親見たけりゃ子を見ろ(おやみたけりゃこをみろ)🔗⭐🔉振
親見たけりゃ子を見ろ(おやみたけりゃこをみろ)
親の人柄は、その子供の言動を見ればわかる。家庭でのしつけや教育がたいせつであることをいう。
[類句]親の持たするRUB:E子心RUB:Sこごころ/子は親を映す鏡/子を見れば親がわかる
泳ぎ上手は川で死ぬ(およぎじょうずはかわでしぬ)🔗⭐🔉振
泳ぎ上手は川で死ぬ(およぎじょうずはかわでしぬ)
自分の力を過信するあまり、得意とすることでかえって失敗するたとえ。
[注釈]泳ぎのうまい人は自信過剰になりすぎ、川で死ぬことがある意から。
[類句]川立ちは川で果てる/よく泳ぐ者はRUB:E溺RUB:Sおぼる
及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)🔗⭐🔉振
及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
どんなに望んでもとうていむりなことのたとえ。
[注釈]「鯉」に「恋」をかけて、多く、かなえられない恋についていう。
折り紙付き(おりがみつき)🔗⭐🔉振
折り紙付き(おりがみつき)
十分信用できるという評価を得ること。
[注釈]「折り紙」は鑑定保証書のこと。書画や刀剣などに折り紙がついて品質の保証がなされている意から。「折り紙を付ける」で、信用できるという評価をするの意。
[用例]今でこそ写楽々々と猫も杓子も我が物顔に感嘆するが、外国人が折り紙を付けるまでは、日本人はかなりな浮世絵好きでも写楽の写の字も知らなかったものだ。〔内田魯庵『思い出す人々』〕
愚か者に福あり(おろかものにふくあり)🔗⭐🔉振
愚か者に福あり(おろかものにふくあり)
愚か者は欲や野心を抱かないから、人から恨まれたり憎まれたりすることがなく、平穏無事な一生を送ることができるというたとえ。
[英語例]God sends fortune to fools. (神は愚か者に幸運を与える)
負わず借らずに子三人(おわずからずにこさんにん)🔗⭐🔉振
負わず借らずに子三人(おわずからずにこさんにん)
人の世話にもならず、借金もなく、子供が三人ある家庭、そうした暮らしが理想的で幸福だというたとえ。
[注釈]「負わず」は他人の世話にならない、「借らず」は借金をしない。
[類句]足らず余らず子三人/子三人子宝
終わりよければすべてよし(おわりよければすべてよし)🔗⭐🔉振
終わりよければすべてよし(おわりよければすべてよし)
終わりがよければ、動機や途中の経過などは問題にならない、ものごとは結果がすべてだということ。
[注釈]英語のAll’s well that ends well.から。
学研故事ことわざ辞典 ページ 167。