大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)🔗⭐🔉振
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
大げさに騒いだわりに、たいしたことのない結果に終わることのたとえ。
[注釈]大きな山が音を鳴り響かせて動くので大噴火でも起こるのかと見ていると、鼠がたった一匹出てきただけだったの意から。「大山」は「泰山」とも書く。ローマの詩人ホラティウスのことばから。英語はThe mountain is in labor and brings forth a mouse. (山が産気づき鼠を一匹産む)
大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)🔗⭐🔉振
大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)
大きなことをおこなう場合には、小さな手ぬかりに気をつけないと失敗を招くおそれがある。だから、ささいなことにも油断するなということ。また、大きな目的を遂げるためには、小さなことを犠牲にすることがあってもやむを得ないということ。
[英語例]The thin edge of the wedge is to be feared. (恐れるべきものはRUB:E楔RUB:Sくさびの細い先端である)
大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる)🔗⭐🔉振
大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる)
取るに足りない小さなことが、往々にして大きなことをひき起こす原因になるということ。
[英語例]Great things have small beginnings. (大事の始まりは小事)
大樹の下に美草なし(たいじゅのもとにびそうなし)🔗⭐🔉振
大樹の下に美草なし(たいじゅのもとにびそうなし)
上に傑出した人物がいて昇進の道が閉ざされている所には、優秀な人材が集まらないたとえ。また、あまりにもすぐれた人物の部下は、才能・能力を伸ばせないというたとえ。
[注釈]りっぱな大木の下は日が当たらないので、よい草が生えないという意から。
[出典]『RUB:E説苑RUB:Sぜいえん』RUB:E説叢RUB:Sせつそう
[類句]高山のRUB:E巓RUB:SいただきにはRUB:E美木RUB:Sびぼくなし/RUB:E茂林RUB:SもりんのRUB:E下RUB:SもとRUB:E豊草RUB:Sほうそうなし
学研故事ことわざ辞典 ページ 486。