○毛氈をかぶるもうせんをかぶる🔗⭐🔉振
○毛氈をかぶるもうせんをかぶる
①(明和・安永(1764〜1781)頃の通言。歌舞伎で、死人になった役者を毛氈で隠して舞台から去らせることから)不首尾になる。主人や親の手前をしくじる。放蕩して、主人や親の家を追い出される。浄瑠璃、神霊矢口渡「親玉へ知れると―出入りだ」
②(遊女が見世に出ている時、毛氈を敷いたことから)女郎買いをして金を使う。また、金がなくなる。黄表紙、稗史億説くさぞうしこじつけ年代記「それ毛氈かぶるがどら息子」
⇒もう‐せん【毛氈】
広辞苑 ページ 19443 での【○毛氈をかぶる】単語。