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えん【円】ヱン🔗🔉

えんヱン ①まるいこと。まるいもの。 ②数学で、一平面上で、一定点(中心)から等距離(半径)にある点の軌跡。また、それによって囲まれた内部。その軌跡を円周ともいう。直角座標系に関して、原点を中心とした半径の円は xyr と表される。 ③日本の貨幣の単位。1871年(明治4)制定。

えんい【円位】ヱンヰ🔗🔉

えんい円位ヱンヰ 西行さいぎょうの法名。

えん‐うんどう【円運動】ヱン‥🔗🔉

えん‐うんどう円運動ヱン‥ 円周上をまわる運動。

えん‐か【円価】ヱン‥🔗🔉

えん‐か円価ヱン‥ 円の貨幣価値。円の対外的購買価値。

えん‐か【円貨】ヱンクワ🔗🔉

えん‐か円貨ヱンクワ 日本の円単位の貨幣。 ⇒えんか‐てがた【円貨手形】

えん‐がい【円蓋】ヱン‥🔗🔉

えん‐がい円蓋ヱン‥ まるいおおい。アーチ形天井。ドーム。

えん‐がく【円覚】ヱン‥🔗🔉

えん‐がく円覚ヱン‥ 〔仏〕円満な悟り。一切衆生しゅじょうの中にある悟りの本性(本覚)をいう。

えんがく‐きょう【円覚経】ヱン‥キヤウ🔗🔉

えんがく‐きょう円覚経ヱン‥キヤウ 仏書。北インドの仏陀多羅ぶっだたらの訳と伝えるが、おそらく中国で作られた偽経。1巻。詳しくは「大方広円覚修多羅了義経」。宋代以降の仏教に大きな影響を与え、特に禅宗で重んじられる。

えんがく‐じ【円覚寺】ヱン‥🔗🔉

えんがく‐じ円覚寺ヱン‥ 鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山。山号は瑞鹿山。1282年(弘安5)北条時宗の開創。開山は無学祖元。鎌倉五山の第2位。明治初年に至り臨済禅近代化の先鋒として復興。舎利殿は禅宗様建築の代表的遺構。 円覚寺山門 撮影:関戸 勇

えん‐かつ【円滑】ヱンクワツ🔗🔉

えん‐かつ円滑ヱンクワツ ①かどだたず、なめらかなこと。 ②物事がさしさわりなく行われること。「―に事を運ぶ」

えんか‐てがた【円貨手形】ヱンクワ‥🔗🔉

えんか‐てがた円貨手形ヱンクワ‥ 手形面の記載金額が円貨で表示されている外国為替手形。邦貨手形。↔外貨手形 ⇒えん‐か【円貨】

えん‐かわせ【円為替】ヱンカハセ🔗🔉

えん‐かわせ円為替ヱンカハセ 円貨建ての外国為替。

えん‐かん【円環】ヱンクワン🔗🔉

えん‐かん円環ヱンクワン まるい輪。まるくつながっているもの。 ⇒えんかん‐めん【円環面】

えん‐かんすう【円関数】ヱンクワン‥🔗🔉

えん‐かんすう円関数ヱンクワン‥ (circular function)(→)三角関数に同じ。

えんかん‐めん【円環面】ヱンクワン‥🔗🔉

えんかん‐めん円環面ヱンクワン‥ (→)トーラスに同じ。 ⇒えん‐かん【円環】

えん‐き【円規】ヱン‥🔗🔉

えん‐き円規ヱン‥ (→)コンパス1㋐に同じ。

えんきかっぽう【円機活法】ヱン‥クワツパフ🔗🔉

えんきかっぽう円機活法ヱン‥クワツパフ 類書。24巻。明の王世貞が校定。古典・故事・熟語・成句などを掲げ、作詩者の便宜に供した書。和刻本も多い。

えん‐きゅう【円丘】ヱンキウ🔗🔉

えん‐きゅう円丘ヱンキウ ①円い小山。円い塚。 ②古代中国で、天子が冬至に天を祭るため、郊外に築いた円形の壇。日本でも行われた。円壇。圜丘。

えん‐きゅう【円球】ヱンキウ🔗🔉

えん‐きゅう円球ヱンキウ まるいたま。

えん‐きょう【円鏡】ヱンキヤウ🔗🔉

えん‐きょう円鏡ヱンキヤウ ①円形の鏡。 ②まるい餅。狂言、餅酒「上頭へ―を大晦日ざかいに持て登り」

えん‐ぎょう【円教】ヱンゲウ🔗🔉

えん‐ぎょう円教ヱンゲウ 〔仏〕欠けるところのない円満な教え。諸宗の教判で、最も価値の高い究極の教えが円教とされる。例えば、天台宗では化法四教の最後で法華経をいい、華厳宗では五教の最後で華厳経をいう。→五時八教

えんぎょう‐じ【円教寺】ヱンゲウ‥🔗🔉

えんぎょう‐じ円教寺ヱンゲウ‥ 姫路市書写にある天台宗の寺。山号は書写山。平安中期、性空の開創。西国三十三所第27番の札所で、特色ある山上伽藍を有する。書写寺。

えんくう【円空】ヱン‥🔗🔉

えんくう円空ヱン‥ 江戸前期の僧。美濃の人。中部地方を中心に北海道から近畿に至る各地を遍歴、多数の粗削りの木彫仏像(円空仏と称)を刻んだ。(1632〜1695)

えん‐グラフ【円グラフ】ヱン‥🔗🔉

えん‐グラフ円グラフヱン‥ 中心点を要かなめとして扇状に円を区切り、区切った各部分の面積の大きさによって数量の相互関係を表したグラフ。扇形グラフ。

えんけい‐げきじょう【円形劇場】ヱン‥ヂヤウ🔗🔉

えんけい‐げきじょう円形劇場ヱン‥ヂヤウ ①古代ローマの劇場形式。観覧席を円形・階段式にしたもの。主として猛獣や剣闘士の格闘・試合を見せた。円形競技場。アンフィテアトルム。→コロセウム。 ②舞台上の演技と観客との一体化をはかるため、舞台を客席がとりまくように設計された現代の劇場。 ⇒えん‐けい【円形】

えんけい‐だつもうしょう【円形脱毛症】ヱン‥シヤウ🔗🔉

えんけい‐だつもうしょう円形脱毛症ヱン‥シヤウ 頭髪に円形の脱毛斑を生じる病気。原因は不明であるが、自律神経失調、栄養障害、自己免疫の関与などが指摘されている。 ⇒えん‐けい【円形】

えんけい‐どうぶつ【円形動物】ヱン‥🔗🔉

えんけい‐どうぶつ円形動物ヱン‥ 線形動物の別称。 ⇒えん‐けい【円形】

えん‐げつ【円月】ヱン‥🔗🔉

えん‐げつ円月ヱン‥ ①満月。 ②琵琶の胴にある響孔。〈日葡辞書〉

えん‐こ【円弧】ヱン‥🔗🔉

えん‐こ円弧ヱン‥ 〔数〕円周の一部分。円周上の2点で円周を二つの部分にわけたとき、長さが全円周の半分より大きい方を優弧、小さい方を劣弧という。弧。

えん‐こう【円光】ヱンクワウ🔗🔉

えん‐こう円光ヱンクワウ 仏・菩薩の頭上から放つ円輪の光明。後光ごこう

えんこうじ‐ばん【円光寺版】ヱンクワウ‥🔗🔉

えんこうじ‐ばん円光寺版ヱンクワウ‥ (→)伏見版に同じ。

えんこう‐るい【円口類】ヱン‥🔗🔉

えんこう‐るい円口類ヱン‥ 無顎むがく類の別称。

えん‐ざ【円座・円坐】ヱン‥🔗🔉

えん‐ざ円座・円坐ヱン‥ ①多くの人が円く寄り合ってすわること。くるまざ。 ②藁または蒲がま・菅すげ・藺・菰まこもなどの茎葉で渦のように円く平たく組んだ敷物。古くは主に公卿の間のものであったが、後には民間でも夏の敷物に用いるようになった。わろうだ。〈[季]夏〉 ③茶道で、腰掛に置く敷物。利休形は竹の皮製のもの。 ④床擦れを防ぐため、病人の腰などに当てる円形のクッション。 ⇒えんざ‐がき【円座柿】 ⇒えんざ‐むし【円座虫】

えんざ‐がき【円座柿】ヱン‥🔗🔉

えんざ‐がき円座柿ヱン‥ カキの一品種。実は円形で、蔕へたのまわりの肉が高く瘤こぶのようになっている。 ⇒えん‐ざ【円座・円坐】

えんざ‐むし【円座虫】ヱン‥🔗🔉

えんざ‐むし円座虫ヱン‥ ヤスデ、特にヤケヤスデやヒメヤスデ類の別称。敵にあうと、円座状に体を巻くのでいう。 ⇒えん‐ざ【円座・円坐】

えん‐し【円匙】ヱン‥🔗🔉

えん‐し円匙ヱン‥ ⇒えんぴ

えんじつ‐とんご【円実頓悟】ヱン‥🔗🔉

えんじつ‐とんご円実頓悟ヱン‥ 〔仏〕欠けたところのない最高の真理をすみやかに悟ること。円頓えんどん

えん‐シフト【円シフト】ヱン‥🔗🔉

えん‐シフト円シフトヱン‥ 商社などが、輸入決済資金をドルなどの外貨から円に変えること。

えん‐じゃく【円寂】ヱン‥🔗🔉

えん‐じゃく円寂ヱン‥ (円満に寂滅する意) ①涅槃ねはんの新訳。 ②転じて、僧侶の死。入寂。太平記4「俄に病に侵され―し給ひけるとかや」

えん‐しゃっかん【円借款】ヱンシヤククワン🔗🔉

えん‐しゃっかん円借款ヱンシヤククワン 日本からの輸入支払に当てることを条件として、円資金で外国に与える政府借款。実施機関は国際協力銀行。

えんじゅあんざっき【円珠庵雑記】ヱン‥🔗🔉

えんじゅあんざっき円珠庵雑記ヱン‥ 随筆。1冊。契沖著。1699年(元禄12)成、1812年(文化9)刊。古語、殊に同音異義語および和歌・物語に用いられて疑義ある詞を考証・解釈したもの。円珠庵は契沖の庵。

えん‐しゅう【円周】ヱンシウ🔗🔉

えん‐しゅう円周ヱンシウ 一平面上で、一定点(中心)から等距離(半径)にある点の軌跡。→円⇒えんしゅう‐かく【円周角】 ⇒えんしゅう‐りつ【円周率】

えん‐しゅう【円宗】ヱン‥🔗🔉

えん‐しゅう円宗ヱン‥ 〔仏〕完全円満な教えを説く宗。中国では華厳宗などを指すが、日本では主に天台宗をいう。

えんしゅう‐かく【円周角】ヱンシウ‥🔗🔉

えんしゅう‐かく円周角ヱンシウ‥ 円周上の一つの弧の両端と、残りの円弧(共役弧)上の一点とを結んでできる角を、この弧の張る円周角、あるいは弧の両端を結ぶ弦の上に立つ円周角という。 ⇒えん‐しゅう【円周】

えんしゅう‐りつ【円周率】ヱンシウ‥🔗🔉

えんしゅう‐りつ円周率ヱンシウ‥ 円周の長さとその直径との比、または円の面積と半径の平方との比。近似値は3.14159。ギリシア文字πパイで表す。 ⇒えん‐しゅう【円周】

えんじゅ‐きょう【円珠経】ヱン‥キヤウ🔗🔉

えんじゅ‐きょう円珠経ヱン‥キヤウ 平安時代、博士家における「論語」の異名。

えん‐じゅく【円熟】ヱン‥🔗🔉

えん‐じゅく円熟ヱン‥ 人格・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容を持つに至ること。「―の境に達する」「―した演技」「―味」

えん‐じゅんれつ【円順列】ヱン‥🔗🔉

えん‐じゅんれつ円順列ヱン‥ いくつかのものを円形に並べ、それら相互の位置関係のみを問題にする順列。個のものの円順列の総数は(n−1)!になる。

えん‐しん【円心】ヱン‥🔗🔉

えん‐しん円心ヱン‥ 円の中心。

えんしん‐ぼいん【円唇母音】ヱン‥🔗🔉

えんしん‐ぼいん円唇母音ヱン‥ 〔言〕(rounded vowel)唇を丸めて発せられる母音。〔u〕〔o〕など。

えんすけ【円助】ヱン‥🔗🔉

えんすけ円助ヱン‥ (明治時代、花柳界で)1円の隠語。

えん‐だか【円高】ヱン‥🔗🔉

えん‐だか円高ヱン‥ 為替相場で、相手の外貨に対する日本の円の価値が高い場合をいう。例えば1ドルが90円は、1ドルが100円に比して円高。↔円安

えん‐タク【円タク】ヱン‥🔗🔉

えん‐タク円タクヱン‥ (一円タクシーの略)大正末期から昭和初期にかけて、大阪と東京市内を料金1円均一で走ったタクシー。転じて、一般の流しのタクシーにもいった。

えん‐だて【円建て】ヱン‥🔗🔉

えん‐だて円建てヱン‥ 輸出入取引や資金の貸借・投資において、円による通貨表示を行うこと。 ⇒えんだて‐がいさい【円建外債】

えんだて‐がいさい【円建外債】ヱン‥グワイ‥🔗🔉

えんだて‐がいさい円建外債ヱン‥グワイ‥ 外国の政府や企業などの非日本居住者が、日本の市場で発行する円建ての債券。サムライ債。 ⇒えん‐だて【円建て】

えんに【円爾】ヱン‥🔗🔉

えんに円爾ヱン‥ (エンジとも)鎌倉中期の臨済宗の僧。初め諱いみなを弁円べんねんと称した。駿河の人。三井寺・南都・鎌倉に学び、1235年(嘉禎1)入宋して径山の無準ぶしゅんの法を嗣ぎ帰朝。筑前崇福寺や京都に法を説き、東福寺の開山となる。鎌倉寿福寺・京都建仁寺に歴住。門下多く、その法流を東福寺派という。諡号しごうは聖一国師。著に「聖一国師語録」がある。(1202〜1280)

えんにん【円仁】ヱン‥🔗🔉

えんにん円仁ヱン‥ 天台宗山門派の祖。天台座主。下野しもつけの人。最澄に師事。838年(承和5)入唐し天台教学・密教・五台山念仏等を修学、847年(承和14)武宗の仏教弾圧の中を帰国。常行三昧堂を建立し、東密に対抗する台密の基盤を整備、比叡山興隆の基礎を確立した。著「金剛頂経疏」「入唐求法巡礼行記」など。諡号しごうは慈覚大師。(794〜864)

えん‐ぴ【円匙】ヱン‥🔗🔉

えん‐ぴ円匙ヱン‥ (エンシの誤読)陸軍で、シャベルのこと。

えん‐ピッチ【円ピッチ】ヱン‥🔗🔉

えん‐ピッチ円ピッチヱン‥ (circular pitch)歯車で、ピッチ円上の歯の1点から次の歯の相当点までの円弧の長さ。CP

えん‐やす【円安】ヱン‥🔗🔉

えん‐やす円安ヱン‥ 為替相場で、相手の外貨に対する日本の円の価値が低い場合をいう。例えば、1ドルが100円は1ドルが90円に比して円安。↔円高

つぶ‐つぶ【円円】🔗🔉

つぶ‐つぶ円円】 まるまると肥えたさま。源氏物語空蝉「いと白うをかしげに―と肥えて」

つぶ‐ら【円ら】🔗🔉

つぶ‐ら円ら】 まるいこと。まるくふくらかなこと。〈履中紀訓注〉。「―な瞳ひとみ⇒つぶら‐じい【円ら椎】

つぶら‐か【円らか】🔗🔉

つぶら‐か円らか】 つぶらなさま。まるいさま。まるまる。宇津保物語国譲下「いと―に白く肥え給へり」

つぶら‐じい【円ら椎】‥ジヒ🔗🔉

つぶら‐じい円ら椎‥ジヒ シイの一種。コジイ。→椎しい ⇒つぶ‐ら【円ら】

まど‐い【円居・団居】‥ヰ🔗🔉

まど‐い円居・団居‥ヰ (古くはマトイとも) ①人々がまるく並びすわること。くるまざ。古今和歌集「思ふどち―せる夜は唐錦たたまく惜しき物にぞありける」 ②親しく集まり合うこと。団欒だんらん。神楽歌、榊「八十氏人やそうじびとぞ―せりける」。「夕食ゆうげの―」

まど・いる【円居る・団居る】マドヰル🔗🔉

まど・いる円居る・団居るマドヰル 〔自上一〕 団欒だんらんする。宇津保物語梅花笠「氏人の―・ゐる今日は」

まど‐か【円か】🔗🔉

まど‐か円か】 (古くはマトカとも) ①まるいさま。まんまるなさま。伊勢物語集「久方の月の―になる頃は」 ②満ち足りて安らかなさま。おだやかなさま。まどやか。日葡辞書「マトカナヒト」。「夢―」

まど‐やか【円やか】🔗🔉

まど‐やか円やか(→)「まどか」に同じ。

まる【丸・円】🔗🔉

まる丸・円】 [一]〔名〕 (マロの転) ①まるい形。球形。また、円形。平治物語「紫すそごの鎧に、菊の―を黄に返したるすそ金物をぞ打つたりける」 ②城郭の内部。「本―」「二の―」 ③正しいこと。間違っていないこと。また、それを表す○印。「―をもらう」 ④金銭の隠語。 ⑤上方で、スッポンの異称。浮世風呂2「―とは何だヱ。御当地でいふすつぽんぢやがな」 ⑥鷹狩の用語で、鶴の胆。 ⑦句点。また、半濁音符。 ⑧日本紙を数えるのにいう語。半紙は6締しめ、美濃紙は4締、奉書紙は10束、杉原紙は8束を1丸とする。 ⑨欠けたところのないこと。完全。浮世風呂2「年明といふものは借金が多くて―の裸で出ますさうだから」。「―のまま」 [二]〔接頭〕 ①全きこと。欠けないこと。すべて、そのままのさま。「―もうけ」「―洗い」 ②数が満ちること。「―1年」 [三]〔接尾〕 ①「麻呂」の転。人名の下に付ける語。「牛若―」 ②名刀の名の下に付ける語。「蜘蛛切―」 ③鎧の名の下に付ける語。「筒―」 ④笛・箏そうなど楽器の名の下に付ける語。「富士―」 ⑤船舶の名の下に付ける語。「氷川―」 ◇「円」は、[一]1で平面的な形(円形)の場合に使う。

まる・い【円い・丸い】🔗🔉

まる・い円い・丸い】 〔形〕[文]まる・し(ク) (マロシの転) ①円形である。球形である。四河入海「石磨いしうすは―・い物なる程に輪と云ふぞ」。「―・いおめめ」 ②かどかどしくない。穏やかである。欠けた所がない。円満である。「―・くおさめる」「人格が―・い」 ③角がない。ふっくらしている。「背を―・くする」「―・いあご」 ◇「円」は、主に平面的に見た形が円形の場合に使う。 ⇒丸い卵も切りようで四角

まる‐がお【円顔・丸顔】‥ガホ🔗🔉

まる‐がお円顔・丸顔‥ガホ まるい形の顔。世間胸算用2「頬さきの握り出したる―も見よし」

まる‐かがみ【円鏡】🔗🔉

まる‐かがみ円鏡】 ①円形の鏡。 ②円形の鏡餅。

まる‐がた【円形・円型・丸形】🔗🔉

まる‐がた円形・円型・丸形】 円いかたち。えんけい。

まる‐さや【円鞘・丸鞘】🔗🔉

まる‐さや円鞘・丸鞘】 刀の鞘で、断面の形が丸い儀仗用のもの。古くは細くて長い直刀型の鞘。↔平鞘ひらざや

まる‐づくり【円作り・丸作り】🔗🔉

まる‐づくり円作り・丸作り】 刀装で、鞘さやも柄つかも共に金銀作りまたは錦包みに作ったもの。

まる‐ば【円刃・丸刃】🔗🔉

まる‐ば円刃・丸刃】 刃物に刃のつけてないもの。また、刃物の刃の鋭くないもの。まろば。

まる‐はなばち【円花蜂・丸花蜂】🔗🔉

まる‐はなばち円花蜂・丸花蜂】 ミツバチ科マルハナバチ属のハチの総称。社会生活をし、形はややミツバチに似るが、はるかに大形。全体が黄褐色の長毛におおわれ、腹に黒帯がある。やや寒地・山地にすみ、花粉媒介昆虫として重要。マルハナバチ・クロマルハナバチなど。 マルハナバチ 撮影:海野和男

まる‐み【丸み・円み】🔗🔉

まる‐み丸み・円み】 まるい様子。まるい程度。また、円満な様子。「―をおびる」「人間に―が出てくる」

まるやま‐おうきょ【円山応挙】🔗🔉

まるやま‐おうきょ円山応挙】 江戸中期の画家。円山派の祖。通称、主水もんど。丹波の人。狩野派の石田幽汀に学ぶ。外来の写実画法の影響を受け、精細な自然観察に基づきつつ、装飾性を合わせ持つ新たな様式を確立。平明で情趣的な画風は、新興町人層に支持を受け、のちの京都画壇に大きな影響を与えた。作「藤図屏風」「雪松図屏風」など。(1733〜1795) ⇒まるやま【円山】

まるやま‐こうえん【円山公園】‥ヱン🔗🔉

まるやま‐こうえん円山公園‥ヱン ①京都市東山の西麓にある公園。八坂神社・知恩院の境内に接する。 円山公園(京都) 撮影:的場 啓 ②札幌市西部にある公園。天然記念物の原始林や野球場などがある。

まるやま‐しじょう‐は【円山四条派】‥デウ‥🔗🔉

まるやま‐しじょう‐は円山四条派‥デウ‥ 日本絵画の流派の一つ。円山派と四条派1を合わせていう。 ⇒まるやま【円山】

まるやま‐は【円山派】🔗🔉

まるやま‐は円山派】 円山応挙を祖とする絵画の一派。写生的画風を特色とする。 ⇒まるやま【円山】

まろ【丸・円】🔗🔉

まろ丸・円】 (マルの古形) ①まるい形であるさま。源氏物語手習「―なる頭つき行き違ひ騒ぎたるも」 ②丸丸とふとっているさま。源氏物語宿木「―に美しく肥えたる人の」 ③銭の隠語。まる。

まろ・い【円い・丸い】🔗🔉

まろ・い円い・丸い】 〔形〕[文]まろ・し(ク) ①円形である。まるい。徒然草「閑院殿の櫛形の穴は―・くふちもなくてぞありし」 ②かどだたない。おだやかである。 ③欠けた所がない。円満である。

まろ‐か・す【丸かす・円かす】🔗🔉

まろ‐か・す丸かす・円かす】 〔他四〕 ①丸いかたまりにする。丸める。今昔物語集5「猿の子が大きさに―・して鷲に与へつ」 ②一つにまとめる。孝徳紀「天の下を混まろかし斉ひとしめて治めたまふ」 ③髪を剃って坊主にする。

まろが・る【丸がる・円がる】🔗🔉

まろが・る丸がる・円がる】 〔自下二〕 (古くは清音) ①物がまるく凝り固まる。まるくなる。神代紀「天地あめつちまろかれ成る時に」 ②固まりあう。一つになる。源氏物語夕霧「御額髪の濡れ―・れたる」

まろがれ‐あ・う【円がれ合ふ】‥アフ🔗🔉

まろがれ‐あ・う円がれ合ふ‥アフ 〔自四〕 互いに寄り集まって丸くなる。ひとところに集まりあう。狭衣物語1「一つに―・ひたる程に」

まろ・ぐ【円ぐ・丸ぐ】🔗🔉

まろ・ぐ円ぐ・丸ぐ】 〔他下二〕 まるめる。ひとまとめにする。まとめる。宇治拾遺物語2「これを薄に打つに、七八千枚に打ちつ。これを―・げて」

まろ‐み【丸み・円み】🔗🔉

まろ‐み丸み・円み】 まるいこと。また、味などがおだやかであること。まるみ。

まろ‐やか【円やか】🔗🔉

まろ‐やか円やか】 ①形がまるいさま。まろらか。 ②味などが、おだやかなさま。

まろ‐らか【円らか】🔗🔉

まろ‐らか円らか】 まろやか。源氏物語宿木「腕かいなをさしいでたるが―にをかしげなるほども」

わら‐うだ【藁蓋・円座】🔗🔉

わら‐うだ藁蓋・円座】 (ワラフダの転) ⇒わろうだ

わら‐ふだ【藁蓋・円座】🔗🔉

わら‐ふだ藁蓋・円座⇒わろうだ

わろうだ【藁蓋・円座】ワラフダ🔗🔉

わろうだ藁蓋・円座ワラフダ わら縄で作った円座えんざ。わらふだ。枕草子87「雪の山は…―の程なん侍る」

[漢]円🔗🔉

 字形  筆順 〔冂部2画/4画/教育/1763・315F〕

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