複数辞典一括検索+

なつめ そうせき【夏目 漱石】🔗🔉

なつめ そうせき【夏目 漱石】 (慶応三〜大正五) 小説家・英文学者・俳人。本名金之助。江戸生。東大英文科卒。イギリス留学後、東大講師。「吾輩は猫である」によって文壇に出た。のち朝日新聞社に入社し、同紙を舞台に小説・評論の筆をとり、作家活動に専念した。自然主義文学に対し、余裕派を自認。近代知識人の諸問題を誠実に追究して、独自の文学を確立。人間の我執の実体を追い続け、晩年には「則天去私」の境地に達した。すぐれた門下を多く出し、のちの文学への影響も大きく、今日最も広く国民に愛読される作家である。すぐれた思想家・文明批評家でもあった。 ◆「*吾輩は猫である」(明三八発表)、「*坊っちゃん」「*草枕」(明三九発表)、「*野分」「*虞美人草」(明四〇発表)、「*三四郎」「*坑夫」(明四一発表)、「*それから」(明四二発表)、「*文学評論」(明四二刊)、「門」(明四三発表)、「*行人」(大一〜二発表)、「*こゝろ」(大三発表)、「*硝子戸の中」(大四発表)、「*明暗」(大五発表) 坊ちゃん 吾輩は猫である 夏目漱石 ターナー島_坊ちゃん 道後温泉_坊ちゃん

学研国語大辞典 ページ 10786 での夏目 漱石単語。