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交流消磁🔗🔉

交流消磁 [alternating current demagnetization] 強磁性体の消磁法の1つ.静磁場がほとんどない場所で十分強い交流磁場を作用させ,その振幅を0に漸減するという方法をとる.

交流ジョゼフソン効果🔗🔉

交流ジョゼフソン効果 [ac Josephson effect] →ジョゼフソン効果

向流抽出🔗🔉

向流抽出 [counter-current extraction] →向流分配

交流電解🔗🔉

交流電解 →電気分解

交流電流🔗🔉

交流電流 =交流

交流ブリッジ🔗🔉

交流ブリッジ [alternating current bridge] →ブリッジ型回路

向流分配🔗🔉

向流分配 [英 counter-current distribution 仏 partition à contre-courant 独 Gegenstromverteilung 露 противоточное распределение] 試料の*分配係数の差を利用して,2液相間での分配操作を多数回くり返し行なって物質を分離,精製する方法.発明者クレイグ(Craig,L.)にちなんでクレイグ分配(craig distribution)ともいう.混り合わない2溶媒を多数個の分液漏斗にみたし,分離を目的とする物質を溶かしてよく振とうし2液相に分配させる.そのうちの一方(上相または下相)をつぎの分液漏斗に移してさらに振とうし分配をくり返す.このような方法で,物質はそれぞれに固有の分配係数の値にしたがってほぼ一定の位置の分液漏斗に集まり,互いに分離される.実際には数百本の分離管をもつ全自動装置によってこの操作が連続的に行なわれる.なお広義には,2相を向かい合う方向に(向流的に)移行させる不連続式分配,1相を連続的に一方向に,または2相を向流的に流す連続分配操作も含めて向流分配ということもある.向流分配の原理を応用した連続抽出法が向流抽出(counter-current extraction)である.工業的規模における物質の単離,精製には大型の向流抽出塔が用いられ,また分析化学の分野でも各種の向流抽出装置が使われている.

岩波理化学辞典 ページ 1754