狼に衣(おおかみにころも)🔗⭐🔉振
狼に衣(おおかみにころも)
まるで狼が僧衣を着たように、残忍な人間が慈悲深い善人のように見せかけることのたとえ。
[注釈]「狼が衣を着たよう」ともいう。
[類句]鬼に衣
[英語例]A wolf in sheep's clothing. (羊の衣を着た狼──猫かぶり)
大河を手で堰く(おおかわをてでせく)🔗⭐🔉振
大河を手で堰く(おおかわをてでせく)
大きな川を手で堰き止めるような、無暴で不可能なやり方のたとえ。
[類句]大海を手でRUB:E塞RUB:Sふさぐ
大きい薬缶は沸きが遅い(おおきいやかんはわきがおそい)🔗⭐🔉振
大きい薬缶は沸きが遅い(おおきいやかんはわきがおそい)
大人物は普通の人間より大成するのに時間がかかるというたとえ。
[注釈]大きい薬缶は容量が大きく有用だが、それだけに沸くのは遅い意から。
[類句]大器晩成
[反対句]RUB:E小鍋RUB:Sこなべはじきに熱くなる
大きな家には大きな風(おおきないえにはおおきなかぜ)🔗⭐🔉振
大きな家には大きな風(おおきないえにはおおきなかぜ)
大金持ちの家は裕福だから、なんの心配もないように見えるが、内実はそれなりの悩み事を抱えているものだ。人にはそれぞれの境遇に応じた悩みがつきものだということ。
[注釈]家が大きければ大きいなりに風当たりも強い意から。
[英語例]The greatest seas have the sorest storms. (海大なれば、嵐も強し)
学研故事ことわざ辞典 ページ 142。