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大気境界層🔗🔉

大気境界層 [atmospheric boundary layer] 地表面から高度1〜2kmまでの大気層をいう.その上空の大気層(自由大気)と性質が異なる点が多い.1)地表面摩擦の作用で風速が上空より弱くなり,風の乱れが大きくなり,風向が変化する(この性質に関して大気境界層のことを*エクマン層ということがある),2)地表面温度の日変化に応じて,気温や大気の密度成層の大きさがその上空より大きい,3)海陸風や山谷風のような局地風が形成される,などの特徴をもつ.

岩波理化学辞典 ページ 2939 での大気境界層単語。