大口を叩く (おおぐちをたたく)🔗⭐🔉振
大口を叩く (おおぐちをたたく)
大げさなことを言う。また、自分の実力以上のことを言う。
それだけの大口を叩いたのだから、責任を持ってやってみろ。
大きな口を利(き)く。大きな口を叩く
大台に乗る (おおだいにのる)🔗⭐🔉振
大台に乗る (おおだいにのる)
金額や数量が、大きな区切りに達する。
今年の売上高は、初めて一億円の大台に乗った。
「大台」は、株式市場で一〇〇円を単位とした値段の範囲のこと。
大台を超える
大台を割り込む
大手を振って (おおでをふって)🔗⭐🔉振
大手を振って (おおでをふって)
何も気兼ねをしたり、遠慮したりすることなく。
疑いが晴れたのだから、これからは大手を振って訪れることができる。
「大手」は、肩から指先までのこと。これを振って、威張って歩くことから。
大鉈を振るう (おおなたをふるう)🔗⭐🔉振
大鉈を振るう (おおなたをふるう)
大規模な処理を、思い切って行う。
経営者が経費削減のために大鉈を振るう。
大きな鉈でばっさりと切り捨てることから。
大船に乗った気持ち (おおぶねにのったきもち)🔗⭐🔉振
大船に乗った気持ち (おおぶねにのったきもち)
すっかり安心していること。
僕が世話するといったからには、大船に乗った気持ちでいてほしい。
大きな船には転覆の心配がないことから。
親船に乗ったよう
大風呂敷を広げる (おおぶろしきをひろげる)🔗⭐🔉振
大風呂敷を広げる (おおぶろしきをひろげる)
実現できないような大げさなことを言ったり、計画したりする。
いつか、世界有数の企業に成長させて見せると大風呂敷を広げる。
大見得を切る (おおみえをきる)🔗⭐🔉振
大見得を切る (おおみえをきる)
自分の能力などに自信があることを、大げさな動作や言葉で強調する。
すべて自分に任せておけと大見得を切ったというのに、何というざまだ。
もとは、歌舞伎(かぶき)で役者が動きをとめて、目立った表情や動作をすること。
見得を切る
大向こうを唸らせる (おおむこうをうならせる)🔗⭐🔉振
大向こうを唸らせる (おおむこうをうならせる)
多くの人々からの賞賛を受ける。
大向こうを唸らせるような派手な技はないが、彼は着実にレベルアップしている。
もとは、役者が演技で大向こうの観客を感嘆させることから。「大向こう」は舞台の正面後方にある立見席のことで、そこには芝居通の観客が多くいたという。
学研慣用句辞典 ページ 48。