安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)🔗⭐🔉振
安に居て危を思う(あんにいてきをおもう)
平和のときでも、危難・非常の場合を想定して常に備えを怠りなくしておく。そうすれば不測の災難に遭遇してもあわてないですむということ。
[類句]治に居て乱を忘れず
案に相違する(あんにそういする)🔗⭐🔉振
案に相違する(あんにそういする)
考えていたことと違う結果になる。予想が外れる。
[注釈]「案にRUB:E違RUB:Sたがう」ともいう。
[反対句]案のRUB:E定RUB:Sじょう
[用例]RUB:E噂RUB:Sうわさだから虚実は解らぬが、当時のテオドラ嬢は日本の父の家庭が本国で想像したとは案に相違したのを満足出来なかったそうだ。〔内田魯庵『思い出す人々』〕
暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)🔗⭐🔉振
暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
頼りにしていたものを失って、途方に暮れるたとえ。
[注釈]「暗夜」は「闇夜」とも書く。
暗夜の礫(あんやのつぶて)🔗⭐🔉振
暗夜の礫(あんやのつぶて)
不意討ちをくらうなど、防ぎようのないことのたとえ。また、皆目見当のつかないことのたとえ。
[注釈]「礫」は小石。「暗夜」は「闇夜」とも書く。
威あって猛からず(いあってたけからず)🔗⭐🔉振
威あって猛からず(いあってたけからず)
威厳はあるけれども、決していばらず、荒々しくないようす。
[注釈]孔子の人格を弟子が評したことばで、人格者に必要な人柄・態度についていう。
[出典]『RUB:E論語RUB:Sろんご』RUB:E述而RUB:Sじゅつじ
いい後は悪い(いいあとはわるい)🔗⭐🔉振
いい後は悪い(いいあとはわるい)
よいことのあった後は、とかく悪いことがあるもの。だから、調子に乗ってはいけないということ。
[注釈]「いい後は悪い、悪い後はいい」と続けてもいう。
[類句]楽あれば苦あり、苦あれば楽あり/RUB:E禍福RUB:SかふくはRUB:E糾RUB:Sあざなえる縄のRUB:E如RUB:Sごとし
[反対句]一の裏は六
[用例]いい後は悪いものだ、気をつけたまえ。
学研故事ことわざ辞典 ページ 48。