かんが・える【考える・勘える・稽える】カンガヘル🔗⭐🔉振
かんが・える【考える・勘える・稽える】カンガヘル
〔他下一〕[文]かんが・ふ(下二)
(古くはカムガフ)
①実情を調べただす。吟味する。大唐西域記長寛点「博ひろく今古を闢ひらき、詳に見聞を考カムガフ」
②糺明して罪する。勘当する。天武紀下「―・ふべきは―・へ、杖うつべきは杖たむ」。拾遺和歌集雑「かしら白き翁の侍りけるをめし―・へむとし侍りける時」
③思考をめぐらす。あれこれと思量し、事を明らかにする。思案する。法華義疏長保点「文を推おしはかり義を考カムガフレば」。「よく―・えて決める」「それが正しいと―・える」「子供の将来を―・える」「―・えられないことが起こる」
④易えきなどによって事を判断する。源氏物語桐壺「宿曜すくようのかしこき道の人に―・へさせ給ふにも、只同じさまに申せば」
⑤学ぶ。学習する。浮世草子、近代艶隠者「我家の武を―・へ、詩歌の大概を学び」
⇒考える葦
広辞苑 ページ 4384 での【考える】単語。