複数辞典一括検索+

う(音節)🔗🔉

①母音の一つ。前舌面を下歯の歯ぐきにわずかに触れる程度に後退させ、後舌面を高め、唇を尖らせ、口腔の狭い部分から声を出すことによって発する。〔u〕 五十音図ではア行・ワ行に重出するが、発音に違いはない。 ②平仮名「う」は「宇」の草体。片仮名「ウ」は「宇」の冠。

う(女房詞)🔗🔉

(女房詞)鰻うなぎ

う【ウ】🔗🔉

】 (裏の意)袋綴じの本で、綴じた紙の偶数ページに当たる面の称。「三丁ウ」↔オ

う【卯】🔗🔉

】 ①十二支の第4番目。動物では兎うさぎに当てる。「―の年」 ②東の方角。→方位(図)。 ③昔の時刻の名。今の午前6時ごろ。また、およそ午前5時から7時のあいだの時刻。卯の刻。→時とき

う【兎】🔗🔉

(→)「うさぎ」に同じ。〈斉明紀訓注〉

う【諾】🔗🔉

】 うべなうこと。承諾すること。信明集「否とも―とも言ひ果てよ」

う【鵜】🔗🔉

】 ペリカン目ウ科の水鳥の総称。頸は細長く全身黒色。海岸・湖沼付近に群棲し、巧みに潜水して魚を捕食する。世界各地に約40種が分布し、日本にはウミウ・カワウ・ヒメウなど。鵜飼に用いるのはウミウ。〈[季]夏〉。万葉集19「―八つ潜かずけて」 カワウ 撮影:小宮輝之 ウミウ 撮影:小宮輝之 ⇒鵜の真似する烏

う【右】🔗🔉

】 (呉音。漢音はユウ) ①㋐(漢代には右の座席を上位としたことから)すぐれた方。 ㋑(日本で)左より下の位。「―大臣」 ②保守的な傾向。↔左

う【宇】🔗🔉

】 ①ひさし。のき。屋根。また、家。 ②建物を数える語。「仏堂1―」

う【有】🔗🔉

】 (呉音) ①〔仏〕(梵語sat; bhava)存在すること。存在するもの。生存。十二因縁の第10。また、実体があると執着することを有見うけんという。↔無↔空。 ②「無」に対して、肯定・然りの意を示す。日葡辞書「ウトモムトモヘンジ(返事)ナイ」 ③〔哲〕存在。 →ゆう(有)

う【羽】🔗🔉

】 ①日本・中国の音楽で、五声の第5音。宮きゅう(第1音)より九律(長6度)高い。 ②出羽国でわのくにの略。「奥―」

う【迂】🔗🔉

】 うといこと。実情にあわないこと。

う【禹】🔗🔉

】 中国古代伝説上の聖王。夏の始祖。鯀こんの子で、舜の時、治水に功をおさめ、天下を九州に分けて、貢賦を定めた。舜の禅譲を受けて位につき、安邑(山西省)に都し、国を夏と号し、禹の死後、世襲王朝となったという。大禹。夏禹。夏伯。

う【竽】🔗🔉

】 古代に雅楽で用いられた竹製の管楽器。笙しょうの大型のもの。古代中国のものは36管と伝え、正倉院に中国から伝来したものは17管で、各管の調子は笙よりそれぞれ8度低い。平安時代の中頃から絶えたが、現在復活、演奏されることもある。竽の笛。

う【坐・居】🔗🔉

坐・居】 〔自上二〕 (ワ行。「居る」の古形。後に上一段活用に変わる)すわる。すわっている。万葉集10「立つともうとも君がまにまに」→いる

う【得】🔗🔉

】 〔他下二〕 ⇒える(下一)

う(助動詞)🔗🔉

〔助動〕 (活用は終止形・連体形だけで無変化。[活用]○/○/う/(う)/○/○)文語助動詞「む」の転。仮に起こったらと想像していう意を表す。古く四段活用以外の動詞にも付いたが、のちには四段(五段)動詞・形容詞・形容動詞および助動詞「た」「だ」(「だろう」を1語の助動詞とする説もある)「ない」「たい」「です」「ます」の未然形に付く。その他の動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」には、江戸時代以後「う」が音変化して生じた「よう」が付く。 ①話し手自身の動作を受けて意志・決意を表す。沙石集(一本)「いでその夢買はうといひて」。「その金はわたしが出そう」 ②話し手の推量を表す。(口語では普通「だろう」を用いる)浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「さぞ馬上が寒からう」。「秋には実もなろう」「つらかろうが我慢してくれ」 ③当然・適当を表す。蒙求抄7「不の字にひつの音がある程に不律ひつりつとよまうと言ふ義があるが」。「自然の創った芸術品とでも言おうか」 ④仮想・可能性などを表す。梁塵秘抄「慈尊の出で給はう世に」。「雨でも降ろうものならぬかるみだ」「知ろうはずがない」 ⑤命令・勧誘を表す。狂言、武悪「急いで逃げさつしやれませう」。洒落本、多佳余宇辞「マア酒をはやく持つて来う」。「みんなで登ろう」 ▷口語では、連体形は「なろうことなら」「分かろうわけがない」のように、「こと」「わけ」「もの」「はず」など限られた名詞に付き、話し手自身の動作を受ける場合も1ではなく、主に4の意味で使われる。→だろう

ウァロ【Marcus Terentius Varro】🔗🔉

ウァロMarcus Terentius Varro】 古代ローマの学者。博識で有名だが、620巻に及ぶ著書のうち「ラテン語論」「農事考」だけ残存。(前116〜前27)

う‐あんご【雨安居】🔗🔉

う‐あんご雨安居】 〔仏〕(インドで雨期を安居の時期としたことからいう)(→)安居あんごに同じ。〈[季]夏〉

ウィ【oui フランス】🔗🔉

ウィoui フランス】 はい。英語のイエスに当たる。↔ノン

うい【宇井】‥ヰ🔗🔉

うい宇井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒うい‐はくじゅ【宇井伯寿】

う‐い【有為】‥ヰ🔗🔉

う‐い有為‥ヰ 〔仏〕さまざまの因縁によって生じた現象、また、その存在。絶えず生滅して無常なことを特色とする。「―転変」↔無為 ⇒有為の奥山

う‐い【羽衣】🔗🔉

う‐い羽衣】 ①鳥類の体をおおう毛状羽の総称。 ②はごろも。

う‐い【雨意】🔗🔉

う‐い雨意】 雨が降り出しそうな気配。あまもよい。雨気。

う・い【愛い】🔗🔉

う・い愛い】 〔形〕 ⇒うい(憂い)7

う・い【憂い】🔗🔉

う・い憂い】 〔形〕[文]う・し(ク) (ウ(倦)ムと同源。心外な事ばかりで、疲れ、心が閉ざされるように感じられること。また、そのような感じを起こさせる状態を表す語) ①憂鬱だ。いやだ。万葉集5「世の中を―・しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」 ②思うにまかせない。みじめである。なさけない。新古今和歌集「つらきをもうらみぬ我にならふなよ―・き身をしらぬ人もこそあれ」 ③気にくわない。不本意だ。源氏物語帚木「手を折りてあひみしことをかぞふればこれひとつやは君が―・きふし」。大鏡道長「先祖の御骨おはするに、鐘の声聞き給はぬいと―・きことなり」 ④ものうい。気がすすまない。「出でては他の家業を妨ぐるも―・し」(芭蕉俳文) ⑤(自分に憂い思いをさせる意から)つれない。無情だ。つめたい。続後撰和歌集「月やどす袖にもしるや―・き人の面影そへて恨みわぶとは」 ⑥(動詞の連用形に付いて)…したくない、…しづらい、などの意を添える。古今和歌集「夢にも人を見つる夜はあしたの床ぞ起き―・かりける」。源氏物語賢木「はしたなく住み―・からむ」 ⑦(「愛い」と書く。室町時代以後、目下の者をほめて、多く「―・いやつ」という形で使う。自分に気がかりな思いをさせる意から)可愛い。殊勝だ。狂言、烏帽子折「一段―・いやつぢや」

うい【初】ウヒ🔗🔉

ういウヒ 〔接頭〕 「初めての」「最初の」などの意を表す。「―産」「―孫」

ウィーク‐エンド【weekend】🔗🔉

ウィーク‐エンドweekend】 週末。週末休暇。 ⇒ウィーク【week】

ウィーク‐エンド‐ハウス【weekend house】🔗🔉

ウィーク‐エンド‐ハウスweekend house】 日常生活のためでなく、週末を過ごすため、郊外などに建てた別宅。 ⇒ウィーク【week】

ウィーク‐デー【weekday】🔗🔉

ウィーク‐デーweekday】 日曜日以外の日。週日。平日。 ▷土曜日を除くこともある。 ⇒ウィーク【week】

ウィーク‐ポイント【weak point】🔗🔉

ウィーク‐ポイントweak point】 弱点。 ⇒ウィーク【weak】

ウィーク‐ボソン【weak boson】🔗🔉

ウィーク‐ボソンweak boson】 〔理〕ゲージ粒子の一つ。素粒子間の弱い相互作用を媒介する。正あるいは負の電荷を持つWボソンと電荷を持たないZボソンとの3種があり、いずれもスピン1で質量を持つ。 ⇒ウィーク【weak】

ウィークリー【weekly】🔗🔉

ウィークリーweekly】 週刊の新聞・雑誌。 ⇒ウィークリー‐マンション

ウィークリー‐マンション🔗🔉

ウィークリー‐マンション (和製語weekly mansion)週単位で賃貸されるマンション。多くは家具・備品付き。 ⇒ウィークリー【weekly】

ウィーゼル【Torsten Nils Wiesel】🔗🔉

ウィーゼルTorsten Nils Wiesel】 スウェーデン生れの大脳生理学者。ハーヴァード大学教授。ヒューベルと共同で猫を使って大脳視覚野における視覚情報処理機構を解明。ノーベル賞。(1924〜)

ウィーナー【Norbert Wiener】🔗🔉

ウィーナーNorbert Wiener】 アメリカの数学者。マサチューセッツ工科大学教授。確率・計算機械・自動制御の理論やサイバネティックスの開拓者。(1894〜1964)

ウィービング【weaving】🔗🔉

ウィービングweaving】 ボクシングで、顔や上体を揺り動かして相手の攻撃をかわしながら、攻撃の機会を狙う動作。

ウィーラント【Christoph Martin Wieland】🔗🔉

ウィーラントChristoph Martin Wieland】 ドイツの作家。啓蒙主義の代表者の一人。最初の教養小説といわれる「アーガトン物語」、諷刺小説「アプデーラの人々」など。(1733〜1813)

ウィーラント【Heinrich Otto Wieland】🔗🔉

ウィーラントHeinrich Otto Wieland】 ドイツの有機化学者。胆汁酸類の構造、生体内酸化還元作用の機構、アルカロイドの研究で知られる。ノーベル賞。(1877〜1957)

ウィーン【Wien・維納】🔗🔉

ウィーンWien・維納】 オーストリア共和国の首都。同国北東部、ドナウ川に臨み、ハプスブルク家治下オーストリア帝国の首都として中部ヨーロッパの文化の中心をなした。音楽の都として有名。人口156万2千(2001)。 ウィーン 撮影:田沼武能 ウィーン オペラ座 撮影:小松義夫 ⇒ウィーン‐かいぎ【ウィーン会議】 ⇒ウィーン‐がくだん【ウィーン学団】 ⇒ウィーン‐がくは【ウィーン学派】 ⇒ウィーン‐がくは【ウィーン楽派】 ⇒ウィーン‐こてんは【ウィーン古典派】 ⇒ウィーン‐じょうやく【ウィーン条約】 ⇒ウィーン‐だいがく【ウィーン大学】 ⇒ウィーン‐びじゅつし‐はくぶつかん【ウィーン美術史博物館】

ウィーン【Wilhelm Wien】🔗🔉

ウィーンWilhelm Wien】 ドイツの物理学者。黒体放射に関する「ウィーンの変位法則」「エネルギーの分布則」を発見。プランクの量子論の先駆。ノーベル賞。(1864〜1928)

ウィーン‐かいぎ【ウィーン会議】‥クワイ‥🔗🔉

ウィーン‐かいぎウィーン会議‥クワイ‥ 1814〜15年ウィーンで開かれた国際会議。イギリス・フランス・ロシア・プロイセン・オーストリアなどがフランス革命戦争およびナポレオン戦争後のヨーロッパ国際秩序の再建を図って開いた。会議は戦争前の政治状態への復帰をめざしたが、難航した。これによって築かれた国際秩序をウィーン体制と呼ぶ。 ⇒ウィーン【Wien・維納】

ウィーン‐がくだん【ウィーン学団】🔗🔉

ウィーン‐がくだんウィーン学団】 (Wiener Kreis ドイツ・Vienna Circle イギリス)〔哲〕1930年前後ウィーンでシュリック・カルナップ・ノイラートらを中心に結成した論理実証主義者の集団。ナチス台頭により30年代後半に解体したが、第二次大戦後の英米哲学に多大な影響を与え、分析哲学の成立を促した。ウィーン‐シカゴ学派。 ⇒ウィーン【Wien・維納】

ウィーン‐がくは【ウィーン学派】🔗🔉

ウィーン‐がくはウィーン学派】 〔経〕(→)オーストリア学派に同じ。 ⇒ウィーン【Wien・維納】

ウー【五】🔗🔉

ウー】 中国語の五

広辞苑で始まるの検索結果 1-47もっと読み込む