岩塩🔗🔉

岩塩 [英 rocksalt, halite 仏 sel gemme, halite 独 Steinsalz, Halit 露 ] 塩化ナトリウムの鉱物名.立方晶系.岩塩構造の代表例.正6面体結晶,まれに正8面体結晶.また粒状または緻密な塊.へき開{100}完全.モース硬さ2.5.密度2.168g/cml.屈折率n=1.5443.無色,白色から淡黄,淡青色.融点804℃.水に溶け,しおからい.反磁性体で,イオン伝導が観測される.体積弾性率23.6GPaで,可塑性をもつ.巨大な地層や岩塩ドームとして天然に産しナトリウムや塩素の重要な資源.岩塩層は透水率ゼロの特性があるため,産業廃棄物の封じ込めや液体燃料の貯留のために利用されることもある.

岩塩構造🔗🔉

岩塩構造 [rock-salt structure] 食塩構造塩化ナトリウム構造ともいう.化学式AX(Aは陽性元素,Xは陰性元素)で示される化合物,とくにイオン結晶に見られる結晶構造.立方晶系に属する.図は単位格子で,白球はA,黒球はXの原子(イオン)を示し,A,Xが単純立方格子の隅に交互に配列している.食塩においてNaとClとがこの構造をつくっていることをブラッグ,W.L.が1913年に見出した.NaおよびClの各々は面心立方格子をつくり,各イオンには他の種類のイオンが6個正8面体形に配位している.アルカリ金属や銀のハロゲン化物,Mg,Ca,Sr,Ba,Mn,PbとO,S,Se,Teなどの化合物はこの型の構造をもっている.

岩石🔗🔉

岩石 [英 rock 仏 roche 独 Gestein 露 ] 地球の固体部分を構成する物質.それぞれの岩石は固有の鉱物の組合せによって特徴づけられる.地表付近の岩石は,その生成の様式によって火成岩,堆積岩,変成岩に分けられる.

岩石学🔗🔉

岩石学 [英 petrology 仏 ptrologie 独 Petrologie, Gesteinswissenschaft 露 ] 岩石の性質,生成を研究する地球科学の一分野.岩石の化学組成,産状などを記載する岩石記載学(petrography),成因を探究する岩石成因論(petrogenesis)が含まれる.

岩石記載学🔗🔉

岩石記載学 [petrography] 岩石学

岩石磁気🔗🔉

岩石磁気 [英 rock magnetism 仏 magntisme des roches 独 Gesteinsmagnetismus 露 ] 磁性鉱物を含む岩石が示す磁気現象をいう.おもに地質学的変遷にともなう磁性の変化の追跡が問題になる.岩石の残留磁化は地質時代の地磁気の磁場の方向および強度をかなりの程度に保存しているので,古地磁気学に重要な知見が得られる.火成岩では冷却生成時の熱残留磁化,水成岩では堆積時に磁性鉱物粒子が磁場の影響のもとに配列して生じた堆積(または沈殿)残留磁化がおもなものである.変成岩の変成時に磁性鉱物の化学変化や相変化によるものを化学残留磁化とよび,変成時の磁場の影響がのこることがある.ほかに力学的ひずみによるひずみ残留磁化などもある.

岩石成因論🔗🔉

岩石成因論 [petrogenesis] 岩石学

岩石の年齢🔗🔉

岩石の年齢 [age of rock] 年齢(岩石の).火成岩の冷却固結した年代,変成岩の変成作用を受けた年代,堆積岩の構成物が堆積した年代を意味する.堆積岩の年代はその中に含まれる化石を用いて決めることができ,火成岩や変成岩の年代は放射性核種の崩壊を用いる絶対年代測定法で決めることができる(アイソクロン).Rb-Sr法,K-Ar法やU,Th-Pb法,Sm-Nd法,フィッショントラック法などが用いられるが,これらの方法を使いわけると変成岩では原岩の年代も求めることができる. 年代測定

岩相層序🔗🔉

岩相層序 [lithostratigraphy] 地質年代

岩波理化学辞典で始まるの検索結果 1-9