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し(音節)🔗🔉

①舌尖を前硬口蓋によせ、前歯との間に空洞を作って発する無声摩擦子音〔ʃ〕と母音〔i〕との結合した音節。〔ʃi〕 ②平仮名「し」は「之」の草体。片仮名「シ」はその転形。

し【風】🔗🔉

】 (複合語として用いる)「かぜ」の古語。万葉集13「荒風あらしの吹けば」。山家集「風巻しまき横切る」

し【士】🔗🔉

】 (呉音はジ) ①官位・俸禄を有し、人民の上位にある者。 ②周代に、四民の上、大夫の下にあった身分。「―大夫」 ③兵卒の指揮をつかさどる人。また、軍人。兵。 ④近世封建社会の身分の一つ。もののふ。さむらい。「―農工商」 ⑤学徳を修めたりっぱな男子。また、男子の敬称。 ⑥一定の資格・役割をもった者。「弁護―」

し【子】🔗🔉

】 (呉音はジ。唐音はス) ①こども。特に、むすこ。 ②男子の敬称。 ㋐一家の学説を立てた人。また、その著述。「諸―百家」→経史子集。 ㋑特に、孔子を指す。「―曰のたまわく」 ③日本で、女の名に添える語。 ④十二支の第1。ね。 ⑤五等爵の第4位。子爵。 ⑥動作性の名詞に付けて、そのことを行う人またはものを表す。「読書―」 ⑦人名に添えて親しみを表す。浮世風呂4「や、点兵衛―、どうなすつた」 ⑧囲碁で、石のこと。

し【巳】🔗🔉

】 十二支の第6。み。→み(巳)

し【支】🔗🔉

】 支那の略。

し【氏】🔗🔉

】 ①同じ血族の集団。それを表示する名。うじ。姓せい。 ②嫁した女の実家の姓氏に添えて、出身を示す語。「妻紀―」 ③人名に添えて敬意を表す語。転じて、代名詞的に話題の人を表すのに用いる。「―は関西出身の実業家で」

し【仕】🔗🔉

】 (呉音はジ)サ変動詞「す」(為)の連用形「し」の当て字。「―事」 ⇒仕を致す

し【司】🔗🔉

】 ①つかさどる人。つかさ。主に公の役目。「菓子―」「児童福祉―」 ②律令制で、省などに属し、寮に次ぐ役所。主水司・諸陵司の類。 ③明治初年、官省に属し、局・寮に次ぐ役所。出納司・用度司の類。

し【史】🔗🔉

】 ①時勢の変遷・発達の過程の記録。また、漢籍分類の一部門名。→経史子集。 ②歴史の略。 ③「主典さかん参照。 ⇒史に三長あり

し【四】🔗🔉

】 数の名。よつ。よっつ。大字は肆⇒四の五の言う

し【市】🔗🔉

】 普通地方公共団体の一つ。人口5万以上、地域内の6割以上の戸数が市街地を形成していること、商工業その他都市的業態の人口が地域内全人口の6割以上であることなど、一定の要件が地方自治法に定められている。

し【矢】🔗🔉

】 弓につがえて射るもの。や。

し【死】🔗🔉

】 ①しぬこと。命がなくなること。「事故―」 ②律の五刑の一つ。絞こう・斬ざんの2種があり、斬は絞より重い。 ③野球で、アウトのこと。「二―満塁」 ⇒死一等を減ずる ⇒死は或いは泰山より重く或いは鴻毛より軽し ⇒死を致す ⇒死を決す ⇒死を賜る ⇒死を賭す ⇒死を視ること帰するが如し

し【糸】🔗🔉

】 ①八音はちおんの一つ。いとを使った楽器。弦楽器。 ②毛もうの10分の1。転じて、極めて少ない意。「―毫」

し【志】🔗🔉

】 ①(「誌」に通用)書きしるすこと。記録。「雍州府―」 ②紀伝体の歴史書中、本紀・列伝とは別に、天文・地理・財政・礼楽・刑法などの事項を記述した部分。 ③「主典さかん参照。 ④志摩国しまのくにの略。 ⑤イギリスの貨幣シリング(shilling)の音訳字。成島柳北、航西日乗「倫敦ロンドンヨリ英里廿二里、車価六志シルリングナリ」

し【私】🔗🔉

】 個人の一身・一家に関すること。わたくし。↔公

し【使】🔗🔉

使】 ①命を受けて巡行・視察などをなす官職。特に、検非違使けびいしの略称。「―の宣旨」 ②使用者2の略。「労―交渉」

し【刺】🔗🔉

】 なふだ。 ⇒刺を通ずる

し【姉】🔗🔉

】 女性に対する敬称。「諸―」

し【枝】🔗🔉

】 ①えだ。 ②細長い物を数えるのに用いる語。「長刀1―」

し【肢】🔗🔉

】 手足。

し【屍】🔗🔉

】 (「尸」に通用)しかばね。死骸。

し【指】🔗🔉

】 ゆび。

し【食】🔗🔉

】 たべもの。食物。「一箪の―」→しょく→じき(食)

し【師】🔗🔉

】 ①学問・技芸を教授する人。先生。源氏物語紅葉賀「舞の―どもなど」。「―の教え」 ②牧師や僧侶などの名に添える敬称。「ホメイニ―」 ③専門の技術を職業とする者。「美容―」 ④軍隊。いくさ。高橋太華、有馬竹「今歳の夏、再び又―を興して我藩に迫る」。「無名の―」 ⑤中国周代の軍制で、旅りょの5倍すなわち2500人の称。 ⑥師団の略。

し【祠】🔗🔉

】 ほこら。やしろ。たまや。「古―」

し【秭】🔗🔉

】 数の単位。垓がいの1万倍。

し【紙】🔗🔉

】 ①かみ。 ②新聞紙の略。また、新聞を数える語。「朝刊3―」

し【梓】🔗🔉

】 (古くアズサの木に彫ったのでいう)版木はんぎ⇒梓に上す

し【觜】🔗🔉

】 二十八宿の一つ。觜宿。とろきぼし。

し【詞】🔗🔉

】 ①言葉。字句。詩歌。文章。 ②(→)填詞てんしに同じ。 ③文法上の語類。「名―」 ④文法上、それ自身である一つの概念を表し、思想内容を概念的・客体的に表現する語。単独で文の成分を構成しうる。助詞および助動詞(一説に、助詞・助動詞の大部分と陳述副詞・接続詞・感動詞)を除いた他の品詞をいう。↔辞

し【歯】🔗🔉

】 ①は。また、並んだ歯に似たもの。 ②とし。よわい。年齢。「尚―会」 ⇒歯を没す

し【嗣】🔗🔉

】 つぐこと。あとつぎ。よつぎ。

し【肆】🔗🔉

】 ①みせ。「書―」 ②「四」の大字。

し【詩】🔗🔉

】 ①中国の韻文の一体。書経舜典に「詩は志を言ひ、歌は言を永くす」とある。→六義りくぎ。 ②文学の一部門。風景・人事など一切の事物について起こった感興や想像などを一種のリズムをもつ形式によって叙述したもの。押韻・韻律・字数などの律格あるものと、散文的なものとがあり、また、叙事詩・抒情詩・劇詩などに分ける。ポエトリー。ポエム。→新体詩。 ③詩経しきょうの略。 ⇒詩に別才あり ⇒詩を作るより田を作れ ⇒詩を祭る

し【試】🔗🔉

】 ①ためすこと。 ②試験の略。

し【資】🔗🔉

】 ①もと。もとで。財貨。財産。「生計の―」 ②もとで・力などを与えて助けること。「研究の―」 ③うまれつき。性質。身分。「英邁えいまいの―」

し【雌】🔗🔉

】 鳥類のめす。また一般に、生物のめす。↔雄ゆう

し【誌】🔗🔉

】 ①書きしるすこと。記録。 ②雑誌の略。また、雑誌を数える語。「グラビア―」

し【駟】🔗🔉

】 馬車につけた四頭立ての馬。また、その馬車。 ⇒駟の隙を過ぐるが如し ⇒駟も舌に及ばず

し【諡】🔗🔉

】 死者に贈る名。おくりな。

シ【si イタリア】🔗🔉

si イタリア】 〔音〕 ①七音音階の第7階名。 ②ロ(B)音のイタリア音名。

し【其】🔗🔉

】 〔代〕 (格助詞「が」を伴い、「―が」の形で用いる) ①(人にも物にも用いる)それ。自身。古事記「―が下に生ひ立てる葉広ゆつま椿」。万葉集18「老人おいひとも女童児おみなわらわも―が願ふ心足らひに」 ②(二人称)そち。なんじ。落窪物語1「―が身の程知らぬこそいと心憂けれ」

し(助動詞)🔗🔉

〔助動〕 尊敬の助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」「せえ」を経て「し」となったもの。四段活用の未然形に「っし」の形で付く。尊敬の意はなく、ほぼ対等の相手への命令を表す。浮世床「鬢びん公、聞かつし」

し(助詞)🔗🔉

〔助詞〕 ➊(間投助詞)上の語を強く指示して強める働きをする。平安時代以後は、「しぞ」「しこそ」「しも」「しか」などのように係助詞と結合して用いられるか、条件句中に用いられるか、「定めし」「えに(縁)し」「果てし」などの熟語の中に残るなど、用法が局限されて行く。鎌倉時代以後に盛んに用いられた「ばし」も、助詞「は」と「し」の結合したものである。→ばし。 ①後の語に対し、主格または連用修飾格の関係にある語句に付く。万葉集15「君を待つらむ人―かなしも」。源氏物語若菜上「みな処分そうぶんし給ひてなほ―残りをなむ京の御料とて送り奉り給へる」 ②格助詞の前または後に付く。土佐日記「一文字をだに知らぬ者―が、足は十文字にふみてぞあそぶ」。万葉集1「草枕旅に―あれば」 ③副助詞の後に付く。万葉集5「ねのみ―泣かゆ」 ④係助詞の前または後に付く。万葉集2「万代にしか―もあらむと」。万葉集17「路は―遠く」 ⑤間投助詞の後に付く。万葉集7「はしきや―吾家わぎえの毛桃」 ⑥複合動詞の中間に入る。万葉集17「山にも野にもほととぎす鳴き―とよめば」 ➋(接続助詞)活用語の終止形を受ける。江戸前期までは助動詞「まい」「う」以外に付くことは少なかったが、次第に盛んに用いられ、現在ではすべての活用語に付く。話し手にとってつながりがあると意識される事情を指示する。 ①事柄を並列する際に、前の句の終りに付けて、次の句に続ける。歌舞伎、好色伝受「おれもじやじや馬に乗らう―、其時はそちも乗物に乗せて歩かさうぞ」。「酒も飲まない―煙草も嫌いだ」 ②前の句が、次の句の理由・原因となっていることを表す。…から。…故に。…ので。浄瑠璃、冥途飛脚「梅川がサア出るに極まらば、借銭も有らう―、泣いても二百五十両…盗せうより外はない」。「仕事も済んだ―、ひとつみんなで出かけるか」「天気は好い―休日だ―すごい人出だった」 ③否定の推量を表す語の後に付いて、判断の成り立つ条件を表す。仮名文章娘節用「今どき縁切りだのなんのかのと、芝居かしやれ本ではあるまい―、どふしてそんな事がありますものか」。「子どもじゃあるまい―、自分で何とかしなさい」 ④「こそ」と対応して矛盾する内容の句をつなぐ文脈に使われる。…けれども。…が。浄瑠璃、心中重井筒「銀かねこそはなるまい―、判つく程は一門がひ」 ⑤室町時代から江戸初期にかけての文語調の文で、「して」の意に用いられる。幸若舞曲、大織冠「刀を振ると見えしは防がんために無く―、玉をかくさん其為に吾身を害しけるよ」。浄瑠璃、念仏往生記「平家の大軍は…一戦にも及ばず―、前なる船に取乗て」

し(感動詞)🔗🔉

〔感〕 ①制止または沈黙させるために発する声。しい。 ②鳥獣などを追うときに発する声。 ③人に呼びかける声。しし。

シー【十】🔗🔉

シー】 中国語の十じゅう

シー【C・c】🔗🔉

シーC・c】 ①アルファベットの3番目の文字。 ②ローマ数字の百。 ③〔音〕 ㋐音名の一つ。ハ音(C)。 ㋑4分の4拍子の記号(C)。 ④セ氏温度を表す記号(C)。 ⑤サイクル(cycle)の略号。 ⑥〔化〕炭素の元素記号(C)。 ⑦単位の接頭語センチの略号(c)。 ⑧電気量の単位クーロンの略号(C)。 ⑨光速度を表す記号()。

シー【sea】🔗🔉

シーsea】 海。「―‐フード」

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