薬石効なし(やくせきこうなし)
薬も治療法もさまざま試してみたが、いっこうに効果がなく、回復のきざしが見られないということ。
[注釈]「薬石」の「石」はRUB:E石鍼RUB:Sいしばりで、中国の昔の治療器具。いろいろな薬や治療器具がなんの効果も示さない意から。
[出典]RUB:E宣宗RUB:Sせんそう「RUB:E命皇太子即位冊文RUB:Sこうたいしのそくいをめいずるのさくぶん」
[用例]薬石効なく息を引き取る。
薬石の言(やくせきのげん)
わが身のためになる忠告。戒めのことば。
[注釈]「薬石」は病気を治す薬と石で作ったRUB:E鍼RUB:Sはり。薬や治療器具のように役に立つことばの意から。中国、RUB:E唐RUB:SとうのRUB:E太宗RUB:Sたいそうに、RUB:E高季輔RUB:Sこうきほ(名はRUB:E馮RUB:Sひょう)がたびたび上奏文を奉呈して政治上の利害得失を述べたが、それに対して、太宗は「そなたは薬石の言をおくってくれた。私は天然の薬石を与え、これに報いよう」と言ったという故事による。
[出典]『RUB:E旧唐書RUB:Sくとうじょ』高季輔
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