複数辞典一括検索+

か・う【替ふ・換ふ・代ふ・変ふ】カフ🔗🔉

か・う替ふ・換ふ・代ふ・変ふカフ 〔他下二〕 ⇒かえる(下一)

かえ【代え・替え・換え】カヘ🔗🔉

かえ代え・替え・換えカヘ ①かえること。 ②代り。予備。「―のシャツ」 ③交換の割合。「1俵6000円―で買う」

かえ‐ことば【代詞】カヘ‥🔗🔉

かえ‐ことば代詞カヘ‥ 合言葉。符牒ふちょう

か・える【替える・換える・代える・変える】カヘル🔗🔉

か・える替える・換える・代える・変えるカヘル 〔他下一〕[文]か・ふ(下二) (室町時代頃よりヤ行にも活用した) ➊《替・換・代》事物を互いに入れちがわせる。 ①入れちがわせる。交互にさせる。万葉集2「敷たへの袖―・へし君玉垂れの越野おちの過ぎゆく又も逢はめやも」 ②それを取り除き別のものにする。交換する。とりかえる。(特に、「身に―・える」「命に―・える」などの形は、それを犠牲にするの意に使われる)伊勢物語「飽かねども岩にぞ―・ふる色見えぬ心を見せむよしのなければ」。源氏物語明石「身に―・へてこの御身一つを救ひ奉らん」。「部品を―・える」「商売を―・える」「円をドルに―・える」 ③交代させる。代りをさせる。古今和歌集「母あやまちありといひて斎院を―・へられんとしけるを」。「これをもって御挨拶あいさつに―・えます」 ④一椀の飯を残らず食べてまた新しくよそう。おかわりする。狂言、岡太夫「太郎くはじや―・へて進ぜい」 ⑤古い水をかい出して新しい水を入れる。「井戸を―・える」 ➋《変》事物の状態・質をそれまでと異なったものにする。 ①変化させる。古今和歌集「同じやうなれば、すこしさまを―・へたるなるべし」。源氏物語空蝉「うつせみの身を―・へてける木のもとに猶人がらのなつかしきかな」。日葡辞書「テヲカユル」。「髪形を―・える」「顔色を―・える」「生活を―・える」「方針を―・える」 ②時間・場所などを前と別にする。万葉集12「月―・へて君をば見むと思へかも日も―・へずして恋のしげけく」。蜻蛉日記「所―・へたるかひなく、むま時ばかりに、にはかにののしる」。「机の位置を―・える」 ◇「替」は、ある物にかえて別の物にする、「換」は、物をとりかえる、「代」は、他の物にその役目をさせる意で使うことが多い。

かわり【代り】カハリ🔗🔉

かわり代りカハリ ①いれかわること。交替。また、その人。後任。「やめた人の―が来た」 ②身がわり。代理。名代。「父の―」 ③つぐない。ひきかえ。代償。「これを上げる―に、それを下さい」 ④代わるべき品。かけがえ。「雨具の―」 ⑤代価。代金。古今著聞集5「只今―なければ」 ⑥飯・汁・肴などを更に求めること。「お―」 ⇒かわり‐がわり【代り代り】 ⇒かわり‐ぎぬ【代り絹】 ⇒かわり‐ば【代り歯】 ⇒かわり‐ばえ【代り映え】 ⇒かわり‐ばん【代り番】 ⇒かわり‐ばんこ【代り番こ】 ⇒かわり‐びと【代り人】 ⇒かわり‐め【代り目】 ⇒かわり‐やく【代り役】

かわり‐あ・う【代わり合う】カハリアフ🔗🔉

かわり‐あ・う代わり合うカハリアフ 〔自五〕 順番に代わる。交替する。

かわり・いる【代わり居る】カハリヰル🔗🔉

かわり・いる代わり居るカハリヰル 〔自上一〕 前者に代わってその位置にいる。古今著聞集17「我いなば誰又ここに―・ゐむ」

かわり‐がわり【代り代り】カハリガハリ🔗🔉

かわり‐がわり代り代りカハリガハリ 〔副〕 互いに代わりあって。順番に。かわるがわる。源氏物語夢浮橋「験げんある者どもを呼び寄せつつ、―に加持せさせなむし侍りける」 ⇒かわり【代り】

かわり‐ぎぬ【代り絹】カハリ‥🔗🔉

かわり‐ぎぬ代り絹カハリ‥ 物の代価にする絹。宇治拾遺物語7「ただ今―などはなきを」 ⇒かわり【代り】

かわり‐ば【代り歯】カハリ‥🔗🔉

かわり‐ば代り歯カハリ‥ 生え代わるべき歯。乳歯。 ⇒かわり【代り】

かわり‐ばえ【代り映え】カハリ‥🔗🔉

かわり‐ばえ代り映えカハリ‥ 代わったためによくなること。代わって前者よりまさること。夏目漱石、行人「あんまり変り栄ばえもしない服装なりだね」 ⇒かわり【代り】

かわり‐ばん【代り番】カハリ‥🔗🔉

かわり‐ばん代り番カハリ‥ ①かわりあって事をすること。順番。交番。かわりばんこ。 ②交替すべき順番に当たること。 ⇒かわり【代り】

かわり‐ばんこ【代り番こ】カハリ‥🔗🔉

かわり‐ばんこ代り番こカハリ‥ 交代で事をすること。かわりばん。夏目漱石、行人「家うちのものが―に見て、様々の批評を加へた」。「―にみこしをかつぐ」 ⇒かわり【代り】

かわり‐びと【代り人】カハリ‥🔗🔉

かわり‐びと代り人カハリ‥ 代りとなる人。代理人。代人だいにん⇒かわり【代り】

かわり‐め【代り目】カハリ‥🔗🔉

かわり‐め代り目カハリ‥ 物事のいれかわる時。交替する時。 ⇒かわり【代り】

かわり‐やく【代り役】カハリ‥🔗🔉

かわり‐やく代り役カハリ‥ 代わって勤める役。また、その人。代役。 ⇒かわり【代り】

かわ・る【替わる・代わる・換わる・変わる】カハル🔗🔉

かわ・る替わる・代わる・換わる・変わるカハル 〔自五〕 ➊《替・代・換》別のものが互いに入れちがいになる。 ①入れかわる。交替する。万葉集20「今―・る新防人にいさきもりが船出する海原のうへに波な開きそね」。「相手―・れど主ぬし―・らず」「市長が―・る」「土地が金に―・る」 ②《代》代理する。身代りとなる。伊勢物語「例の男、女に―・りてよみてやらす」。平家物語6「命に―・り身に―・らんと忠を存ぜし数万の軍旅は」。「父に―・って出席する」 ➋《変》ものごとの性質や中身が前と相違する。 ①変化する。万葉集20「宿のなでしこ日ならべて雨は降れども色も―・らず」。「信号が赤に―・る」「人柄が―・る」「方針が―・る」 ②普通とちがう。異様である。蜻蛉日記「さま―・りたる人人ものし侍りしに」。大鏡師尹「いかにかくはせさせ給へるぞと声も―・りて申しつるなむ」。「あの人は―・っている」「―・った趣向」 ③両者の間に相違がある。違う。枕草子35「朴・塗骨など、骨は―・れど、ただ赤き紙を、おしなべてうちつかひ持ち給へる」。徒然草「音に聞くと見る時とは、何事も―・るものなり」。「子供と何ら―・るところがない」 ④異変がおこる。変動が生ずる。狂言、抜殻「此の間は久しう便りをも承らぬが―・らせらるることもござらぬか」 ⑤前と違う時になる。年月などが改まる。源氏物語「よのなか―・りて後」。「月が―・る」 ⑥前と違う場所になる。居場所が移る。移転する。「住所が―・る」「勤め先を―・る」「右に―・って相手の突進を避けた」 ◇「替」は、あるものに入れかわって別のものになる、「代」は、他のもののかわりをする、「換」は、ものがとりかわる意で使う。

かわる‐がわる【代わる代わる】カハルガハル🔗🔉

かわる‐がわる代わる代わるカハルガハル 〔副〕 次々と代わり合って。順番に。かわりがわり。紫式部日記「七日のほど―」。「―発言する」

しろ【代】🔗🔉

しろ】 ①かわりのもの。代用。播磨風土記「塩―の田」。万葉集8「たな霧らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが―にそへてだに見む」 ②その物の代りとして償う金銭や物品。代価。代金。謡曲、烏帽子折「およそ烏帽子の―は定まりて候ふほどに」。「飲み―」 ③材料。「壁―」 ④何かのために取っておく部分。「糊―」「縫―」 ⑤(「茸の代」の意)菌類が菌糸などを伸ばし、地中あるいは地表で占有した特定の場所のこと。ふつう、毎年そこにきのこが生ずる。 ⑥田。田地。また、田の一区画・一区域。平家物語3「田―を育王山へ申し寄せて」。「―を掻く」 ⑦古代・中世の田地の丈量単位。稲1束を収穫する面積を1代とする。律令制では50代を1段、500代を1町歩とした。束代そくしろ

しろ‐ぐるま【代車】🔗🔉

しろ‐ぐるま代車】 代掻しろかきに用いる農具。牛馬にひかせるもの。

しろ‐じたき【代下木】🔗🔉

しろ‐じたき代下木】 (西日本で)水田に入れる緑肥。下木したき。刈敷かりしき。刈敷肥かっちきごえ

しろ‐な・す【代為す】🔗🔉

しろ‐な・す代為す】 〔他四〕 物品を売って金にかえる。売る。「うりしろなす」とも。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「侍の武具馬具を―・して」

たい【代】🔗🔉

たい⇒だい(代)

だい【代】🔗🔉

だい】 (呉音。漢音はタイ) ①かわること。かわりになるもの。武道伝来記「刀の―に秤はかりを腰にさして商ひはやるべし」。日葡辞書「ダイヲタツル」 ②ひきかえにするもの。品物・労力にみあうもの。あたい。 ③家または位を継いで、その地位にある間。また、それを数える語。「―がかわる」「親の―」「3―将軍」 ④みよ。治世。歴史の区分。日葡辞書「カノテイワウノダイニ」 ⑤太閤検地以前の田地の面積の地方的単位。50代を1段とする。しろ。 ⑥(era)地質時代を最も大きく分けた区分。「古生―」 ⑦年齢・年数の大体の範囲を示す語。「1970年―の生まれ」

だい【代】(中国史)🔗🔉

だい】 ①中国、戦国時代、今の河北省北西部にあった国。のち山西省北部の地名。 ②鮮卑の首長拓跋猗盧たくばついろが晋から封ぜられて建てた国。北魏はその後裔。(315〜376)

だい‐あん【代案】🔗🔉

だい‐あん代案】 かわりの案。

だい‐い【代位】‥ヰ🔗🔉

だい‐い代位‥ヰ ①他人に代わってその地位につくこと。 ②〔法〕法律上、一定の出捐しゅつえんをした者が、その利益を受けた者の有した権利を取得してその地位に代わること。 ⇒だいい‐そけん【代位訴権】 ⇒だいい‐べんさい【代位弁済】

だいい‐そけん【代位訴権】‥ヰ‥🔗🔉

だいい‐そけん代位訴権‥ヰ‥ (→)債権者代位権に同じ。 ⇒だい‐い【代位】

だいい‐べんさい【代位弁済】‥ヰ‥🔗🔉

だいい‐べんさい代位弁済‥ヰ‥ 第三者が債務者に代わって弁済すること。 ⇒だい‐い【代位】

だい‐いん【代印】🔗🔉

だい‐いん代印】 他人の印の代りに自分の印を捺すこと。代理の印。

だい‐いん【代員】‥ヰン🔗🔉

だい‐いん代員‥ヰン 他人に代わって事務を執る人。代人。代理人。

だい‐えい【代詠】🔗🔉

だい‐えい代詠】 他の人に代わって詩歌をよむこと。また、その詩歌。

だい‐えん【代演】🔗🔉

だい‐えん代演】 出演者に支障があったとき、代りをつとめること。また、その役者。

だい‐か【代価】🔗🔉

だい‐か代価】 ①売物のあたい。ねだん。代金。しろ。 ②困難なことを達成するために生ずる犠牲や損害。 ⇒だいか‐べんさい【代価弁済】

だいか‐べんさい【代価弁済】🔗🔉

だいか‐べんさい代価弁済】 〔法〕抵当物件の買主が、その代金を直接抵当権者に支払うことによって抵当権を消滅させること。 ⇒だい‐か【代価】

だい‐かん【代官】‥クワン🔗🔉

だい‐かん代官‥クワン ①正員にかわって官職を代行する者。中世、守護代は守護の代官、目代もくだいは国司や知行国主の代官。 ②大名が年貢収納など蔵入地くらいりちの支配に当たらせた者。 ③江戸幕府の役人で、幕府直轄地を支配し年貢収納その他民政をつかさどったもの。→郡代⇒だいかん‐しょ【代官所】 ⇒だいかん‐みたて‐しんでん【代官見立新田】

だい‐がん【代願】‥グワン🔗🔉

だい‐がん代願‥グワン 他人に代わって神仏などに祈願すること。また、その人。代参。

だいかん‐しょ【代官所】‥クワン‥🔗🔉

だいかん‐しょ代官所‥クワン‥ ①代官がその事務をとった役所。 ②代官の支配に属する領地。 ⇒だい‐かん【代官】

だいかん‐みたて‐しんでん【代官見立新田】‥クワン‥🔗🔉

だいかん‐みたて‐しんでん代官見立新田‥クワン‥ 江戸幕府の代官が、開墾に適する土地を見立て、経費・労力を代官所で負担して開発した新田。その新田の年貢の10分の1は、代官に給与された。 ⇒だい‐かん【代官】

だい‐ぎ【代議】🔗🔉

だい‐ぎ代議】 ①他人に代わって議すること。 ②国民の代表者として政治を議すること。 ⇒だいぎ‐いん【代議員】 ⇒だいぎ‐し【代議士】 ⇒だいぎ‐せいど【代議制度】

だいぎ‐いん【代議員】‥ヰン🔗🔉

だいぎ‐いん代議員‥ヰン 総会や大会など組織の最高議決機関の構成員として全員の中から選ばれた者。 ⇒だい‐ぎ【代議】

だいぎ‐し【代議士】🔗🔉

だいぎ‐し代議士】 国民から選ばれ、国民の意見を代表して国政を議する人。衆議院議員の通称。中江兆民、三酔人経綸問答「輿望有る人物を票選して―と為し托するに立法の大権を以てす」 ⇒だい‐ぎ【代議】

だいぎ‐せいど【代議制度】🔗🔉

だいぎ‐せいど代議制度】 議会を設け、国民を代表する議員が政治を行う制度。代表民主制の典型。議会制度。 ⇒だい‐ぎ【代議】

だい‐きゅう【代休】‥キウ🔗🔉

だい‐きゅう代休‥キウ 休日に出勤した代りとしてとる休暇。代日休暇。「―をとる」

だいきん‐とりたて【代金取立】🔗🔉

だいきん‐とりたて代金取立】 銀行が顧客またはコルレス先の依頼によって、手数料を取って手形・小切手・配当金・利札・預金証書の現金取立てをすること。「―手形」 ⇒だい‐きん【代金】

だいきん‐ひきかえ【代金引換】‥カヘ🔗🔉

だいきん‐ひきかえ代金引換‥カヘ 代金と引換えに商品や貨物を引き渡すこと。 ⇒だい‐きん【代金】

だいきんひきかえ‐ゆうびん【代金引換郵便】‥カヘイウ‥🔗🔉

だいきんひきかえ‐ゆうびん代金引換郵便‥カヘイウ‥ 郵便物特殊取扱の一種。郵便局が差出人の指定した金額と引換えに名宛人に郵便物を引き渡し、その金銭を差出人に送付するもの。主として通信販売に利用。代引だいびき⇒だい‐きん【代金】

だい‐げいこ【代稽古】🔗🔉

だい‐げいこ代稽古】 師匠の代理として弟子に稽古をつけること。

だい‐けつ【代決】🔗🔉

だい‐けつ代決】 代理でする決裁。

だい‐げん【代言】🔗🔉

だい‐げん代言】 ①本人に代わって弁論すること。代理として述べること。 ②代言人の略。「三百―」 ⇒だいげん‐にん【代言人】

だいげん‐にん【代言人】🔗🔉

だいげん‐にん代言人】 (明治期に用いた語)弁護士の旧称。夏目漱石、それから「貴方は丸で―の様な事を仰おっしやるのね」 ⇒だい‐げん【代言】

だい‐こう【代行】‥カウ🔗🔉

だい‐こう代行‥カウ 本人に代わって物事を行うこと。また、その人。「学長―」 ⇒だいこう‐きかん【代行機関】 ⇒だいこう‐バス【代行バス】

だい‐こう【代香】‥カウ🔗🔉

だい‐こう代香‥カウ 他人に代わって焼香すること。またその人。

だい‐こう【代講】‥カウ🔗🔉

だい‐こう代講‥カウ 他人に代わって講演または講義すること。また、その人。

だいこう‐きかん【代行機関】‥カウ‥クワン🔗🔉

だいこう‐きかん代行機関‥カウ‥クワン 短期清算取引で代金または株式を立て替え、その受渡しを迅速にし、取引を円滑にするための機関。 ⇒だい‐こう【代行】

だいこう‐バス【代行バス】‥カウ‥🔗🔉

だいこう‐バス代行バス‥カウ‥ 事故・災害・工事などのために鉄道の運転が中断された時に、代りに運行するバス。 ⇒だい‐こう【代行】

だい‐ごり【代垢離】🔗🔉

だい‐ごり代垢離】 江戸時代、伊勢参宮をする人に頼まれて、その人に代わって宮川の川水で垢離こりをすること。また、それを業とする者。

だい‐さく【代作】🔗🔉

だい‐さく代作】 他の人に代わって作ること。また、その作品。

だい‐さん【代参】🔗🔉

だい‐さん代参】 他人に代わって神仏へ参詣すること。また、その人。 ⇒だいさん‐こう【代参講】

だいさん‐こう【代参講】‥カウ🔗🔉

だいさん‐こう代参講‥カウ 講のうち、代表者が遠隔地にある社寺霊場に参詣し護符を受けるもの。伊勢講・熊野講など。江戸中期に盛んとなる。 ⇒だい‐さん【代参】

だい‐しっこう【代執行】‥カウ🔗🔉

だい‐しっこう代執行‥カウ 行政上の強制執行の一種。命ぜられた行為(例えば建物の除去)を、その義務者が任意に履行しないとき、行政庁自ら手を下してこれを行うか、または第三者に行わせて、義務者からその費用を徴収すること。行政代執行法(1948年制定)に規定。

たい‐しゃ【代謝】🔗🔉

たい‐しゃ代謝】 古いものと新しいものとが入れかわること。「新陳―」

だい‐しゃ【代車】🔗🔉

だい‐しゃ代車】 自分の自動車が修理や車検中で使用できないとき、代りに使う車。

だいしゅう‐そうぞく【代襲相続】‥シフサウ‥🔗🔉

だいしゅう‐そうぞく代襲相続‥シフサウ‥ 〔法〕被相続人の子または兄弟姉妹が相続開始以前に死亡その他の事由により相続権を失った場合、その者の子が代わって相続人となること。

だい‐しょ【代書】🔗🔉

だい‐しょ代書】 ①本人に代わって文書を書くこと。代筆。 ②代書人の略。 ⇒だいしょ‐にん【代書人】

だい‐しょ【代署】🔗🔉

だい‐しょ代署】 本人に代わってその氏名を書くこと。また、その署名。

だい‐じょ【代序】🔗🔉

だい‐じょ代序】 ①順序を追って代わること。交替すること。 ②本人に代わって序文を書くこと。

だい‐しょう【代将】‥シヤウ🔗🔉

だい‐しょう代将‥シヤウ (→)准将に同じ。

だい‐しょう【代償】‥シヤウ🔗🔉

だい‐しょう代償‥シヤウ ①本人に代わって弁償すること。代弁。 ②他人にかけた損害のつぐないとして、その代価を出すこと。「―を払う」 ③(比喩的に)ある目標を達成するために払う犠牲や損害。 ④〔心〕直接実現できない目標を、他の類似したものにおきかえて欲求を充足させること。自我の防衛機制の一つ。→補償2 ⇒だいしょう‐しょくせい【代償植生】

だいしょう‐しょくせい【代償植生】‥シヤウ‥🔗🔉

だいしょう‐しょくせい代償植生‥シヤウ‥ 本来あった植生が破壊されたあとに二次的にできた植生。常緑林が伐採されたあとにつくられた雑木林(クヌギ・コナラ林)など。 ⇒だい‐しょう【代償】

だいしょ‐にん【代書人】🔗🔉

だいしょ‐にん代書人】 ①代書する人。 ②行政書士・司法書士の前身。特に前者を指すことが多い。 ⇒だい‐しょ【代書】

だい‐しん【代診】🔗🔉

だい‐しん代診】 担当の医師に代わって患者を診察すること。また、その人。

だいすう‐がく【代数学】🔗🔉

だいすう‐がく代数学】 (algebra)数の代りに文字を記号として用い、数の性質や関係を研究する数学。現在では、広く、数の概念を拡張した抽象的対象である群・環・体などを研究する数学をいう。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐かんすう【代数関数】‥クワン‥🔗🔉

だいすう‐かんすう代数関数‥クワン‥ の多項式fx,y)に対し、方程式fx,y)=0によって定義されるの関数を代数関数という。有理関数・無理関数は代数関数である。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐きかがく【代数幾何学】🔗🔉

だいすう‐きかがく代数幾何学】 いくつかの高次の代数方程式を満たす点のつくる図形(代数多様体)およびそれらの間の関係を研究する幾何学。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐きょくせん【代数曲線】🔗🔉

だいすう‐きょくせん代数曲線xy直交座標において代数方程式fx,y)=0を満たす点(x,y)が描く軌跡。の次数がのとき、次代数曲線という。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐きょくめん【代数曲面】🔗🔉

だいすう‐きょくめん代数曲面】 空間において、代数方程式fx,y,z)=0を満たす点(x,y,z)の全体。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐けい【代数系】🔗🔉

だいすう‐けい代数系】 二項演算が定義された集合。群・環・体・線形空間など。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすう‐しき【代数式】🔗🔉

だいすう‐しき代数式】 数・文字に加・減・乗・除・累乗・累乗根をとるという演算を有限回行なって得られる式。単項式・多項式・分数式・整式・有理式・無理式など。 ⇒だい‐すう【代数】

だいすうてき‐すう【代数的数】🔗🔉

だいすうてき‐すう代数的数】 有理数を係数とする代数方程式を満たす数。↔超越数。 ⇒だい‐すう【代数】

だい‐すけごう【代助郷】‥ガウ🔗🔉

だい‐すけごう代助郷‥ガウ 助郷の一種。定じょう助郷の休役・免除が行われたとき、その代りを務めること。または、その村。→助郷

だい‐だい【代代】🔗🔉

だい‐だい代代】 新旧相つぐこと。何代も続いていること。歴代。「―の旧家」「―酒屋を営む」「先祖―」

だい‐にん【代人】🔗🔉

だい‐にん代人】 本人の代りをする人。名代みょうだい。代理人。「―を出す」

だい‐の‐もの【代の物】🔗🔉

だい‐の‐もの代の物】 かわりのもの。

だい‐はじめ【代始め】🔗🔉

だい‐はじめ代始め】 帝位・将軍職または家督をついだ始めの年。史記抄「勝定院殿の―に明朝から使をおこしたれば」

だい‐はじめ‐て【代始めて】🔗🔉

だい‐はじめ‐て代始めて】 生まれて始めて。狂言、引敷聟「和御寮の―きらびやかな事でおりやる」

だい‐びき【代引き】🔗🔉

だい‐びき代引き】 「代金引換え」の略。

だい‐まいり【代参り】‥マヰリ🔗🔉

だい‐まいり代参り‥マヰリ ①本人に代わって社寺に参詣すること。また、その人。だいさん。 ②(→)「だいまち(代待)」に同じ。

つま‐ばらみ【代指】🔗🔉

つま‐ばらみ代指】 瘭疽ひょうその古称。つまばらめ。〈易林本節用集〉

よ【世・代】🔗🔉

世・代】 (語源的には「節」と同じで、限られた時間の流れを意味する) ①ある統治者が主権を維持して国を治める期間、または一家の家長が家督を相続して、その家を治める期間。代だい。万葉集1「橿原かしはらの日知ひじりの御―ゆ」。「明治の―」「先代の―」 ②同一の氏族・系統・政体などが、引き続いて国家の主権を持つ期間。時代。「源氏の―」「武家の―」 ③転じて、国。国家。また、その政治。時には政治的機関・朝廷・天皇の意にも用いる。栄華物語月宴「―始まりて後、この国のみかど六十余代にならせ給ひにけれど」。源氏物語薄雲「おとどの、かくただ人にて―に仕へ給ふも」 ④(特定の)期間。時期。時節。とき。おり。大和物語「二条の后の宮まだ帝にもつかうまつり給はで、ただ人におはしましける―に」。源氏物語御法「露けさは今昔ともおもほえず大方秋の―こそつらけれ」 ⑤人の生きてきた、また、生きていく年月。個人の一生。生涯。年齢。よわい。いのち。紫式部日記「としくれてわが―ふけゆく」 ⑥〔仏〕過去・現在・未来の三世。そのおのおのをいう。万葉集4「この―には人言しげしこむ―にも逢はむわが背子今ならずとも」。「あの―」 ⑦人間が生活していく場としての、さまざまな人間関係・社会関係を総括していう。また、その一般的な趨勢や時流をいう。世の中。社会。世間。世情。時勢。万葉集18「父母を見れば尊く、妻子めこ見れば愛かなしくめぐし、うつせみの―の理ことわりと」。「―のため人のため」「―の移りかわり」「民主主義の―」 ⑧特に、俗界としての世の中。俗世。浮世。古今和歌集「―を捨てて山に入る人山にてもなほ憂き時はいづちゆくらん」。「―を厭う」 ⑨世の中で生計を立てること。なりわい。家業。「―の営み」 ⑩世間の人々。また、世間の評判。拾遺和歌集雑恋「しのびていひちぎりて侍りけることの―に聞え侍りければ」 ⑪男女のなからい。異性との愛情関係。源氏物語花宴「まだ―に馴れぬは、五六の君ならむかし」 ⑫身の上。境遇。運命。源氏物語蓬生「たぐひあらじとのみ、めづらかなる―をこそは見奉り過ごし侍れ」 ⑬(「―の」「―に(も)」の形で、強調を表す)この上ない。あまりにも。まったく(の)。源氏物語帚木「―のすきものにて、ものよく言ひ通れるを」。「―にも美しい女性」 ⑭(「…世(も)なし」の形で、否定を強めて)まったく…することがない。蜻蛉日記「心のとくる―なく嘆かるるに」 ⇒世が世ならば ⇒世と共 ⇒世に合う ⇒世に在り ⇒世に入れられる ⇒世に聞こえる ⇒世に従う ⇒世に処する ⇒世に知らず ⇒世に立つ ⇒世に連れる ⇒世に出る ⇒世に問う ⇒世に無し ⇒世に旧る ⇒世は張物 ⇒世は回り持ち ⇒世も末 ⇒世を挙げて ⇒世を出づ ⇒世を籠む ⇒世を去る ⇒世を忍ぶ ⇒世を知る ⇒世を捨てる ⇒世を背く ⇒世を保つ ⇒世を尽くす ⇒世を遁れる ⇒世を離れる ⇒世を憚る ⇒世を張る ⇒世を響かす ⇒世を済す ⇒世を渡る

よ‐よ【代代・世世】🔗🔉

よ‐よ代代・世世】 ①代を重ねること。だいだい。 ②それぞれの世。また、それぞれに結婚の相手を得て別々になること。源氏物語胡蝶「ませのうちに根深く植ゑし竹の子のおのが―にや生ひわかるべき」 ③〔仏〕過去・現在・未来。生々世々しょうじょうせぜ

よよぎ【代々木】🔗🔉

よよぎ代々木】 東京都渋谷区の一地区。明治神宮があり、その参道大鳥居付近にある名木を代々木という。

[漢]代🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部3画/5画/教育/3469・4265〕 〔音〕ダイ(呉) タイ(漢) 〔訓〕わる・える・しろ [意味] ①かわる。いれかわる。「新陳代謝しんちんたいしゃ」 ㋐他人にかわって用をする(人)。「代理・代行・交代こうたい・名代みょうだい」 ㋑かわりになるもの。引きかえに支払う金銭。しろ。「お代は見てのお帰り」「代価・代償・地代」 ②次々といれかわる世。 ㋐家督や職務などを受け継いでその地位にいる間。「代がかわる」「代代・次代・初代・末代・世代」 ㋑時の流れの大まかな区分。「古代・現代・古生代」 ③年齢や紀年の範囲を示す語。「十(歳)代の少女」「一九八〇年代」▶「台」とも書く。 ④しろ。田。田地。「代しろを搔く」「苗代なわしろ」▶もと、稲一束を収穫する面積の単位。 [解字] 形声。「人」+音符「弋たい」(=かわる)。人が同じポストに交替してつく意。 [下ツキ 一代・永代・王代・希代・玉代・近代・郡代・現代・交代・古代・色代・次代・時代・地代・重代・昭代・上代・城代・初代・神代・身代・聖代・盛代・席代・世代・舌代・先代・前代・総代・茶代・当代・年代・万代・百代・譜代・末代・名代・無代・目代・累代・歴代

広辞苑で始まるの検索結果 1-95もっと読み込む