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功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)🔗🔉

功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる) 功績を上げて、歴史に名を残すたとえ。 [注釈]「竹帛」は竹の札と絹。紙が発明されるまではこれに文字を書いていたことから、書物または歴史の意。「垂る」は残す意。 [出典]『RUB:E後漢書RUB:Sごかんじょ』RUB:E禹RUB:Sとうう

公明正大(こうめいせいだい)🔗🔉

公明正大(こうめいせいだい) 公平でやましいところがなく、正々堂々としていること。 [注釈]「公明」は公正で隠しだてのないこと。「正大」は正しく堂々としていること。 [用例]未来ある思想家としての自尊と、公明正大を期する自重とがゆるさなかつた。〔島田清次郎『地上』〕

蝙蝠も鳥のうち(こうもりもとりのうち)🔗🔉

蝙蝠も鳥のうち(こうもりもとりのうち) 取るに足りない者でも仲間には違いないというたとえ。また、取るに足りない、つまらない人物がすぐれた人々の中に入りまじっていることのたとえ。 [注釈]蝙蝠はRUB:E哺乳RUB:Sほにゅう動物で鳥ではないが、飛ぶということからすれば鳥の仲間だの意から。 [類句]田作りもRUB:E魚RUB:Sうおのうち

紺屋の明後日(こうやのあさって)🔗🔉

紺屋の明後日(こうやのあさって) 当てにならない約束のたとえ。 [注釈]「紺屋」は「こんや」の転じた言い方で、染物屋のこと。染物屋の仕事は天候しだいだったので、客の催促に「明後日になれば染め上がります」と言い訳するものの、その約束が当てにならないのが通り相場だったことから。 [類句]医者のRUB:E只今RUB:Sただいま [英語例]One of those days is none of those days. (そのうちという日は来ない) [用例]彼の口約束は紺屋の明後日だから、期待しないほうがいいよ。

紺屋の白袴(こうやのしろばかま)🔗🔉

紺屋の白袴(こうやのしろばかま) 仕事や他人のことで忙しく、専門の自分のことをする暇がないたとえ。 [注釈]「紺屋」は「こんや」の転じた言い方で、染物屋のこと。その染物屋が仕事が忙しくて、自分の袴を染める暇がなく、白い袴のままでいることから。 [類句]医者の不養生大工の掘っ立て [英語例]The tailor's wife is worst clad. (仕立屋の妻の服が最低) [用例]あの大工さんは、紺屋の白袴で、自分の家の雨漏りはほったらかしだそうだ。

学研故事ことわざ辞典 ページ 313