大恩は報ぜず(たいおんはほうぜず)🔗⭐🔉振
大恩は報ぜず(たいおんはほうぜず)
小さな恩だとすぐに気づいて恩返しができるものだが、大きな恩になると、その大きさのためにかえって気づくことができず、報いることなく終わってしまうことが多いということ。
[注釈]「大恩は報いず」「大恩は忘る」ともいう。
大海の一滴(たいかいのいってき)🔗⭐🔉振
大海の一滴(たいかいのいってき)
果てしなく広いところに、きわめて小さいものがあることのたとえ。
[類句]RUB:E滄海RUB:SそうかいのRUB:E一粟RUB:Sいちぞく
大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)🔗⭐🔉振
大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)
度量の大きい人は、相手がどんな人物であろうと、すべて受け入れるというたとえ。
[注釈]「芥」はごみのこと。大海は川からごみが流れ込んできても、気にすることなく受け入れる意から。
[類句]RUB:E河海RUB:Sかかいは細流を択ばず
[英語例]The sea refuses no river. (海はすべての川を受け入れる)
大海を手で塞ぐ(たいかいをてでふさぐ)🔗⭐🔉振
大海を手で塞ぐ(たいかいをてでふさぐ)
とうていできるはずのないことのたとえ。
[類句]RUB:E大河RUB:Sおおかわを手でRUB:E堰RUB:Sせく
大海を耳
きで測る(たいかいをみみかきではかる)🔗⭐🔉振
大海を耳
きで測る(たいかいをみみかきではかる)
狭い見聞をもとにして、広い世界を推し量る。むりな推量のたとえ。
[注釈]海の水の量を耳
きで汲んで測る意から。
[類句]RUB:E貝殻RUB:Sかいがらで海を量る


学研故事ことわざ辞典 ページ 480。