いしうち【石打ち】🔗🔉

いしうち【石打ち】 《名詞》 「石打ちの羽(ハネ)」の略。たかやとびの尾を押し広げたとき、両端に出る羽。飛びおりするときに、この羽で地面を打つところからいう。堅いので矢羽根として珍重した。

いしばひのだん【石灰の壇】〔現代かな遣い〕いしばいのだん🔗🔉

いしばひのだん【石灰の壇】〔現代かな遣い〕いしばいのだん 《名詞》 天皇が伊勢(イセ)神宮や内侍所(ナイシト゛コロ)などを遥拝(ヨウハイ)する壇。清涼殿の東廂(ヒカ゛シヒ゛サシ)の南の隅にあり、板敷きと同じ高さに土を盛り、石灰(セツカイ)で塗り固めてあった。

いしやま【石山】《地名》🔗🔉

いしやま【石山】《地名》 ❶歌枕(ウタマクラ)。近江(オウミ)の国の地。今の滋賀県大津市に属する。瀬田川の右岸に沿い、背後に石山をひかえ、山麓(サンロク)に石山寺(イシヤマテ゛ラ)がある。近江八景の一つで、観月の名所。 ❷「いしやまでら」に同じ。

いしやまでら【石山寺】《寺社名》🔗🔉

いしやまでら【石山寺】《寺社名》 近江(オウミ)の国石山(=今の滋賀県大津市石山)にある真言宗の寺。天平勝宝年間(七五〇〜七五九)、聖武(シヨウム)天皇の勅により良弁(ロウヘ゛ン)が開基。本尊は如意輪(ニヨイリン)観音。平安時代に観音信仰が高まり、天皇をはじめ貴族の参詣(サンケイ)が盛んであった。紫式部が『源氏物語』を書き始めたという「源氏の間」がある。

いしやままうで【石山詣で】〔現代かな遣い〕いしやまもうで🔗🔉

いしやままうで【石山詣で】〔現代かな遣い〕いしやまもうで 《名詞》 陰暦十月の甲子(キノエネ)の日に石山寺(イシヤマテ゛ラ)に参詣(サンケイ)すること。

いしゆみ【石弓・弩】🔗🔉

いしゆみ【石弓・弩】 《名詞》 城壁の上などに木や綱で石をとめておき、敵が近づくと木を外したり綱を切ったりして石を落とすようにした装置。

いしゐ【石井】〔現代かな遣い〕いしい🔗🔉

いしゐ【石井】〔現代かな遣い〕いしい 《名詞》 岩の間から湧(ワ)く清水。また、石で囲った井戸。 《反対語》 板井(イタ)

いそのかみ【石の上】《枕詞》🔗🔉

いそのかみ【石の上】《枕詞》 石の上は大和の国の地名(=今の奈良県天理市石上付近)で、ここに布留(フル)の地が属して「石の上布留」と並べて呼ばれたことから、布留と同音の「古(フ)る」「降る」などにかかる。「いそのかみ古き都」

いはき【石木・岩木】〔現代かな遣い〕いわき🔗🔉

いはき【石木・岩木】〔現代かな遣い〕いわき 《名詞》 岩石や木。多く、心情を持たないものをたとえて言う。 《平家物語・二・卒都婆流》 「入道もいはきならねば」 《訳》 入道も岩石や木のように非情ではないので。

いはしみづ【石清水・岩清水】〔現代かな遣い〕いわしみず🔗🔉

いはしみづ【石清水・岩清水】〔現代かな遣い〕いわしみず 《名詞》 ❶岩の間からわき出る清水。 ❷「いはしみづはちまんぐう」に同じ。

いはしみづはちまんぐう【石清水八幡宮】〔現代かな遣い〕イワシミズハチマングウ《寺社名》🔗🔉

いはしみづはちまんぐう【石清水八幡宮】〔現代かな遣い〕イワシミズハチマングウ《寺社名》 山城の国綴喜(ツツ゛キ)郡(=今の京都府八幡(ヤワタ)市)の男山にある応神天皇・神功(シ゛ンク゛ウ)皇后・比売大神(ヒメオオカミ)を祭る神社。朝廷の信仰があつく、行幸もたびたびあった。また、鎌倉時代以後は源氏の氏神としても信仰された。陰暦三月に臨時祭り(=「南祭り」)、同八月に放生会(ホウシ゛ヨウエ)が行われた。男山八幡宮。

いはそそ・く【石注く・岩注く】〔現代かな遣い〕いわそそく🔗🔉

いはそそ・く【石注く・岩注く】〔現代かな遣い〕いわそそく 《自動詞・カ行四段活用》活用形(波が)岩に打ちかかる。。 《万葉集・一三八八》 「いはそそく岸の浦廻(ウラミ)に寄する波」 《訳》 岩に打ちかかってがけの入り組んだ海岸に寄せる波。 ❷岩の上に流れかかる。新古今和歌集・春上》 「いはそそく垂水(タルミ)の上の」 《訳》 岩の上に流れかかる滝のほとりの。

いはと【岩戸・石戸】〔現代かな遣い〕いわと🔗🔉

いはと【岩戸・石戸】〔現代かな遣い〕いわと 《名詞》 岩屋に設けた、岩の戸。また、古墳の石城(イワキ)(=棺(ヒツキ゛)をおさめる石室)の入り口に設けた、岩の戸。

いははし【石橋・岩橋】〔現代かな遣い〕いわはし🔗🔉

いははし【石橋・岩橋】〔現代かな遣い〕いわはし 《名詞》 浅瀬に並べ置いて、橋の代わりとした石。飛び石。「いはばし」とも。

いはばし・る【石走る・岩走る】〔現代かな遣い〕いわばしる🔗🔉

いはばし・る【石走る・岩走る】〔現代かな遣い〕いわばしる 《自動詞・ラ行四段活用》活用形 水がしぶきを上げながら岩の上を激しく流れる。万葉集・一四一八》 「いはばしる垂水(タルミ)の上の早蕨(サワラヒ゛)の」 《訳》 ⇒いはばしる…

いはばしる【石走る・岩走る】《枕詞》🔗🔉

いはばしる【石走る・岩走る】《枕詞》 動詞「いはばしる」の意から「滝」「垂水(タルミ)」「近江(淡海)(アフミ)」にかかる。「いはばしる近江の国」

いはみ【石見】〔現代かな遣い〕イワミ《地名》🔗🔉

いはみ【石見】〔現代かな遣い〕イワミ《地名》 旧国名の一つ。山陰道八か国の一つ。今の島根県西部。石州(セキシユウ)。 《地図》

こく【石・斛】🔗🔉

こく【石・斛】 《接尾語》 ❶容積の単位を表す。一石は一升の百倍で、約一八〇リットル。 ❷和船の積載量や、材木の容積の単位を表す。一石は十立方尺で、約〇・二七八立方メートル。 ❸大名・武士の知行高(チキ゛ヨウタ゛カ)の単位を表す。

いしかわ じょうざん【石川 丈山】🔗🔉

いしかわ じょうざん【石川 丈山】 天正十一年(1583)〜寛文十三年(1672)。江戸初期の詩人・儒者。名は重之(シケ゛ユキ)。徳川家譜代の臣。三河の国(=愛知県)の人。大坂夏の陣に軍律を破り、とがめを受けて浪人。藤原惺窩(セイカ)の門に入り、漢詩を学んだ。晩年は京都北郊に詩仙堂を築いて自適の生涯を送った。詩文集に『新編覆醤集(シンヘ゜ンフショウシュウ)』がある。 〔古典文学辞典 人名編〕

いしかわのいらつめ【石川郎女】🔗🔉

いしかわのいらつめ【石川郎女】 生没年未詳。奈良時代の女流歌人。『万葉集』には、石川郎女(女郎)が詠んだとする歌が八首見え、同名の四人ないし六人の作者がいるとみられるが、有名なのは草壁皇子(クサカヘ゛ノミコ)の求愛を退け、大津皇子(オオツノミコ)と贈答歌のある人。字(アサ゛ナ)は大名児(オオナコ゛)。 〔古典文学辞典 人名編〕 《和歌一覧》

いしかわ まさもち【石川 雅望】🔗🔉

いしかわ まさもち【石川 雅望】 宝暦三年(1753)〜文政十三年(1830)。江戸後期の狂歌作者・国学者。通称糠屋七兵衛(ヌカヤノシチヘ゛イ)。狂名宿屋飯盛(ヤト゛ヤノメシモリ)。別号六樹園(ロクシ゛ュエン)、五老山人。江戸日本橋小伝馬町の宿屋の主人。狂歌を四方赤良(ヨモノアカラ)(大田南畝(ナンホ゜))に学び、黄表紙に手を染め、国学者としての研鑽(ケンサン)も積んだ。『万代(ハ゛ンタ゛イ)狂歌集』の他、『源註余滴(ケ゛ンチュウヨテキ)』『雅言集覧(カ゛ケ゛ンシュウラン)』などの国学関係の著、雅文体の読本『飛弾匠(ヒタ゛ノタクミ)物語』『近江県(オウミアカ゛タ)物語』など。 〔古典文学辞典 人名編〕

いしだ ばいがん【石田 梅岩】🔗🔉

いしだ ばいがん【石田 梅岩】 貞享二年(1685)〜延享元年(1744)。江戸中期の思想家。名は興長(オキナカ゛)。丹波の国(=京都)の人。石門(セキモン)心学の創始者。京都の商家に奉公するかたわら学問を続け、心学の講座を開いた。儒教(朱子学)・神道・仏教を合わせた実践的倫理思想をわかりやすく説いて、農民・町人層に多くの共鳴者を得た。著書に『都鄙(トヒ)問答』『斉家論(セイカロン)』など。 〔古典文学辞典 人名編〕

いしだ みとく【石田 未得】🔗🔉

いしだ みとく【石田 未得】未得(ミトク) 〔古典文学辞典 人名編〕

いそのかみの おとまろ【石上 乙麻呂】🔗🔉

いそのかみの おとまろ【石上 乙麻呂】 ?〜天平勝宝二年(750)。奈良時代の代表的な漢詩人・歌人。「弟麻呂」とも記す。石上麻呂(マロ)の子。子に宅嗣(ヤカツク゛)がいる。天平十一年(739)久米若売(クメノワカメ)と通じた罪で土佐に配流。のち赦(ユル)されて、天平勝宝二年中納言従(シ゛ュ)三位兼中務卿(ナカツカサキョウ)で没した。土佐配流中に詩集『銜悲藻(カンヒ゜ソウ)』(現存しない)を著した。『万葉集』に短歌、『懐風藻(カイフウソウ)』に漢詩の作がある。 〔古典文学辞典 人名編〕

いそのかみの やかつぐ【石上 宅嗣】🔗🔉

いそのかみの やかつぐ【石上 宅嗣】 天平元年(729)〜天応元年(781)。奈良時代の漢学者。石上乙麻呂(オトマロ)の子。参議、大宰帥(タ゛サ゛イノソチ)などを歴任。天応元年、大納言正三位兼式部卿(キョウ)で没した。詩文にすぐれ、淡海三船(オウミノミフネ)とともに「文人の首(カシラ)」と評された。詩賦二首が『経国集(ケイコクシュウ)』に、短歌一首が『万葉集』に残る。所蔵の漢籍も収めた書庫を芸亭(ウンテイ)と称し、好学の士に閲覧を許した。 〔古典文学辞典 人名編〕

いそのかみのささめごと【石上私淑言】🔗🔉

いそのかみのささめごと【石上私淑言】 歌論書。三巻。本居宣長(モトオリノリナカ゛)著。宝暦十三年(1763)成立。歌に関する諸問題を問答体で記した書。歌の本質を「もののあはれ」にありとする。 〔古典文学辞典 書名編〕

いわしみずものがたり【石清水物語】🔗🔉

いわしみずものがたり【石清水物語】 擬古物語。二巻。作者未詳。鎌倉中期の成立。関東武士の伊予守(イヨノカミ)は木幡(コワタ)に住む左大臣の姫君と契るが、後に姫君は入内し、伊予守は遁世(トンセイ)する。悲恋遁世談であるが、関東武士を主人公とした点に特色がある。 〔古典文学辞典 書名編〕

いはそそ・く【石注く・岩注く】 自動詞・カ行四段活用🔗🔉

いはそそ・く【石注く・岩注く】 自動詞・カ行四段活用 形式名 活用形 下接語例 未然形 いはそそ・か {ズ} 連用形 いはそそ・き {タリ} 終止形 いはそそ・く {。} 連体形 いはそそ・く {トキ} 已然形 いはそそ・け {ドモ・バ} 命令形 いはそそ・け {。} ・連用形は音便形になることもある。

いはばし・る【石走る・岩走る】 自動詞・ラ行四段活用🔗🔉

いはばし・る【石走る・岩走る】 自動詞・ラ行四段活用 形式名 活用形 下接語例 未然形 いはばし・ら {ズ} 連用形 いはばし・り {タリ} 終止形 いはばし・る {。} 連体形 いはばし・る {トキ} 已然形 いはばし・れ {ドモ・バ} 命令形 いはばし・れ {。} ・連用形は音便形になることもある。

学研古語辞典で始まるの検索結果 1-31