者。また、阿羅漢の尊称。
たい‐あん【大安】🔗⭐🔉振
たい‐あん【大安】
暦注の六輝ろっきの一つ。吉日で、万事によしという日。今日では、多く結婚式などによい日とされる。大安日。大安吉日。
⇒たいあん‐きちじつ【大安吉日】
たいあん‐きちじつ【大安吉日】🔗⭐🔉振
たいあん‐きちじつ【大安吉日】
(タイアンキチニチとも)(→)大安に同じ。
⇒たい‐あん【大安】
だいあん‐じ【大安寺】🔗⭐🔉振
だいあん‐じ【大安寺】
奈良市にある真言宗の寺。南都七大寺の一つ。聖徳太子の創立した熊凝寺くまごりでらが起源と伝える。のち移転ごとに百済くだら大寺・高市大寺・大官大寺と改称、平城遷都後大安寺と称する。今は寺跡と小堂を残すのみ。大安寺様式といわれる一木造りの仏像群を存する。南大寺。百済寺。
だい‐アンティル‐しょとう【大アンティル諸島】‥タウ🔗⭐🔉振
だい‐アンティル‐しょとう【大アンティル諸島】‥タウ
(Greater Antilles)カリブ海にある島嶼とうしょ群。西インド諸島の主要部で、キューバ島・エスパニョーラ島・ジャマイカ島を含む。
だいあん‐でん【大安殿】🔗⭐🔉振
だいあん‐でん【大安殿】
⇒おおやすみどの
たい‐い【大医】🔗⭐🔉振
たい‐い【大医】
①すぐれた医者。名医。
②宮中に仕える医者。
③仏教で、仏をたたえる語。
たい‐い【大尉】‥ヰ🔗⭐🔉振
たい‐い【大尉】‥ヰ
将校の階級の一つ。少佐の下で尉官の最上位。旧海軍では「だいい」と称した。
たい‐い【大意】🔗⭐🔉振
たい‐い【大意】
①大体の意義。あらましの意味。おおよそのわけ。「―を理解する」
②大きな意思。大志。
だいいとく‐みょうおう【大威徳明王】‥ヰ‥ミヤウワウ🔗⭐🔉振
だいいとく‐みょうおう【大威徳明王】‥ヰ‥ミヤウワウ
〔仏〕五大明王の一つ。文殊菩薩の所変で、西方を守り、衆生しゅじょうを害する一切の毒蛇・悪竜を摧伏さいふくするという。その像は六面六臂六足で忿怒の相を表し、水牛にのる。怨敵調伏・戦勝祈願の修法の本尊として尊信される。六足尊。
大威徳明王

たい‐いん【大隠】🔗⭐🔉振
たい‐いん【大隠】
大悟徹底した隠者。世間から超越し、少しも俗事に心を乱されない隠者。
⇒たいいん‐ちょうし【大隠朝市】
⇒大隠は市に隠る
たいいんくん【大院君】‥ヰン‥🔗⭐🔉振
たいいんくん【大院君】‥ヰン‥
(李朝で直系でない国王の生父の尊称)李氏朝鮮第26代高宗(李
)の父。名は昰応かおう。興宣大院君。
が王位に即くや1863年摂政となる。王権強化と攘夷に努めキリスト教を禁じ、閔妃びんひ一派と激しく対立、82年壬午軍乱により政権を握ったが、一時清国の保定に抑留。日清戦争後日本と結び、政権に復帰したが、失脚、引退。(1820〜1898)


たいいん‐ちょうし【大隠朝市】‥テウ‥🔗⭐🔉振
たいいん‐ちょうし【大隠朝市】‥テウ‥
「大隠は市いちに隠る」に同じ。→大隠(成句)
⇒たい‐いん【大隠】
○大隠は市に隠るたいいんはいちにかくる🔗⭐🔉振
○大隠は市に隠るたいいんはいちにかくる
[文選、王康琚、反招隠詩「小隠は陵藪りょうそうに隠れ、大隠は朝市に隠る」]非凡な隠者は、俗事に心を乱されないから山林に隠れる必要がなく、町の中に住んで超然としている。大隠朝市。
⇒たい‐いん【大隠】
だい‐うちゅう【大宇宙】‥チウ🔗⭐🔉振
だい‐うちゅう【大宇宙】‥チウ
〔哲〕(Makrokosmos ドイツ)人間と宇宙との間に類似した関係を認め、人間を小規模な宇宙と考える場合、大自然としての宇宙を人間に対して大宇宙という。↔小宇宙
だい‐え【大衣】🔗⭐🔉振
だい‐え【大衣】
〔仏〕(→)僧伽梨そうかりに同じ。
だいえん【大宛】‥ヱン🔗⭐🔉振
だいえん【大宛】‥ヱン
中国、漢・魏の時代の西域の一国。中央アジアのシル川中流域フェルガナ盆地に位置し、住民はイラン系。中国では西域の代表国とみなした。その特産に汗血馬かんけつばがあった。
だいおん‐じん【大陰神】🔗⭐🔉振
だいおん‐じん【大陰神】
(タイオンジンとも)暦の八将神の一神。土星の精で、太歳神の皇妃とされ、この神の在る方角に向かっての縁談・出産などを忌むという。大陰。
たい‐し‐た【大した】🔗⭐🔉振
たい‐し‐た【大した】
〔連体〕
①非常な。大変な。おどろくべき。「―人数だ」「―ものだ」
②(打消を伴って)とりたてていうほどの。「―事はない」
たい‐し‐て【大して】🔗⭐🔉振
たい‐し‐て【大して】
〔副〕
①(明治期の用法)大いに。非常に。
②(打消を伴って)とりあげていうほど。それほど。「―面白くない」
だい‐スンダ‐れっとう【大スンダ列島】‥タウ🔗⭐🔉振
だい‐スンダ‐れっとう【大スンダ列島】‥タウ
「スンダ列島」参照。
だい‐それ‐た【大それた】🔗⭐🔉振
だい‐それ‐た【大それた】
〔連体〕
甚だしく道理からはずれた。とんでもない。けしからぬ。浄瑠璃、伽羅先代萩「下郎めが―偽り言」。「―事をしでかす」
だい‐だい【大大】🔗⭐🔉振
だい‐だい【大大】
大きなさま。
⇒だいだい‐てき【大大的】
だいだい‐てき【大大的】🔗⭐🔉振
だいだい‐てき【大大的】
きわめて大がかりに物事を行うさま。「―に宣伝する」
⇒だい‐だい【大大】
だい‐デュマ【大デュマ】🔗⭐🔉振
だい‐デュマ【大デュマ】
「デュマ」参照。
○大なり小なりだいなりしょうなり🔗⭐🔉振
○大なり小なりだいなりしょうなり
大きかろうが小さかろうが。大小に拘わらず。程度の差こそあれ。多少は。大なれ小なれ。
⇒だい【大】
たいに【大為爾】タヰニ🔗⭐🔉振
たいに【大為爾】タヰニ
仮名47字を重複しないようにして作った歌。平安時代、「あめつちの歌」に次ぎ、「いろは歌」に先行するもの。「大為爾伊天(田居に出で)奈徒武和礼遠曾(菜摘むわれをぞ)支美女須土(君召すと)安佐利於比由久(あさり追ひ行く)也末之呂乃(山城の)宇知恵倍留古良(打ち酔へる児ら)毛波保世与(藻葉乾せよ)衣不祢加計奴(得船繋けぬ)」。源為憲の「口遊くちずさみ」にある。
だい‐の【大の】🔗⭐🔉振
だい‐の【大の】
〔連体〕
①体も大きく良識もある一人前の。「―おとな」
②非常な。たいへんな。「―好物」
⇒だいの‐おとこ【大の男】
だいの‐おとこ【大の男】‥ヲトコ🔗⭐🔉振
だいの‐おとこ【大の男】‥ヲトコ
一人前の男のことを強調していう語。「―が泣くんじゃない」
⇒だい‐の【大の】
だい‐の‐こ【大の子】🔗⭐🔉振
だい‐の‐こ【大の子】
小正月の祝木いわいぎ。削り掛けの一種。東海地方で豊産のまじないに用いる。「だいのほこ」と呼ぶ地方もある。
だい‐の‐じ【大の字】🔗⭐🔉振
だい‐の‐じ【大の字】
①漢字の「大」という字。また、その形に似たもの。特に、人が手足をひろげて上向きに寝転んだ姿。
②「大文字だいもんじの火」のこと。
だい‐の‐つき【大の月】🔗⭐🔉振
だい‐の‐つき【大の月】
太陽暦で31日、太陰暦で30日の日数のある月。太陽暦では、1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月。↔小の月
だい‐の‐ほこ【大の矛】🔗⭐🔉振
だい‐の‐ほこ【大の矛】
(→)「大の子」に同じ。
○大の虫を生かして小の虫を殺すだいのむしをいかしてしょうのむしをころす🔗⭐🔉振
○大の虫を生かして小の虫を殺すだいのむしをいかしてしょうのむしをころす
やむを得ない時には、大きいものを救うために小さいものを犠牲にする。小の虫を殺して大の虫を助ける。「大を生かして小を殺す」とも。
⇒だい【大】
○大は小を兼ねるだいはしょうをかねる🔗⭐🔉振
○大は小を兼ねるだいはしょうをかねる
[春秋繁露度制]大きいものは小さいものの代りにも用いることができる。
⇒だい【大】
だい‐リーガー【大リーガー】🔗⭐🔉振
だい‐リーガー【大リーガー】
アメリカ大リーグに所属している野球選手。メジャー‐リーガー。
だい‐リーグ【大リーグ】🔗⭐🔉振
だい‐リーグ【大リーグ】
(major league)アメリカ二大プロ野球リーグのこと。アメリカン‐リーグとナショナル‐リーグをいう。メジャー‐リーグ。
モルトケ【Hermuth Carl Graf von Moltke】🔗⭐🔉振
モルトケ【Hermuth Carl Graf von Moltke】
(大モルトケ)プロイセンの軍人。元帥。1855〜88年参謀総長。普墺ふおう戦争・普仏戦争に大勝、ドイツ帝国の統一に貢献。(1800〜1891)
[漢]大🔗⭐🔉振
大 字形
筆順
〔大部0画/3画/教育/3471・4267〕
〔音〕ダイ(呉) タイ(漢)
〔訓〕おおきい・おおいに・おお= (名)おおき・ひろ・ひろし
[意味]
①形や規模がおおきい。(対)小。「大の男」「大の月」「声を大にする」「大は小を兼ねる」「大地・大海たいかい・大金たいきん・巨大・拡大・大事件・大英帝国」
②すぐれている。ずばぬけている。重要。「大徳・偉大・大官たいかん・大役たいやく・大学者・大悪党」
㋐同じ役向きの最高位。(対)少。「大将たいしょう・だいしょう・大納言・大僧正」
㋑天子に関する物事に冠する語。「大権・大命・大葬・大詔」
㋒他人を尊敬して冠する語。「大兄たいけい」
③おおまか。あらまし。「大体・大勢たいせい・大意たいい」
④おおいに。はなはだ。おおげさ。「大の仲よし」「大慶たいけい・大言たいげん・大敗たいはい」
⑤おおきさ。「等身大・実物大」
⑥〔仏〕万物の構成元素。「四大・五大」
⑦「大学」の略。「大卒・都立大・女子大」
[解字]
人が両手両足をひろげて立っている象形。おおきい意を表す。
[下ツキ
偉大・遠大・郭大・拡大・過大・寛大・強大・極大・巨大・広大・高大・誇大・五大・最大・細大・散大・四大・至大・事大主義・重大・針小棒大・甚大・正大・盛大・絶大・壮大・増大・措大・粗大・尊大・多大・胆大心小・長大・著大・椽大・同大・特大・博大・莫大・肥大・尾大・厖大・膨大・夜郎自大・雄大
[難読]
大分おおいた・大雑把おおざっぱ・大晦おおつごもり・大晦日おおみそか・大凡おおよそ・大童おおわらわ・大鋸屑おがくず・大殿おとど・大人おとな・うし・大原女おはらめ・大鮃おひょう・大蛇おろち・大角豆ささげ・大刀たち・大蒜にんにく・おおびる・大和やまと


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