へいじものがたり【平治物語】🔗⭐🔉振
へいじものがたり【平治物語】
軍記物語。三巻。作者未詳。十三世紀の成立。平治の乱の顛末(テンマツ)を物語化したもの。信西(シンセイ)・平清盛(キヨモリ)と藤原信頼(ノフ゛ヨリ)・源義朝(ヨシトモ)との争いの中から清盛が勝利を得るまでを和漢混交文体で描く。悪源太(アクケ゛ンタ)源義平(ヨシヒラ)が悲劇の主人公として登場する。
〔古典文学辞典 書名編〕
へいちゅうものがたり【平中物語】🔗⭐🔉振
へいちゅうものがたり【平中物語】
歌物語。一巻。作者未詳。十世紀中ごろの成立。当代屈指の色好みの平貞文(サタ゛フン)を主人公に、その女性たちとの交渉を三十九段の小話に構成したもの。多くは女性との関係が断たれる話で、『伊勢(イセ)物語』にみられる奔放さや積極性を欠く。別称『平中日記』『貞文日記』。
〔古典文学辞典 書名編〕
べんてんこぞう【弁天小僧】🔗⭐🔉振
べんてんこぞう【弁天小僧】
⇒青砥稿花紅彩画(アオトソ゛ウシハナノニシキエ)
〔古典文学辞典 書名編〕
べんのないしにっき【弁内侍日記】🔗⭐🔉振
べんのないしにっき【弁内侍日記】
日記。二巻。後深草院(コ゛フカクサイン)弁内侍(藤原信実(ノフ゛サ゛ネ)の娘)作。寛元四年(1246)から建長四年(1252)ごろまでの間の宮廷生活を三百四首の和歌を交えて描く。明るい筆致が特色。現存本は巻末に欠脱が存する。別名『後深草院弁内侍家集』『弁内侍寛元記』。
〔古典文学辞典 書名編〕
学研古語辞典 ページ 2430。