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あをまつときみがぬれけむ…🔗🔉

あをまつときみがぬれけむ… 《出典》万葉集<二・一○八> 《作者》石川郎女(イシカワノイラツメ) 【吾を待つと君が濡れけむあしひきの山のしづくにならましものを】 (あをまつときみがぬれけむあしひきのやまのしづくにならましものを) 《訳》 私を待ってあなたが濡れたという山の露に、私はなれるものならなりたかったのに。 《語注》 ▽あしひきの=「山」の枕詞。 《参考》 大津皇子の「あしひきの……」の歌に対する返歌。皇子が山のしずくに濡れたといったのに対して、そのしずくになりたかったわ、と詠んでいる。戯れて軽く親愛の情を表した歌である。 〔名歌辞典〕

いそのさきこぎたみゆけば…🔗🔉

いそのさきこぎたみゆけば… 《出典》万葉集<三・二七三> 《作者》高市黒人(タケチノクロヒト) 【磯の崎漕ぎ廻み行けば近江の海八十の湊に鶴さはに鳴く】 (いそのさきこぎたみゆけばあふみのみやそのみなとにたづさはになく) 《訳》 磯に突き出た岬の先端をまわって漕ぎ進んで行くと、琵琶湖(ヒ゛ワコ)の多くの湊で鶴がたくさんに鳴いている。 《語注》 ▽湊=河口。湖に注ぐ川の河口。 《参考》 黒人の羇旅歌(キリョカ)八首中の一首。 〔名歌辞典〕

学研古語辞典 ページ 2481