くぐ【磚子苗・莎草】🔗⭐🔉振
くぐ【磚子苗・莎草】
①カヤツリグサ科の多年草。西日本から台湾・中国南部に分布。茎は緑色で3稜、高さ30〜50センチメートル。茎頂に多数の花穂を散形につけ、長い苞葉がある。イヌクグ。〈倭名類聚鈔20〉
②シオクグの別称。
③ハマスゲの別称。
く‐ぐ【供具】🔗⭐🔉振
く‐ぐ【供具】
①供物をそなえるための道具。
②神仏への供えもの。
くぐい【鵠】クグヒ🔗⭐🔉振
くぐい【鵠】クグヒ
(ククヒとも)ハクチョウの古称。垂仁紀「時に―有りて大虚おおぞらを度たびわたる」
くぐ‐せ【屈背・傴僂】🔗⭐🔉振
くぐ‐せ【屈背・傴僂】
脊柱のまがって伸びないもの。〈日本霊異記下訓釈〉
くぐつ【裹】🔗⭐🔉振
くぐつ【裹】
①莎草くぐで編んだ袋。藻または貝などを入れるのに用いる。万葉集3「塩干しおひの三津の海女の―持ち玉藻刈るらむいざ行きて見む」
②糸などで編んだ網袋。宇津保物語国譲下「絹綾を糸の―に入れて」
くぐつ【傀儡】🔗⭐🔉振
くぐつ【傀儡】
①歌に合わせて舞わせるあやつり人形。また、それをあやつる芸人。でく。てくぐつ。かいらい。
②(くぐつの女たちが売色もしたところから)遊女。あそびめ。うかれめ。くぐつめ。
⇒くぐつ‐し【傀儡師】
⇒くぐつ‐まわし【傀儡回し】
⇒くぐつ‐め【傀儡女】
くぐつ‐し【傀儡師】🔗⭐🔉振
くぐつ‐め【傀儡女】🔗⭐🔉振
くぐ‐なわ【莎草縄】‥ナハ🔗⭐🔉振
くぐ‐なわ【莎草縄】‥ナハ
クグの茎葉で綯なった縄。森鴎外、雁「―で縛つた徳利と通帳とをぶら下げた儘」
くぐま・る【屈まる】🔗⭐🔉振
くぐま・る【屈まる】
〔自五〕
腰をまげ体を縮める。かがまる。こごまる。〈類聚名義抄〉
くぐ・む【屈む】🔗⭐🔉振
くぐ・む【屈む】
[一]〔自四〕
かがむ。義経記3「笛の音の近づきければ、さし―・みて見れば」
[二]〔他下二〕
かがませる。夫木和歌抄19「久方の天つみ空は高けれどせを―・めてぞわれは世に住む」
くぐもり‐ごえ【くぐもり声】‥ゴヱ🔗⭐🔉振
くぐもり‐ごえ【くぐもり声】‥ゴヱ
こもって、はっきりしない音声。徒然草「物を言ふも―に響きて聞えず」
くぐも・る🔗⭐🔉振
くぐも・る
〔自五〕
(古くはククモル)つつまれる。内にこもる。万葉集15「入江の渚鳥すどり羽ぐくもる君を離れて」。「声が―・り、よく聞きとれない」
くぐら・せる【潜らせる】🔗⭐🔉振
くぐら・せる【潜らせる】
〔他下一〕
①くぐるようにさせる。
②料理の下ごしらえなどで、熱湯や油の中に食材を短時間通す。
くぐり【潜り】🔗⭐🔉振
くぐり【潜り】
①くぐること。
②「くぐり戸」「くぐり門」の略。
③茶室で、中くぐり・にじり口など、くぐって出入りするように作ったもの。
⇒くぐり‐ど【潜り戸】
⇒くぐり‐もん【潜り門】
くぐり‐ど【潜り戸】🔗⭐🔉振
くぐり‐ど【潜り戸】
くぐって出入りするように作った小さい戸。また、その出入口。
⇒くぐり【潜り】
くぐり‐ぬ・ける【潜り抜ける】🔗⭐🔉振
くぐり‐ぬ・ける【潜り抜ける】
〔自下一〕
①くぐって通り抜ける。
②危険や困難な事態をうまく処理して生き延びる。「幾多の修羅場を―・ける」
くぐり‐もん【潜り門】🔗⭐🔉振
くぐり‐もん【潜り門】
くぐって出入りするように作った小門。くぐり。
⇒くぐり【潜り】
くぐ・る【潜る】🔗⭐🔉振
くぐ・る【潜る】
〔自五〕
(奈良・平安時代には清音)
①物のすきまをすりぬける。体をかがめて、物の下を過ぎる。万葉集4「しきたへの枕ゆ―・る涙にそうき寝をしける恋の繁きに」。金葉和歌集雑「かたはらのつぼねの壁のくづれより―・りて逃しやりて」。日葡辞書「ミヅ、イワノシタヲクグル」。「のれんを―・る」
②水にもぐる。かずく。万葉集11「水―・る玉にまじれる磯貝の」。平家物語9「水の底を―・つて向かへの岸へぞ着きにける」
③おしはかる。吾吟我集「ゆがみゆく君が心を―・りみて絶えず恨みはありどほしかな」
④困難や危険の中を切り抜ける。すきに乗じて事をする。「法の網を―・って悪事をはたらく」
クグロフ【kouglof フランス】🔗⭐🔉振
クグロフ【kouglof フランス】
アルザス地方の伝統的な菓子パン。卵・バター・砂糖を多く使いイーストで発酵させた生地にレーズンを加え、畝うね模様のある深いリング状の型で焼く。クゲロフ。グーゲルフップフ。
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