大取りより小取り(おおどりよりこどり)🔗⭐🔉振
大取りより小取り(おおどりよりこどり)
一度に大きくRUB:E儲RUB:Sもうけようとするより、少しずつ着実に儲けていくほうがよいというたとえ。
[類句]RUB:E大
RUB:Sおおづかみより小
み


大鍋の底は撫でても三杯(おおなべのそこはなでてもさんばい)🔗⭐🔉振
大鍋の底は撫でても三杯(おおなべのそこはなでてもさんばい)
スケールの大きなものはやはりそれだけのことはある、大したものだということ。
[注釈]大きな鍋は底に残ったものを集めただけでも三杯分もある意から。
大船に乗ったよう(おおぶねにのったよう)🔗⭐🔉振
大船に乗ったよう(おおぶねにのったよう)
信頼できる人にすべて任せることができて、危険や心配がなくなり、すっかり安心するようす。
[注釈]難破するおそれのない大きな船に乗ったようだの意から。
[用例]あの人が味方してくれるなんて大船に乗ったような気持ちです。
大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)🔗⭐🔉振
大風呂敷を広げる(おおぶろしきをひろげる)
大きなほらを吹いたり、大言壮語したりする。
[用例]おじは酔っぱらうと、きまって大風呂敷を広げる癖がある。
大見得を切る(おおみえをきる)🔗⭐🔉振
大見得を切る(おおみえをきる)
大きなことを自信満々に言ったり、はでな言動で自分を誇示したりする。
[注釈]「見得」は歌舞伎役者が最高潮に達した場面で動きを止め、ことさら目立つ表情や身ぶりをする演技で、「大見得」はそれをさらに大げさに演じること。
[用例]金メダルを取ってみせる、と大見得を切ったのに、銅メダルも取れずに終わってしまった。
大水に飲み水なし(おおみずにのみみずなし)🔗⭐🔉振
大水に飲み水なし(おおみずにのみみずなし)
物はたくさんあってもほんとうに使える物は少ない。人も大勢いるが、ほんとうに役に立つ人は少ないというたとえ。
[注釈]洪水の水はたくさんあるものの、飲み水としては使えないことから。「火事場にRUB:E煙草RUB:Sたばこの火なく大水に飲み水なし」ともいう。
大向こうを唸らせる(おおむこうをうならせる)🔗⭐🔉振
大向こうを唸らせる(おおむこうをうならせる)
一般大衆を感嘆させて、大いに人気を博す。
[注釈]「大向こう」は舞台の正面後方の観客席で、いちばん安い席だが、鑑賞眼のすぐれた芝居好きが集まる席で、そこの目の肥えた観客を唸らせるような演技をする意から。
[用例]ああいう型にRUB:E陥RUB:Sはまった大歌舞伎では型の心得のないRUB:E素人RUB:Sしろうと役者では見得を切って大向こうをウナらせる事は出来ない…。〔内田魯庵『思い出す人々』〕
学研故事ことわざ辞典 ページ 144。