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禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)🔗🔉

禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし) 不幸が転じて幸福になったり、幸福が転じて不幸になったりする。幸福と不幸とは、めぐりめぐってかわるがわるやって来るというたとえ。 [注釈]「禍福」はRUB:E禍RUB:Sわざわいと幸福、「糾える」はより合わせる。禍福はちょうどより合わせた一本の縄のようなものだの意から。 [出典]『RUB:E史記RUB:Sしき』南越 [類句]RUB:E塞翁RUB:Sさいおうが馬沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり吉凶は糾える縄の如し [英語例]Every cloud has a silver lining. (どんな雲にも銀色の裏がある) [用例]時頼ほどのRUB:E武士RUB:Sもののふも哀れには向かわんRUB:E刃RUB:Sやいばなしと見ゆるぞ。左衛門、今は嘆きても及ばぬ事、予にRUB:E於RUB:SおいてRUB:E聊RUB:SいささかRUB:E憾RUB:Sうらみなし。禍福はあざなえる縄の如く、世は塞翁が馬、〔高山樗牛『滝口入道』〕

禍福門なし、唯人の招く所(かふくもんなし、ただひとのまねくところ)🔗🔉

禍福門なし、唯人の招く所(かふくもんなし、ただひとのまねくところ) RUB:E禍RUB:Sわざわいも幸福も、入って来るのに決められた門はなく、どちらがやって来るかは、中にいる人の心がけやおこないしだいであるということ。 [出典]『RUB:E春秋左氏伝RUB:Sしゅんじゅうさしでん』RUB:E襄公RUB:Sじょうこう二三年 [類句]禍福RUB:E己RUB:Sおのれによる/禍福門を同じくす/福は己より発し、禍は己より生ず

兜を脱ぐ(かぶとをぬぐ)🔗🔉

兜を脱ぐ(かぶとをぬぐ) 「参りました」「恐れ入りました」と降参する。 [注釈]昔、戦いに敗れて相手の軍門に下るとき、弓の弦を断ち、兜を脱いで、敗北を認める意思表示をしたことから。「兜」は「冑」とも書く。 [用例]あの人の誠実さには兜を脱がざるを得ないね。

学研故事ことわざ辞典 ページ 204